見出し画像

知らず知らずのうちに法を犯してしまわないように……。誰しもが発信者になった昨今、身につけておくべき法律のコトが書かれた一冊。『ユーチューバーはじめての法律相談所: 今すぐ役立つ法律・税金のすべて - ユーチューバーNEXT株式会社』【書評】

本著をひとコトで表現するならば、「誰しもが発信者になった昨今、身につけておくべき法律のコト」が書かれた一冊。

さまざまな技術やプラットフォームが登場するなか、多岐に渡る表現が可能になった。けれども、「やっちゃいけないこと」って誰も教えてくれない。知らず知らずのうちに法を犯してしまわないよう、押さえておきたい知識が身につく一冊です。

ユーチューバーとして活動していて、以下のようなお悩みはありませんか?

・どんなコンテンツが著作権侵害になってしまうの?
・収益化できたけど、税金のしくみが分からない。
・節税のために、どこまで経費にできるのだろう?

このような、ひとりでは解決することができない問題が沢山ありますよね。

・誰かに相談したい。身近に法律相談できる人がいればいいのに…

そこで、この「ユーチューバーはじめての法律相談所」が誕生しました。
ユーチューバーにとって、今すぐ役立つ法律・税金のすべてをイラスト・実例を使って分かりやすく解説しました。
自身もユーチューバーであり、弁護士資格・税理士資格を保有するNEXTタケシが監修しています。

YouTuberの話題の中で、「チャンネルがBAN(アカウント停止など)された」とか「広告がつかなくなった」などのペナルティを耳にすることが多いと思います。YouTubeが定める規約に違反した際などに受けるペナルティですね。

でも、それってあくまで、YouTubeが企業として定めている規約。もっと意識すべき大きな存在として、法律があることを忘れてはいけませんね。

本著では、さまざまなモデルケースを例に、「ゲーム実況と著作権」や「カラオケで歌ってみた動画で問題になる権利や法律」についてなど。他にもさまざまな事例の紹介をはじめ、犯罪被害対策、企業案件、商標登録、税金のことなど、YouTuberだけでなくインターネットで情報発信する際に、押さえておくべき法律や税金について学ぶことができます。

実際、「もしかして、これって違法なんじゃないの?」と思うような動画やサイトは世の中にたくさんあります。本著ではそういった疑問や違和感の多くを、「どういった権利に抵触し、どのような法律で裁かれるのか」という見解をもとに解説してくれます。

インターネットを使えば、いとも簡単に他人の著作物や情報を複製できますし、それを発信できたりもします。知らず知らずのうちに、やってしまってることも多いはず。でも! 知らなかったでは済まされないのが法律です。

情報発信する人の数は、今後ますます増えていくことでしょう。インターネットを介して表現・発信することで、成功への道のりを歩んで行く人も増えていくと思います。

せっかく素晴らしいクリエイティブを発信しているにも関わらず、それが法に触れてしまっているとしたら? せっかくの努力も水の泡になってしまいかねません。そうならないためにも、何が良くて何がダメなのか、知識として備えておくに越したことはありません。

本著では、誰もが疑問・不安に思うであろう事例に対し、なぜそれがダメなのか、法律に基づいた解説がされているためとても勉強になります。インターネットを活用して情報発信をしている人は、ぜひ目を通しておいたほうがいい一冊と言えるでしょう。


▼ショートストーリー30作品を収めた電子書籍を出版しました!

▼常盤英孝のプロフィールページはこちら。

▼ショートストーリー作家のページはこちら。

▼更新情報はfacebookページで。


この記事が参加している募集

推薦図書

今後も良記事でご返報いたしますので、もしよろしければ!サポートは、もっと楽しいエンタメへの活動資金にさせていただきます!