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大人の歌、恋と不倫、人生の歌

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#オリジナル

「わたしは恭一と別れませんからね」  妻は言い切った。赤んぼを背負って昭子に会いに来た娘はののしった。彼は家にいて書斎から出ようとせず、食事も何もも積極的には取らず、口を聞こうともせ鈴、日々を過ごしていた、トムの地に来た。愛と贖罪か。

4 最終 
不倫裁判で引き離された恭一と昭子は二度と会うことは無かった。接近禁止の命令か。その不倫を裁判で激しくたたかれた恭一だが、昭子への深い愛と憐憫はあったのだろう。以後、妻とも娘ともほとんど口を利かずひきこもった。一方・失意の昭子は紹介を受け、運命をサイキックするという玲羅を訪ねた。そこで聞いたのは「この世の掟とあの世の掟 は違うのよ」という言葉だった。

不倫の恋 寂しい恋に慣れた頃

不倫の恋 寂しい恋に慣れた頃

寂しい恋はいつかは終わる
未知さんは、付き合っていた男性の裏切りにあい、関東に出て来た。

姉の所に身を寄せて、仕事を探し、最初の職場で若き専務の二郎さんに出会った。

それから、深い関係に入った。妻子ある二郎さんは、未知さんと、週に一度しか会えない。
以前、男性の裏切りにあっていた未知さんは、結婚をあまり意識しなくなっていた。
一人で賃貸マンションに越して、彼の訪れを待った。職場では知らん顔して

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