♯004 本当に「ひきこもり」ですか?
精神疾患に関するご相談を主に受けている弊社ですが、近年には問い合わせの始めに、家族の口から「長期間のひきこもり」というワードが聞かれる機会が増えました。
それは、本当にひきこもりですか?
家族は「働きもせずにずっと家にいるのだが、どうしたら自立(就労)できるのか」とおっしゃいますが、10年以上もひきこもっているケースでは、これまでの経緯を時系列で聞いていくと、「精神疾患の疑いがあるのではないか?」と思われることが大半です。
実際に最近の統計では、ひきこもりとされる方々の中に、精神疾患や身体疾患を持つ方が少なくない数含まれることが、数字として明らかになっています。自立や就労云々を考える前に「医療につなげること」を考える必要があるのです。
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