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僕はHSPくん vol.3

こんにちは。ナカジマヨシヒトです。
今日はいつもよりも、早めの投稿ができて嬉しい。

noteを始めてから、5日が経ちましたが、頑張って更新しているという感覚はなく、楽しくなって続いているという感じです。

あ、文章書くの好きなんだな。と、新しい発見が出来た喜びと、自分が整理される感覚が心地よいです。

話は変わりますが、「Oh〜、HなPくん」って知ってますか?これです↓。

今日のテーマについて書こうと思った時、真っ先に彼を思い出しました。笑
僕と同じ世代の人は、小学生の時に出会っていることでしょう!
(話がとっ散らかるのも、きっとタイトルにも関係してるのかもなぁ。)

さて、本題へ。
以前、某教育関連会社に勤めていた時、発達についてよく勉強するようになりました。

「ん?待てよ!?」

これは僕にも当てはまってるんじゃないか?と当事者意識を持つようになって、感じたことをテーマに今日は書き綴っていこうと思います。

本日もよろしければ、最後までお付き合いください。

繊細さん

まず、はじめにタイトルにも書いたHSPというものを知っていただく為に、簡単に説明したいと思います。

Highly Sensitive Person(とても敏感な人:以下HSP)と表記され、詳細はリンクを貼り付けております。

HPS(Highly Sensitive Person)ハイリー・センシティブ・パーソン 

生得的な特性として、高度な感覚処理感受性を持つ人のこと。
(引用:Wikipedia)

「敏感で繊細な人」という認識でいいと思います。

繊細な人が自己理解する為にも、繊細な人と接する機会が多いなと感じ、相手を理解する為にも、以下の本はとても分かりやすく有名な本かと思いますので、ご紹介致します。

僕と同じような境遇の人は、感じたことあるかもしれませんが、全部分かってもらわなくていいから、ほんの少しだけ、ほんの少しだけでいいから、あなたとは違うんです。ということと、知ってもらえるだけで、だいぶ変わるんです。ということを伝えていきたいと思います。

そんな僕の体験談です。

みんな黙れよ!

僕は子どもたちの気持ちが分かり過ぎて、しんどかった。僕が、しんどい様子を見せてしまえば、子どもたちは余計ナイーブになってしまう。

子どもたちにとっては、本当に良い理解者として、関わることができたと思う。控えめに言っても、とっても良い理解者だった。僕も僕が先生だったら、、、と自分の子どものころを何度か思い出すほどだった。

子どもたちは、言葉にして伝えるのが苦手だ。
僕は、言葉にして、子どもたちの心を代弁するのが仕事だ。

絶妙にマッチしている。高い共感性に磨きがかかったのは、きっとそういうことだと思う。

ある時、時計好きな男の子が、壁掛けしてあるSEIKOの大きな時計を教室に持って行きたいと言い出した。

言い出したら、もう聞かない。
何個か約束事を決め、教室に持っていく。

彼は時計の音と規則的に動く秒針が好きだった。

「チクタクチクタク」
プリントを頑張ったあと、秒針を1周眺める時間をあげていた。彼は、嬉しそうに時計を見つめていたし、彼の気持ちも理解している。

その時だ。
「ピーポー(↗︎)ピーポー(↗︎) ピー(↘︎)ポーピー(↘︎)ポー」
「ウゥーー(↗︎)ウゥーー(↗︎)、緊急車両通ります!道をあけてください!ご協力お願いいたします。」

救急車と消防車の音が耳に入ってきたことで、彼はパニックを起こした。
「うっさい!うっさい!うっさい!ぁぁあ!」

『1つの音に集中したかったんだよね。』
心の中でそう思ったし、彼がパニックを起こす理由も痛いほど分かる。僕も内心ドキドキしていた。その後、彼は課題には取り組めなかった。

