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コミュニケーションの理屈

こんばちは

私はこれまで、幸せってどういう状態なのか?成功ってどうすることなのか?など、一般的には理屈じゃないと言われていることを強引に理屈に落とし込んで考えることをしてきました。

幸せや成功は、見る人が見れば「そらそうでしょ」「当たり前でしょ」と言われてしまうことが多いです。「理屈じゃなくて感じるものだよ」とか言われても、納得できないことなんて(私には)ざらにあります。そこで、私は理由なんてないと言われたことを、強引に理屈に落とし込んでみることで見えるものがあるんじゃないかと思い、このような記事を書き始めました。

これまでの振り返りをすると、まず成功と幸せの秘訣は、自分のやりたいことで他人を幸せにする方法を見つけることだという話をしました。かいつまんで紹介すると、そもそもお金も名誉も与えてくれるのは自分以外の人間だから、その人たちを満たすことがまず自分の幸せのために必要です。そして、他人を幸せにする方法は様々ありますが、自分が本当にしたいと思うものでなければ続きませんし、嫌々やっている人がそれで相手を楽しませることはできません。そのため、自分のやりたいことが他人のプラスになるような方法を見つけることが大切となるのです。そして、そこで大事になるポイントが、自己プロデュースとリラックスです。自己プロデュースとは、自分のやりたいことを常に見極め、そのやりたいことを他人を幸せに確実に繋げることです。また、成功した状態は、楽しく幸せな状態なので、その過程も楽しんで幸せに過ごすことが大切です。自分が幸せそうじゃない人が幸せに出来る人はいないからです。(感謝の理屈)

これまで紹介した理屈を少しかいつまんで紹介しましたが、これらの話は全ての自分中心の考え方で見た理屈でした。全て「自分のため」の理屈です。私は現在もこの理屈が正しいと思っていますが、1つ大事な観点が抜けていると思い、今回この記事を書くに至りました。それは、成功のために行動する過程の話です。

これまで「理屈」で話してきたので、その内容は「やることが明確」で、「答えは1つ」のようなすごく機械的な話になっていました。それは、効率が良く、自分をコントロールする上で基準となるような分かりやすい指標でした。実際、「自分にとっての」成功や幸せには、最短距離だと思います。しかし、「本当の意味での」成功はこれだけでは達成できないと思います。そして、「本当の意味での成功」に必要なのが「コミュニーケーション」とうのが、今回の記事の内容です。
※今回の内容も「理屈」です。
(これは、内容に関わらず、筆者の思考の方法が理屈っぽいことに由来しています。)


本当の意味での成功
世の中には、文系と理系という言葉があります。一般的には、学問の系統を表わす言葉ですが、私は人間の思考傾向にもこのような区分があると思っています。学問系統とは切り離して考えて欲しいのですが、感情的でフィーリングや直感ベースで考える人を文系、機械的で理屈や効率をベースに考える人を理系と呼ぶとします。どちらにも良し悪しはありません。この分類だと、筆者は完全に理系ですが学術専攻は文系です。このように完全に学問内容とは関係なく、思考の傾向の話です。

個人的な見解として、文系の方はものごとに広く浅く興味を持つため、想像の幅が広く、自分を含め人の感情や状態に機微です。一方で、理系の方はものごとに狭く深い興味を持つため、何かを極めることが得意で、感情というよりも理屈や客観性で行動します。そのため印象としては、文系の方は人情深く、人付き合いが上手いが、ミンハー的で人に流されやすそうな印象、一方、理系の方は目標に向かってコツコツ努力出来、成果を上げやすいが、どこか機械的で冷たそうな印象となります。
(あくまで個人の意見ですが、この先の記事の理解の手助けになればと思います)

繰り返しになりますが、文系理系に良し悪しはありません。しかし、目標達成が得意なのは理系の方だと思います。つまり、私の言う理屈が正しければ、成功しやすいのは理系の方ということになります。なぜなら、理屈に従って動いていくだけだからです。しかし、私の意見は人生における成功とは、元の思考の文系理系関係なく、理系と文系の両方を身につけることです。

一般的に、仕事と家庭の両立という言葉がありますが、単純に言い換えると、目標達成の場と人間関係の場のように言うことも可能かと思います。つまり、人生を幸せに生きるためには、理系が得意な目標達成が活きる仕事と、文系が得意な人間関係が活きる家庭の両方が上手くいっている必要があるということです。このことからも、理系と文系の両立が幸せに必要だということが見て取れます。一方で、仕事にも家庭にも逆の要素が必要な場面があると思った方もいられると思います。その通りだと思います。商談は人間関係が大切ですし、家事を回すには理系的な効率の良さが必要です。つまり、どんな場であっても、あなたという一人の人間が文系と理系のどちらの考え方も持っている、もしくはバランスを取っていることが幸せや成功には必要だということです。

