見出し画像

心からくつろげる場所

息子は日に日に妹への愛情が深まっているようで、一日に何度も抱きついたり、話かけたりしている。
そして、幸せそうにこんなことを言う。
「ぼくね、○○ちゃんが出てくるのをずーっと楽しみに待ってたの。」

友人が娘に会いに来てくれた時も、
「○○ちゃん、こーんなにかわいいんだよ。」
と紹介していた。
今まで自分中心に生きてきた息子が、妹を心から可愛がっている姿に成長を感じる。

私は、娘の出産にあたり、初めて息子と長い間離れるのがとても心配だった。
息子に初めて入院の話をした時は、そんなの嫌だ、さみしいと言って涙ぐんでいた。
でも実際入院してみると、夜中一緒に産院まで行ったこともあり、私がいないことをきちんと理解して、いい子に待ってくれていた。
退院の日、息子はどんな顔をするんだろう。
涙の再会かなぁ…
なんて考えていたけど、会えなかったさみしさをぶつけるわけでもなく、ニコニコしながら娘を見て、赤ちゃんかわいい〜!と言うだけだった。
あまりにもあっさりしていたので、私の方がさみしくなってしまった。

娘が生まれて、家族の絆がより深まったような気がする。
みんながお互いを大好きで、大切に思っている関係って、なんて居心地がいいんだろう。
改めて、家族っていいなと思った。

息子が最近、よくこんなことを言う。
「ぼく、お父さんとお母さんと○○ちゃんに会えて本当に嬉しいよ。」
それを聞いて、息子がいつまでもそう思えるような家庭でありたいと思った。

子どもたちが成長して、いろいろな悩みを抱えるようになっても、この家だけはずっと、心からくつろげる場所でありますように。

この記事が参加している募集

子どもに教えられたこと

子どもの成長記録

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?