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悪い習慣を断ち切る技術

悪い習慣を断ち切って,新しい習慣を身に付けたい!

ついついお菓子を食べてしまう。ついついSNSを見てしまう。ついつい・・やってしまう悪い習慣,ありますよね。新しい習慣を身に付けたいと思うときにも,阻害要因になる悪い習慣があるものです。

やめたいこと,新しく始めたいことがある方に,習慣をコントロールするためのコツを伝授します。

問題の構造を明らかにしよう

悪い習慣が継続しているのは理由があるはずです。まずは問題行動に向き合って,その構造を理解することから始めましょう。

ソファで寝落ちする人の習慣を取り上げたときには,テレビをなんとなく見ること,ビールを飲むことなど,問題になりそうな点をいくつか挙げました。

続いてこのパターンが継続してしまう理由は,短期的な快楽長期的な目標には勝てないという構造があります。後で辛い思いをすると分かっていても,目先の幸せに手を伸ばしてしまうのが人間です。

悩みごとは一度書き出してしまうと少し気持ちが楽になるものです。問題構造が明確になるだけで悩みが少し軽くなるかもしれません。

先行刺激を特定しよう

問題の構造が理解して,これを我慢や気合いで乗り越えることができるという人はよいのですが,多くの人はそうはいきません。

問題行動を始めるきっかけとなる先行刺激に注目をしてみます。冷蔵庫を開けるとビールが冷えている,ソファが目に入る,テレビのリモコンが目に入るといったきっかけがいつもの問題行動を始めるスイッチを押すわけです。手近なところにお菓子があるからつまんでしまい,スマホの通知がくるからSNSを見てしまうのです。

先行刺激を排除するのが一つの方法です。冷蔵庫にビールを入れておかない,リモコンを隠すなどといった方法から,ソファを捨てるという思い切った方法までいろいろあります。お菓子を目に付くところに置かない。そもそも買わない,あるいはスーパーで買い物をしないという方法もあります。遠ざけたいスマホアプリは通知をオフにするとよいでしょう。

別のパターンを試してみよう

最初は隠したお菓子やビール,リモコンを面倒でも探してしまうかもしれません。そこで代わりの行動パターンを用意して,別の習慣を身につけてしまうとよいでしょう。できることならば,問題行動と同時に行うことが難しいものがよいです。

小腹が空いたときにガムを噛むということにすれば,ガムをかみながらスナック菓子をつまむことはできません。手持ち無沙汰でスマホを取り上げたとき,「何時から○○をする」という通知しか来ていなければ,自然とやらなければいけないことをやるかもしれません。

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がんばってうまくいかない時は別の道を試せばよいのです。いろいろと試しているうちに長期目標につながるよい方法に出会ったら,それを習慣にしてしまいましょう。


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