主人公を僕に戻そう。

それから、秒針が鳴る静かな教室は無くなった。時計は動いている。でも、「時計の音」は脇役に変わり、「彼の声や息遣い」「空調の音」「椅子が軋む音」「他教室の授業の声」「フロアの赤ん坊の声」「外の雑音」など、僕の中にも一斉に流れ込んできた。

「そうや、喧嘩したらあかん。あかんねん。エアコンの音、着物の擦れる音、札に触る音、微かな息遣い、そして胸の鼓動。みんな仲間や。あたしの中に入ってきてええんよ。」
「劇場版 名探偵コナン から紅の恋歌」で、和葉が紅葉との決勝戦で、自分に言った一言である。(コナン大好き人間からすると、とてもいい例え)

当時、僕にもそんなことが出来たら、、と思う。僕も冷静さを欠いてしまい「落ち着こう」としか言えなかった。落ち着かせるのが僕の役割なのに。

「頼むから静かにしてくれ、、」
ただ、それだけの思いだった。きっと、彼と同じ気持ちだっただろう。

僕は、五感の中でも特に、聴覚と触覚に過敏性がある。今回の話は、聴覚に関するほんの一例だけど、こういったことが毎日小さく積み重なっていくことは、ストレスが積み重なっていくことに等しい。

36協定

周りのことが気になる。音ももちろんそうだし、目に映るものも含めて。気になりだしたら、頭から離れなくなってしまうせいで、自分の仕事にも支障をきたしてしまう。

他のスタッフが、隣で電話対応を始めた時。
他のスタッフが、お客様対応をしている時。
クリクラの水が、なくなりそうな時。
エレベーターが、開閉した時。

そんな時は必ず、僕の手は止まってしまう。
作業効率が落ちているのも自分でも分かり、本当に嫌気がさす。

今月残業危ないよ?上手くやってね。」

自分でも分かってます。だから、1人で作業をしたい。

でも仕事のスケジュール上、1人になれる時間なんて、授業が終わってからは、退勤までのほんの1~2時間。その時間もみんなで教室の仕事を終わらせたい。1人になりたいですなんて、言いにくい雰囲気もある。誰のせいでもない。

僕は僕の性質をまだ知らなくて、うまく伝えられない状態だったし、なんとかするしかなかった。「うまくやってね。」は、常に僕の頭の中でぐるぐるしていたから、余計に困っていった。仕事が手に付かないし、残業時間のカウントアップが限界をきている。

言葉足らずは、誤解を生む。

心からそう感じたけど、自分のことはうまく説明できない。

言葉は前に進む為にある。

「なんでそんなこと言うんだろう?」
「そんな言い方しかできないのかな?」

僕は、人の言葉にも敏感に反応しやすい。特に、言葉に乗っている感情がダイレクトに心をエグってくる時がある。こればっかりは、本当にしんどい。

「そこまでだ。2人ともそれ以上言うのは、辞めろ。一度口に出しちまった言葉はもう元には戻せねーんだぞ。言葉は刃物なんだ。使い方を間違えると厄介な凶器になる。言葉のすれ違いで、一生の友達を失うこともあるんだ。一度すれ違ったら、2度と会えなくなちまうかもしれねぜ。」
「劇場版 名探偵コナン 沈黙の15分」の中で、元太と光彦が喧嘩をしているときに、コナンが2人に向けていった言葉だ。(まさかコナンから2回も引用するとは思わなかった。)

僕が、そう言わしめる態度をとってしまっているから、相手も伝えてくれているんだとは思っているけど、そんな咄嗟に言葉を出す瞬間なんてそうそうないんだから、頭の中でよく考えてから言葉を生み出すように心がけて欲しい。

過去の経験を振り返ると、あの時もっとうまく伝えられていたら?と考え込んでしまうこともある。でも、その経験があるから、僕は本当にしんどい時は、ちゃんと伝えるようにしているし、僕を理解して欲しい人には、ぜひこのnoteで発信していることを伝えたい。教訓にしている。

