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私たちの学習習慣を見直す

1、現代の受験勉強方法の問題点と改善策 




受験勉強といえば、

従来は学校での授業や塾の授業、

そして多くの参考書や問題集を使って

勉強するのが一般的でした。


ですが、インターネットの普及とともに

学習方法も大きく変わってきています。


特にYouTubeや各種ウェブサイトでは

無料で多くの学習リソースが公開されており

過去問や模試問題までもが手軽に入手できる時代です。


これにより従来の学習方法の見直しが

必要になっているのです。

2、 現在主流の勉強方法の問題点 


2-1. 大量の教材の購入

 従来の受験勉強では、多くの参考書や問題集を購入するのが一般的でした。


学校も大手の学習塾でも入学・入塾と同時に

大量のテキストを購入させられます。

その内容が生徒の学力レベルに合わせたものではなく

あくまでも「教える側の都合」に合わせた内容なので

効率的な学習が難しいことがあります。


テキストを与えられることに疑問を感じる人が

少ないと思いますが、そもそも学力のレベルに関係なく

一律に同じ内容の「テキストを与えられるシステム」を

疑うことは大切です。


それは実際には時間とコストの無駄に繋がっているのです。



2-2. 画一的な学習方法

学校や塾では全体授業を行っていることが多く、

個々の生徒の理解度や学習スタイルに合わせた指導が

難しいことがあります。


これにより一部の生徒は授業についていけず

逆に自主学習が進んでいる生徒は退屈を感じることがあります。



2-3. 過去問の利用不足

過去問は受験対策において非常に重要ですが

その活用が十分でないことが多いです。

過去問を効果的に使うことで試験の傾向や出題パターンを

把握しやすくなります。


これらのことを吟味すると現在主流となっている学習は

非効率、非科学的で工夫が見られません。


それに人にはそれぞれ個性がありますから

画一的な学習内容を同一にこなすことはできない

(全員が同じ能力を持っていない)という前提に立ち返って

一人一人に合わせた学習方法を考える必要があります。


3、子供たちに起きていること 


ほとんどの子供たちが頭の中で描いている勉強というのは

問題集の解答欄に答えを埋めて正解することです。


そのイメージを植え付けたのは紛れもなく「学校」です。

つまり、まぐれでもいいから答えがあっていればいいし、

何か答えて正解すれば、それが勉強したことになる

と考えているのです。


これを続けていては学習における成長はあり得ません。


一方、偏差値60ぐらいの比較的成績が優秀な学生でも

未だに分厚い参考書を片手に勉強するのが当たり前だと

思っているケースは多いです。


率直に言えば、それは時代遅れでしかなく

時代遅れの勉強方法で、今も学力を競い合っているのです。


AIとの対話形式や、オンライン指導の活用で

効果のある学習が可能な状態になっているにも関わらずです。

4、改善策 



3-1. インターネットと無料リソースの活用


YouTubeや各種ウェブサイトには

無料で利用できる高品質な学習動画や

問題集が多数ありますので、これらを活用することで

効率的に学習を進めることができます。



また、過去問もオンラインで入手できるため

新たに多くの参考書を買い足す必要はありません。

最終的に受験するのですから、過去問を取り組むが当然ですが

基礎からきっちり学ぼうとして

絶対に試験に出ない分野に時間を使い

教科書の最初から勉強し直すような

非効率的なことをやってる子供達は非常に多いのです。




3-2. 厳選した教材の利用


多くの教材を使うのではなく、自分の学力や目標に合った教材を

厳選して使うことが重要です。



必要な教材を絞り込むことで集中して学習でき、

効果的に学力を向上させることができます。


やたらめったら色々なものに手を出しても

単には学力は上がりません。



3-3. AIを使った個別学習


AI搭載の教育アプリや

プラットフォームを利用することで

個別にカスタマイズされた学習プランを提供し

より効果的に学習を進めることができます。



3-4. 過去問の徹底活用

過去問は受験対策において非常に有用です。

過去問を繰り返し解くことで試験の出題傾向を把握し

実戦力を養うことができます。


また、解答の解説を理解することで

出題者の意図を読み取る力も養えます。



3-5. オンライン模試の受験


オンライン模試を活用することで、自分の実力を客観的に評価し

試験本番のシミュレーションを行うことができます。

今は会場に行かなくとも自宅で模試を受けることが可能です。


5、まとめ 



インターネットを活用し、AI、検索機能、辞書アプリも

活用することで、従来の非効率な受験勉強を

効果的な方法で進めることができます。



しかし、その勉強方法を実践している子供たちは極一部で

今もほぼ皆無と言っていいほどです。


たとえ私がAIの使い方や英語アプリの有効な使い方を教えても

すぐに元の学習方法に戻ってしまう子が大勢います。


つまり、学校がAIやネットを使わず従来の勉強方法を続けるばかりに

子供たちはそれが当たり前だと思い

自分から新しい変化を起こそうという気持ちにならないわけです。


大手の塾も学校と大差ありません。


私はインターネットとAIがあれば学力の「下剋上」が起こせると

確信していますが、ネットもAIも使おうとしなければ

成績を逆転させることなど、ほぼ無理だと思っています。


その理由は簡単で

みんなと同じ教材を使い、

みんなと同じ学習内容で

どうやって学力に差をつけるのか?

ということです。


極めて非論理的なことをやっているのに

なぜ従来の勉強方法に固執する人たちが多いのか

不思議でなりません。


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