余談ですが、幼い頃から、勉強と友達作りを頑張れと言われる由来はここにあるのではないかと思います。また、現在の社会の流れとしても、ビジネス職と技術職の垣根を埋めるような人材が求められる傾向があるのも、もともと分担していた理系と文系という思考傾向の差が、社会の個人化によって、両方の思考をもった人材が両方の仕事に携わることが出来るようになったことが背景にあるのではないかと思います。また、起業家などの成功者について考えてみたとき、ビジネスを考えるという側面では、人の思いや需要を感じ取る文系の能力が必要で、そのビジネスを成立させるために行動するという側面では、効率的にコツコツ努力する理系の能力が必要という観点においては、文系と理系のバランスをとった思考をされていると考えることができるのではないでしょうか。


コミュニケーションの理屈

前置きが長くなりましたが、ここから本題の「コミュニケーションの理屈」を紹介したいと思います。筆者自身が「理系」の性質を持っていることから、先の話の続きで言うと、理系の思考傾向のある方が、「文系の思考傾向」を理屈で理解するための内容になります。しかし、文系の方にとっても、文系の方の思考傾向を理系の人がどのように理解しているかを、理系的に知ることで、自身のことや理系的な思考について触れることができるのではないかと思います。

人間関係において、最もキーとなるのがコミュニケーションです。むしろ、人間関係=コミュニケーションといっても良いかもしれません。では、コミュニケーションとは何かというと、「相手のことを見て考えること」です。まず「見る」というフェーズにおいて、何を見るかというと、それは相手の状態を見ます。どんな雰囲気でいるだろう?、どんな行動をしているだろう?を見ます。分からなければ、自分からアクションして反応を見るという形でも構いません。とにかく、まずは相手の状態を知らないと始まりません。

そして、次にその上で自分がどう行動するかを考えます。相手の状態を踏まえて自分の行動を考えることは、よく言われる「相手のことを想像すること」と同義です。そういった思考を踏むことで、相手のリアクションが想定できるようになります。例えば、相手がイライラしてる時に何かしでかしたら、何を言われそうか想像できますよね。もしくは、相手のために何かしてあげようと思ったときも、その行動がどういう結末に終着するのかはある程度予測しておけます。予測しておけば、ある程度その後の対処に余裕が持てるでしょう。

ここまで、「相手をよく見て、自分の行動を考える」ということを説明しましたが、ここで大事なポイントは自分の思うままに動いても良いと言うことです。例えば、相手の状態を見て、自分の趣味に没頭してもいいと判断したなら、相手をほっておいてもいいですし、何か不安そうな雰囲気だけど何が不安なのか分からない時は、尋ねてもいいです。とにかく、相手の雰囲気や反応、行動を見た上を把握することが大事です。

また、もう一つ大切なのが、自分には理解できない思考をする人があるということを想定しておくことです。先ほどの例の続きで、相手の話を聞いても共感できない、理解できないことがあります。それは仕方がありません。そもそも、当事者である相手が解決するしかないことだから。しかし、自分に何が出来るだろうと、出来ることを探ることはできます。少しでも助けに、幸せになって貰えればそれに超したことはありません。(幸せの理屈にも関連)

つまり、「相手をよく見て、自分の行動を決める」ということは、人なつっこく媚びないということであり、相手の気持ちを受け止めてあげられる余裕を事前に持っておくということなのです。それが、コミュニケーションにおける全国共通のルールであり、人間関係において守るべき唯一のルールなのです。


余談 応用編

この理屈は1対1に関わらず、チーム活動でも活かせると思います。もしあなたが中間管理職で、上司からは成果を求められているが、部下はなぜか思うように動いてくれない。このような状況は、一見板挟みでしんどう状態だと思いますが、部下の事情と上司の事情をしっかりと把握し、三人で成果をあげられる形を模索することが、全員にとって嬉しい結果に結びつくように思います。これが、社会でコミュニケーションが大事と言われる本質なのではないでしょうか。

余談 of 余談
お笑いで、人をいじるときに大切なのは信頼関係とよく聞くのですが、この信頼関係というのは、コミュニケーションにおいてどれだけ相手が自分を見てくれているかの認識の量であり、普段からよく見てくれている人がいじるから面白くなるのではないだろうか。


最後まで読んでいただきありがとう御座います!!



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