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「なな」⑳「破局①」

今回は、「なな」との破局について書いてみたいと思います。

これら一連の「なな」との思い出は、あくまでも私の夢の中でのお話しだと思って読んで頂けると幸いです。

以前にも書きましたが、「なな」と私の結婚観は違っていました。

お互いに自分の結婚観を話あったことはありませんでした。

私は、勝手に「なな」と結婚をするものだと、それが当然だと思っていました。

だから、プロポーズはもちろん、結婚を匂わす言葉も「なな」にかけたこともありませんでした。

これが「なな」との破局の原因でした。

「なな」の大好きなお姉さんは、23歳で結婚して、24歳で第1子を出産していました。

「なな」もお姉さんと同じ道を歩くことを希望し、それが当然だと思っていたようです。

しかし、私は、30歳までは結婚する気はありませんでした。

私が30歳になると、「なな」は26歳です。

「なな」には待てない年齢でした。

私が一言「俺は30歳まで結婚する気はないから、それまで待っていてくれるか?」と聞いていたなら話は変わっていたのかもしれません。

今でも時々、そう思う時があります。

そんなことを言っても、もう手遅れなんですが⋯。

こちらも以前に書いたのですが、「なな」のお父さんは、とても厳しい人でした。

昔かたぎで、女性は23、24歳で結婚をするものだという思いを持っていたようです。

お父さんと私の間で、「なな」は悩んだようでした。

お父さんの言う通り、また、大好きなお姉さんと同じように23歳で結婚すべきなのか、それとも私のプロポーズを待つかです。

「なな」は、そんなことを一切私に言いませんでした。

そんな素振りさえも見せたことがありませんでした。

ただ、私が鈍いだけだった、だけかもしれませんが⋯。

この続きは長くなるので、また次回にしたいと思います。

                                                                       つづく

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