荒木時彦

詩集の宣伝と、たまに日記のようなものを書いています。 工学博士/詩人。京都市在住。 日…

荒木時彦

詩集の宣伝と、たまに日記のようなものを書いています。 工学博士/詩人。京都市在住。 日向坂46・櫻坂46のファン。推しメンは、金村美玖さん、森田ひかるさん。 詩集は大阪の葉ね文庫さんで取り扱っていただいています。一部詩集は、BASEの「アライグマ企画」で販売しています。

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    ある仮定のもとに成り立つ場所

    詩集(現代詩) 2024年1月20日発行 B6判。本文16ページ。
    500円
    アライグマ企画
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    マカロニの食べ方

    『マカロニの食べ方』 詩集 A6判(文庫サイズ)・横書き 2023年10月20日発行
    500円
    アライグマ企画
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    ペンギンの死角

    詩集『ペンギンの死角』 2023年4月10日発行。 A6判(文庫サイズ)。全9ページ。横書き。
    500円
    アライグマ企画
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    ある仮定のもとに成り立つ場所

    詩集(現代詩) 2024年1月20日発行 B6判。本文16ページ。
    500円
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    マカロニの食べ方

    『マカロニの食べ方』 詩集 A6判(文庫サイズ)・横書き 2023年10月20日発行
    500円
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    ペンギンの死角

    詩集『ペンギンの死角』 2023年4月10日発行。 A6判(文庫サイズ)。全9ページ。横書き。
    500円
    アライグマ企画
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最近の記事

解釈

詩集であれ小説であれ、本は、基本的に、読んでいて面白ければそれでいいと思っている。 ただ、詩集の栞や書評を頼まれた時にはそうもいかない。その時は、内容を解釈する必要がある。解釈というのは、具体的にそこに書かれている詩が、どのような前提で成り立っており、その前提を可能にしている文脈を読み解くことだ。前提と文脈は、当然、作品から導かれるものでなくてはならず、こちらが勝手に決めることはできない。それは、行間を読む、空白に意味を見出す、といったこととは全く違うことだ。 一冊の詩集を解

    • リーボック

      • 運動と体調

        僕は、詩の同人誌『Lyric Junble』に所属しており、年2回の締め切りがある。あとは、日向坂46のファンなので、追える番組やライブ配信を追いかけている。ただ、基本的に僕の一番大事な仕事は、自分の身体のメンテナンスだ。 まず、3食固形物を食べる。前に、流動食で半年過ごしたが、その時は、ふらふらになった。基本的に人間は歯でものを噛んで飲み込まなければ、身体に必要な栄養はとれない。 あとは、運動だ。散歩・ストレッチ・筋トレを基本にしている。毎日できるわけではないが、できるだけ

        • 物差し

          小説や、ドラマなどを楽しむ時に、自分の中に物差しとなる作品がある。 例えば、小説であれば、中村文則の『教団X』、ドラマであれば、『池袋ウエストゲートパーク』あたりだろうか。設定はシンプルだが、その中に重厚な意味や物語がある、構成もわかりやすいが飽きのこないひねりがある、主人公はいるが、どの人物が主人公でもおかしくないくらいの人物設定になっている。今、読んでいる、見ている作品が、物差しとなる作品にくらべて、どの点がどう違うのか、似ているのか、あるいは、似て非なるものなのか、とい

          欲望

          詩を書くこと、編集して本にすることは、楽しいし面白い。ただ、実際にそれをやっているということは、僕の中にその欲望があるということだろう。何かをするときには、まず、それをしたいという欲望があり、それを可能にする技術や能力があり、これは一番大切なのだが、それをする体力があるということが必要だ。 若い頃は、学生時代などは、勉強をしたりストリートダンスをしたり、友人と建築物を見て回ったり、といろいろなことをする欲望と体力があった。この歳になると、そんな多くの欲望も体力も残っていない。

          新詩集『ある仮定のもとに成り立つ場所』

          新しく、詩集『ある仮定のもとに成り立つ場所』(私家)を上梓しました。葉ね文庫さんと、七月堂さんにて、取り扱っていただいております。よろしければ、手に取ってみてください。 葉ね文庫 七月堂 https://www.shichigatsudo.co.jp/

          新詩集『ある仮定のもとに成り立つ場所』

          住む場所

          僕は、京都市の住宅街に住んでいる。生まれてから、今まで、ずっと同じ住宅だ。この辺りは、もともと、畑と田んぼが多く、家はポツポツとしか建っていなかった。80年代半ばあたりから、京都市に初めて地下鉄を通すことが決まり、近所に地下鉄の駅ができることになった。しかし、京都は遺跡が多く、工事は遅れて、実際に駅ができたのは1990年だったと思う。ただ、地下鉄を通すことになってから、この辺りが便利になるということで、大通りには、様々な店がならび、家の周りも急速に住宅が建ち始めた。今では、畑

