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社員が本当に喜んで働くようになる3つのプロセス

皆さんこんにちは。
ワールドカップ惜しかったですね。時差もあり夜中の視聴が多かったですが、なかなかに興奮してしまいました。
コロナの再流行や値上げ等、暗いニュースが多いなかで、とても元気をもらえたと思います。

さて、今回は私の著書『社員を喜ばせる経営』(現代書林)より、
今いる社員が辞めずに育つ、人材育成の成功法則をお届けいたします。
事務所を立ち上げて10年と少し経った私の経験談です。
書籍から引用しつつ、当時を振り返りながらお話します。
シリーズものですが、ここからでもお読みいただけます。


社員が毎日楽しく仕事をする職場、社員を動かせる経営の改革・プロセス。

私が行った改革の三つのプロセスは、

・本物の経営理念・ビジョンを確立する。
考えた経営理念・ビジョンを社員に徹底浸透させる。
社員が喜ぶ仕組みを作り、社員を信じて任せる

ということでした。

この三つのステップを丁寧に実践していくと、
私に対してあれだけ静かだった幹部や社員が、自らの意見を積極的に発するようになってきたのです。

掲げた経営理念を社員に共感してもらい、潜在意識に入れ込むんです。
これが必要だと思います。
そうすることによって「志を共有する」ことになります。

そして、社員が喜ぶ仕組みをつくって信じて任せてみる。
TOMAでは、この辺りの仕組みも含め色々な指導をしておりますので、是非何かあればご用命いただけたらと思います。

自分1人で経営ができないことを理解した私は、どのような意見や提案にも素直に接し、その上で自分の意見もはっきり伝えてきました。

私が口うるさい事に変わりはなかったのですが、それでも社員は良い提案をすれば採用されて、会社がバックアップしてくれることを理解しました。

経営方針の決定は基本的に私も含めた経営チームの合議制としたのです。
私が反対した意見・提案も、幹部社員の賛成が多ければ認められます。

社員が自由に自分の意見を出すようになり、
経営に対する議論を公平・平等に出すようになりました。

今のTOMAでは「色々な意見を言っても怒られない」という社風があり、皆さんから多種多様な考えが出てきて、それを受け止める体制ができています。
「なんでそんなこと言うんだ」というような指摘を周囲がしてしまうと、社員からはその後意見が出てこないですよね。

いろんな意見を出してもらうと視野も広がりますし、それに対して議論していきながら、納得する着地を目指していくんです。

「俺の意見通用したぞ」「俺の案が通ったぞ」
という社員が出れば出るほど、社員さん達はもっといろんな意見を言う。

経営に関する論議を、社員と公平・平等にできる。
そんな社風が急速に定着したのです。
そして会社全体が一つの組織になりました。TOMAコンサルタンツグループは現在200名以上の社員従業員を抱えるようになりました。

この規模まで成長できたのは、決して私1人の力ではありません。

経営理念に沿って的確に動いてくれる社員がいたからこそです。
経営理念を共有した上で、信じて任せること。
社員が一番大事と考える会社を経営者自身がつくっていくことができれば、
経営者も驚くほど面白いように会社は伸びます

やっぱり自分たちが出した意見が取り上げられていて、会社が良くなれば、当然愛社精神も出てくるし、自分の出した案が採用されたということになりますから、
松下幸之助がよく言っている全員経営、そういう経営になってきたので、TOMAは伸びてきたのかなというふうに思います。
経営者も面白い経営ができるんじゃないかなと思います。

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