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大阪・中之島アートライン
#03:アート/美術館建築をアートの視点から楽しむ
「美術館が好き」という人はたくさんいると思います。でも、シネコンやコンサートホール、図書館などと違い少し気取った感じが気になるところ。ですが、それは私たち自らがアートの枠を狭めているだけなのかも?
■大阪に新しい美術館が
’22年春、長い準備期間を経て大阪・中之島の西に大阪中之島美術館が完成しました。特異な外観と市が所蔵する多くの美術品、特にモディリアーニの「髪をほどいた横たわる裸婦」が話題になっています。
また、中之島から大川を遡った左岸(東)に藤田美術館がリニューアルオープン。こちらでは日本(世界)に3点しか現存しない「曜変天目茶碗」のひとつを観ることができます。
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■建築も芸術のひとつ
さて、どちらを先に訪れようか考えていたところ、一度に両方とも観たいという衝動に駆られました。移動に自転車を使えば距離的に問題ないけれど、じっくり鑑賞していると少し時間が足りないかも。そこで思い切って鑑賞対象を「展示物」から「美術館建築」に変更してみました。
芸術や美術には多様なジャンルがありますが、建築もそのひとつ。「ルネッサンス様式」という言葉を聞いたことはありませんか? 代表的なものにイタリア・フィレンツェの「ヴェッキオ宮殿」や「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(一部はネオゴシック様式)」があります。きちんと建築を勉強していない私ですが、観るのは大好きなんです。
さて、どんなルートで移動しようかと調べていて気がつきました。中之島界隈には中央公会堂や日銀大阪支店など歴史を感じさせる建築に加え、「水都・大阪」と呼ばれるように何本もの橋が架かっています。橋も建設当時の流行や様式を現した芸術作品といえるでしょう。
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■日常に存在するアート
私たちの住む街にある、ありふれた風景のなかにも視点を変えればアートと呼べるものがたくさんあります。それは未来的な巨大オフィスビルやゴシック様式を色濃く残す石造りの銀行や郵便局などの公共建築。また、旧街道に点在する古民家なども美術品鑑賞のようにじっくりと向き合えば、とても面白いものです。
今回紹介した藤田美美術館と中之島美術館を結ぶルートを大阪・中之島アートラインと個人的に呼んでいます。みなさんもアート・芸術・美術の枠を少し広げて、楽しんでください。
insta. https://www.instagram.com/tommys_graphic/
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