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サンクチュアリ

明けましておめでとうございます。

今年もnoteであなたの癒しと生きる力になる作品を、ぼくも楽しく届けていきたいと思いますので、どうぞお楽しみください。

丑年ということで縁起良く、冨永朝堂作の御神牛の写真とともに、新作の詩『サンクチュアリ』で新年最初の金曜noteスタートです。

2021年もよろしくお願いします。

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ひとつのことを愛すということは

そこに家を造るというようなものだ


その場所で一心不乱にひとつのことに情熱を注ぐと

やがてそこに人が集まってくる

人と人の出会いが生まれ

人の暮らしが芽生えていく


ひとつのことを愛すということは

そこに居場所ができていくということだ


それは時に人ばかりではなく

私が情熱を形にするときに拠り所とする物にとっても

その拠り所は私以外にはないのだ

それは私の愛すべき部下のようでもあり

友のようでもあり 家族のようでもある

その物にとってもここが唯一の家なのだ


ひとつのことを愛すということは

そこに未来を描いていくというようなものだ


過去の悲しみすら私の礎となり

風雨にさらされても決して壊れることのない

しなやかな逞しさを宿してくれる


そのような場所を私は聖域と名付け

同じく悲しみを乗り越え生きる人たちと

それでも窓の向こうに灯る新しい夜明けに胸をときめかせ

この家で強く生きていこうと思うのだ


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明日も、そして今年もあなたに良いことがありますように♪



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