頭の中で、色んなことが過ぎった時、僕は無理をしないことを選択している。自分の限界値周辺をよく理解することが出来たから。何においても無理をしないということではない。たまには、無理だってする。

会話が必要なのかどうか、変な沈黙の時。
五感の情報が多く、心がざわつく時。
相手の機嫌を察知し過ぎた時々。
やりたいことがあるのに、何かを頼まれた時。

目をつぶって、無視する。
何をやるのかを明確にする。
何分で終わるか、見込みを立てる。
終わらなかった時は、諦める。

そう自分の中で、決めている。当時の仕事にはいかせなかったが、これからの仕事には、間違いなく強く生かしていけると信じている。

僕は僕を伝える度に、少しずつ前に進めているのである。

でも、いいこともあるぜ?

正直、僕はHSPの診断を受けているわけでもないし、病院に行ったわけでもない。過去の経験と仕事上勉強してきた内容が、あまりにも自分に当てはまっていることに心から納得できているというだけである。

僕は、人間観察が大好きで、よく人間を見ている。本当に色んな人を見ているけど、僕が1番幸せを感じる人間観察は、家族である。

そこには必ずといっていいほど、笑顔があるから。

知らない家族が、なんで笑顔になっているかも分からないのに、僕はそれを見て幸せを感じることができる。結構おめでたい奴だと思う。
僕は、人よりも想像力や妄想力が長けている部分があるから、その笑顔に勝手に物語を作ってしまうこともあるくらいだ。

僕の想像力や妄想力は、自分の心が幸せを感じることに使いたいし、いつかそんな空想を大切な人と現実の世界に創り上げていきたいと思っている。

僕は、涙もろいし、泣き虫だし、弱虫だ。
ただ、人のことは決して無視できない人間だ。

海外の人からよく道を聞かれたり、高齢者の方からお手伝いを頼まれたりする。ちょっとめんどくさいな、と思うことだってあるけれど、決して無視しない。

英語は話せないけど、「Let's Go together!」だけは話すことができるし、
ばぁちゃんっ子だったから、高齢者の方とはすぐ仲良くなれる。
めんどくさいけど、誰かの役に立てたあとの心は清々しく、気持ちがいい。

「無視しなくて良かったな」と、いつも思うことを知っているし、気持ちがよくなれることも知っているから、断る理由が見つからない。誰かの為になっているけど、僕は僕の幸せを感じれるチャンスが来たと喜んで引き受ける。

誰かの変化や感情に気付きやすいから、困っているのかな?と思うこともよくある。ただ、僕は弱虫だから「何かお困りですか?」と僕から声をかけることは10回に1回くらい。ここはもっと勇気を出していきたいと思っている。

僕は、1人の時、優先席に平気で座る。「どうぞ」のたった三文字の言葉で、気持ち良くなれることを知っているから。
日本人は、もったいない。「席を譲る」という行為は、サラリーマンの方や学生も頻繁にやっている場面を見る。でも、「譲った人」たちは、会釈だけをして立ち去る人が多い。「どうぞ」の三文字伝えるだけなのに。「おっぱい」よりも短いのに。(みんなおっぱい好きでしょ?笑)
「譲ってもらった人」は会釈だけではなく、必ず「ありがとう」を伝えてくれる。ここで「どういたしまして」と伝えることができれば、立派な会話の成立だ。良い会話は人の心を豊かにする。「いいこと」をすると、「された人」よりも「した人」の方が、気分が良くなるということを人は知っているはずだと思う。

最後に

ネットで簡単にできる48問の質問形式でのHSPテストがある。
あなた自身が、少しでも「敏感」「繊細」「神経質」などの傾向を自覚しているのであれば、試しにやってみてもいいのかもしれない。これは、あなたがこれからを生きやすく生き抜くためのヒントである。重く捉えず、自分を見つめる機会を作ってみて欲しい。

ちなみに、僕のスコアは120だったよ。

HSP無料診断テスト

すんご〜く長くなっちゃた。
でも、本日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。

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