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だし巻き卵と卵焼き

「だし巻き卵」数えるほどしかない、得意料理。

でも、大人になるまでその作り方を知らなかった。「だし」をいれない「卵焼き」がウチの母の作り方だったので、卵と何か食べたい具、ネギやシラス、紫蘇などを入れて卵とつくる料理だと思っていた。

「出汁」を入れてつくるから「だし巻き卵」なのに、なんの疑いもなく「卵焼き」をつくっていた。そういうウチの普通が他と違う勘違い料理というのはそれぞれの家の文化とリンクしていて、気づくたびにまた新しい発見がある。

自分が食べたい料理を美味しくつくりたいので、プロの「だし巻き卵」をつくる仕草を機会があれば見とれてしまう。その人その人のやり方で皆さん違うので、「そうやるのかー」という技が何かしらあって、次に作る時に真似っこしてみたりする。

ここ数年、いろんなプロの技を盗み見して、真似してみて、自分なりの人にお出しできる自慢の一品になるまではつくりこみました。

「だし巻き卵って視線を感じた」そんな話から・・

先日、ふと通りすがりに寄ったお蕎麦屋さんでも、だし巻き卵も食べさせて欲しくてお願いした後につくる様子を見させてもらっていたらそんな会話から始まった。

佇まいが気になってお昼ご飯を食べに寄った蕎麦宗の店主と想いがリンクして、いろんなことの話に発展して、あっという間の数時間。言うまでもなく、お料理もお蕎麦も絶品でした。近くに行くことがあれば寄るべきパワースポットだと思います笑。

そして、蕎麦宗店主の山川さんが、なんともわかりやすく素敵な表現で「ひととてま」のことを綴ってくださったのがこちらの文章。

今までいろんな方にお話ししたり、取材いただいたりしたけど、これまでのどの文章よりも端的に表現して、私が話すよりも汲み取って「ひととてま」をうまくさらさらと文章にしていただき、感動で嬉泣きでした。

「今日はこの人に出逢うためにあった日だな。」と思った1日でした。一緒に面白いこと絶対やろう。そう思える方で話はつきませんでした。すぐまたワイワイとお話しできるその日を楽しみに精進します。

お読みいただきありがとうございました!

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