一行読書「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」
どうも、高尾トンビです!
「一行読書」を読んで頂き、ありがとうございます。
これは、僕が読んだ本から印象に残った一行を紹介するというコーナーです。
たった一行紹介するだけですが、なんか読書したような気分になるかもしれません。
今回紹介するのは、小林昌平さんの『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』です。
小林さんは電通のプロデューサー、エバンジェリストとして活躍されている他、事業構想大学院の客員フェローとして講師もされています。『ウケる技術』という著書の共著者としても有名な方です。
この一行に共感した!
「自分が向いていると心から感じられる作業に全力で打ち込み、充実した手ごたえを感じながら毎日を生きている人を、世界が放っておくことはないでしょう。
『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』 小林昌平 著より引用
上記の一行は、この本で紹介されている名だたる哲学者の言葉ではなく、著者の小林さんの言葉です。
しかし、僕にはこの言葉が今の自分に一番刺さって、とても共感できました!
この一行は「将来、食っていけるか不安」という悩みに対する「答え」を「アリストテレス」が出しているという流れで出てきます。
アリストテレスは、目的重視の「キーネーシス的思考」とプロセス重視の「エネルゲイア的思考」という二つの概念に触れながら、「将来何が起こるのか誰もわからない状況の中で、将来の目的や計画が思うようにいかないことを嘆く」よりも、今この瞬間のやりたいことや目の前のことに熱中しなさいということを語っています。
別の記事で書きましたが、僕は40代に入ってから急に哲学的な思考に対して興味関心を持つようになりました。
その原因はいくつかあると思いますが、「先行きが見えなくて不安である」という気持ちからだと思います。ただ、不安ながらも僕はnoteを通じて「新しい挑戦」をすることを選択しました。
これまでのキャリアを活用して、計画的に動くことが最良だと思う人の方が多いかもしれませんが、それよりもやりたいことを通じて自分の新しい道を進もうと決めました。
このタイミングで、出会ったのが哲学なんだと思います。
人間の本質的な悩みは今も昔も大きく変わらない
この本で取り上げられている「悩み」は、「仕事」「健康」「家庭」「お金」という、いつの時代でも人間が抱える普遍的なものです。
それを紀元前というはるか昔の哲学者の言葉や思考に触れつつ、小林さんの視点や思考が加わって分かりやすくまとめられています。
ちなみに、本書は「哲学の専門書」ではありませんので、哲学者とその思考について掘り下げるというものではありません。(タイトル見れば、その辺りはわかると思いますが)
自分自身と向き合いながら「悩み」を乗り越えていくために、先人たちの知恵を借りましょう!
ぜひ、一読をオススメします。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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