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民藝(みんげい)って? #2 ポジション

日常で何気なく使われている言葉の違いをいざ説明するとなると、意外と難しかったりします。

寝ると眠る、サルとチンパンジー、素足と裸足、ダブルとツインなど、、

「芸術・美術・アート」の3つは、なんとなくニュアンスの違いを感じますが、

決定的な意味の違いを見つけることが難しいです。

辞書の王様、広辞苑で調べてみると

げい‐じゅつ【芸術】
①[後漢書孝安帝紀]技芸と学術。
②(art)一定の材料・技術・身体などを駆使して、観賞的価値を創出する人間の活動およびその所産。絵画・彫刻・工芸・建築・詩・音楽・舞踊などの総称。特に絵画・彫刻など視覚にまつわるもののみを指す場合もある。
び‐じゅつ【美術】
(fine artsの訳語)本来は芸術一般を指すが、現在では絵画・彫刻・書・建築・工芸など造形芸術を意味する。アート。クンスト。
アート【art】
①㋐芸術。美術。「モダン‐―」
㋑技術。
②アート紙の略。

「芸術=美術=アート」

書き方は違えど、すべて同じ意味だと結びつけられています。

なんかモヤモヤする。世間的には使い分けられているように感じます。

そこで、ごちゃごちゃした使い分けを整理した中で、掴めたイメージはこんな感じ

言葉の位置づけ

※あくまで、現代の価値観の中の、さらに個人的な見解です。

この図の内容で、あーでもないこーでもないと朝まで語れる方募集します。


かなり遠回しになってしまいましたが、

肝心の民藝はというと、「工藝」の一部であり、美術でもある。


ではなぜ、単に工藝ではなく、わざわざ「民藝」と言う必要があったのか。

次回に続きます。





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