子どもの「楽しくない」を「やりたい」に変える方法

昨日、7歳になる長男と2人でお風呂に。

ふと、息子が通う算数教室について楽しく通えているのか質問してみた。
息子の答えは「楽しくない」と。笑

親心としては「楽しい」と答えてほしかったけど、なんとなくネガティブな答えが返ってくるのは想像できました。笑

算数、国語は将来生きていく上で本当に大切なスキルを学ばせてくれる。
どうやって7歳の息子にその必要性を感じてもらえるか考えました。

色々質問しながら息子の心を探ってみました。
決して欲深くならないよう、焦らず、力を入れず、結論を求めず。まるで釣れなくてもいい魚釣りをしている時のように。知らんけど。

最終的には、息子の思いを理解しつつ、思いに対する質問が功を奏し、「楽しくない」から「やりたい」に変えることができました。

「なんで嫌いなん?」

「頭が痛くなるから」

「そっか。もうやめる?」
※高圧的ではなく、本当に無理はさせたくない想い。

「んー、ママが3年生まで行こうと言うから。。」※目的が妻の目的になっている。。

「自分はどうなん?」
※自分で決めさせたい想い

「僕は行きたくない」

「なら、ほんまにやめてもいいんやで」

「んー、でもお菓子買ってくれるもん」
※目的が妻+ご褒美。。最悪パターン。。決して妻が悪いのではなく、目的を確認し合うチームミーティングが足りていない。。

「そっか。でも自分の気持ちはどうなん?自分で決めていいんやで。算数教室に行かなくてもいいわと思うなら行かなくてもいいし、行ったほうがいいなと思えば行けばいいし。自分で決めたら?」

「んー。。」

「じゃ、算数教室に行ってて良かったなって思う時はないの?こんなことができた!みたいな」

「ある。レゴシティで遊んでいる時。僕の作りたい町を作るには算数がいる」

「(これ!と感じる) そっか。ほなそれやな。君が探しているものはレゴシティやないか。」
となぜかここだけ無意識にミルクボーイ風に言ってしまう。。でもほんとはきた!これこれ!と。笑

そこからしばらくお風呂につかりながら2人でレゴシティを想像した算数遊びが始めました。

そうか。その通りやな。と息子の出した意見に共感を見せた上でレゴシティを作るためには確かに算数ができた方が色々なことができるな。と。
例えば1000円のビルを10個建てたいなら1000×10のお金が必要。手持ちのお金が10000円で1000円の車を買うなら10台買える。という風に掛け算、割り算などの問題もいくつか出しながら算数を楽しみました。

最後に算数教室に行く気になってきた。と言ってくれたのが嬉しかったです。
頭が痛くなる理由は目的が見出せず、やらされている感があったからだと思います。

何かに楽しくないという子どもに対して、無闇に楽しくないかもしれないけどやりなさい。辛抱してやりなさい。途中で諦めるな。といった根性論を子どもに押し付けるのは大人にとって簡単なチョイス。

目的がちゃんと子どもの自己成長達成したい目的になるように大人が導いて上げる努力が必要だと考えます。


昨日のお風呂で僕が実践した「楽しくない」を「やりたい」に変えた方法はこうです。

- まず心構えとして -
・松の木を杉の木に育てる必要はない。というかそれは親のエゴである。
・子どものペースで考えさせる。
・親は指導者ではなく理解者。※状況で変わる

- 方法 - 
・家族(チーム)で時間の使い方を見直し、30分だけ時間を作る

・2人きりの時間にする(大人・兄弟がその場に複数人いると自分の意見を言うどころか逆に多数の意見を浴びせられる羽目になる)

オープンクエッションを活用しながら楽しくない理由、楽しい理由を探る

・子どもの意見にうなずき、共感してあげる

・子どもの好きなことが何だったか考える

子どものペースで考えさせる

・頭の中で整理しながら繋げてあげる

・良い結論ができなくても次回に持ち越す気持ちでいる



この中のいくつかは実際にスポーツコーチングの中でも大切とされています。
こうすることで子どもから良いアイデア(解決法)が出てきたり、目的が明確になるんです。笑

前向きになってくれてホッとしました。笑

ちなみに息子は3ヶ月で60万稼ぎたいと言い出しました。

「・・・じゃ1ヶ月あたりいくら稼がないとあかん・・?」

「んーと、20万。」

「どうやって稼ぐん・・・?笑」

「んー、それを今考えてる。」

そんな恐怖の算数をしながらこの日の会話は終わりました。。笑


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