本当に美味い街焼肉、新香園
焼肉とは奥深いものである。
ただ肉を焼いて食べるだけだが、そこに至る道程は長く、求められる要素は想像より多い。
現代日本では焼肉店の形態も多くなり、ファミリー層・オシャレデート・ぼっち飯など様々なニーズに対応している。各社企業努力を重ね、焼肉という食文化が前進している。
そんな状況下で敢えて、古くから町の人々に愛される焼肉屋、業界では「街焼肉」と呼ばれるお店の一つを紹介したい。
無煙炭火焼肉 新香園
https://shinkaen.jp/
東京都文京区は小石川、近年では都市開発が進められ、億は下らないであろうタワマンが立ち並ぶようになった街だ。そこに新香園はある。
昭和37年から東京焼肉の発祥として60年近く営業している老舗である。
新香園の歴史、東京焼肉とは?という話をすると本筋から脱線するので割愛する。
新香園を推す理由は大きく3つ
①肉の質、量、コストパフォーマンスが優秀
②伝統のタレが美味、ここでしか食べれない味
③メニュー、コースが豊富
上ロース、骨山カルビ、特上カルビの3種盛り
特上カルビのサシが半端ない。
角も立っていて新鮮さが窺える。
①の質については写真の通り。ペラペラの肉でなく厚さもしっかりあるし、新鮮。
そんなボリューム満点で質のいい肉が、高級焼肉屋の5〜6割の値段で出てくる。
手前から豚トロ塩、上ハラミ、先程の3種。
豚トロに少し色のついたタレがたっぷりついている。これが②の新香園でしか味わえないタレである。
特徴は甘さ。最初食べた時は驚いたが、慣れると病みつきになる。肉の味そのものというよりは、タレも含めて焼肉ということを改めて思わせる。
逆に言えば、一癖あるので好みは分かれるかもしれない。しかしこのタレが、焼肉屋の仕事であり個性であり、改めて焼肉の奥深さを感じさせた。
このタレの牛タンは絶品で、新香園の看板メニュー。
そして③、韓国料理のメニューを中心に前菜・酒の肴・海鮮・刺身・シメと何でもある。挙句に鍋まであるのだから驚きだ。
ファミリーに嬉しいコースも、複数用意。
普通の焼肉屋に飽きた方、質の良い肉を安くお腹いっぱい食べたい方に是非行って頂きたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?