          食べ物

          これまで、「日々〇〇」という形で日記を書いてきたが、ナンバーを確認するのが面倒くさくなってきたので、適当なタイトルをつけることにした。 僕は、食べ物に興味がない。もともと食べ物は何でもよかったのだが、病気になって、ますますなんでもよくなった。 過去に、固形物が食べられなくなり、半年ほど流動食で過ごした期間があった。体調は悪くなり、身体もボロボロになった。やはり、人間は歯でものをかんで食べなければダメなようだ。 今は、朝はバナナ、昼はカロリーメイトのブロックを4本、夜は納豆ご

          日々57

          僕にとって、詩を書くということは、欲望の問題だと思っている。 こういう詩が書きたいという構想や、それを実際に書くこと、編集して本にすること、この一連は、僕がやりたいと思ってやっていることだ。こういう詩が書きたい、というのは必ずしも僕のオリジナルではなく、過去に読んできた詩や詩集の影響が反映されている。それは、W.C.ウィリアムスや、入沢康夫、江代充、などの詩集だ。もちろん、小説の場合もあり、筆頭はカフカの短編だ。もしかすると、自分自身のオリジナルのアイデアなどというものはな

          日々56

          40代半ばくらいから、多くのことに対して、まあ仕方がないな~、と思うことが増えてきた。それは、自分と身の回りのことに対してもそうだし、もう少し広い世の中のことに対してもそうだ。 例えば、学生時代は勉強しながらストリートダンスをやっていて、それはもちろん体力があったということなのだろう。仕事を始めて、うつ病になった後も、体力をつけようと思って毎日ジムに通って筋トレをしていた時期もあった。今は、ジムに行く体力もないので、ストレッチと5分程度の散歩とちょっとした筋トレをする、という

          日々55

          僕は、日向坂46と櫻坂46のファンなのだが、日向坂46をメインに番組やライブ配信をチェックしている。 テレビ東京で日曜深夜に放送している『日向坂で会いましょう』は、配信サイトLenimoで見ることができる。そのほかでは、ヒコロヒーと一期生の斎藤京子のバラエティー『キョコロヒー』、その他、メンバーのラジオ(結構多い)をチェックしている。もちろん、シングルのMVも見る。 櫻坂46の『そこ曲がったら櫻坂』は、現在、ネットで配信していないため見られないが、見られるようになったら、また

          日々54

          脳科学の本を何冊か読んだ。脳については、ある程度のところまでわかってきているようだ。ただ、このある程度というのが、どのレベルなのか自体がわからないという点では、まだ発展途上の分野なのだろうと思う。 脳が電気信号、つまり物理的な動きをしていると共に、神経伝達物質、つまり化学的な動きをしているというところまでは明らかだろう。つまり、思考や感情、精神や心、といったものは、基本的に物理的・化学的な作用によって起こっている。 ただ、これらはfMRIによる実験によって得られた知見なので、

          日々53

          最近思うのは、社会や世間といったものの変化や風潮には、自分が合わせていくしかないんだろうな、ということだ。 創発、という言葉がある。これは、例えば、なにもない岩場で、岩がくずれて石になり、砂になって、そこに水分や、有機物などが飛んできて、苔やシダが生えて、小さい草や木が生えて、それらが大きい草や木になり、森になる、といったものだ。何が原因というわけではなく、いろいろな要素が重なり合って、自然とそのような形になっている。一つ一つの要素そのものは、確率的なもの、偶然でしかない。

          日々52

          30歳で、仕事のオーバーワークが原因で、うつ病になったが、それから21年が経つ。一番症状がひどかったのは、40~43歳くらいの時だ。それからは、運動を始めたおかげで、精神的な上がり下がりはほとんどなくなって今に至る。ただ、他の病気になったりもして、いくつかの病院を掛け持ちしている。精神的にはフラットだが、歳をとると、身体にガタが来る。これをなんとかするために、毎日の散歩、ストレッチ、筋トレは欠かせない。学生時代にストリートダンスをやっていたので、幸い、身体を動かすのは好きなの

          日々51

          去年、親族が3人亡くなったが、いずれも高齢だった。彼ら、彼女らが高齢まで生きたのは、たまたまであり、なにか特段の理由があったわけではないだろう。医学的な理由を探しても、人間の体については、未だわからない部分がほとんどなので、わからないだろう。 そもそも、寿命という言葉というのはおかしなものだ。自然死であれ、事故死であれ、病死であれ、自死であれ、死んだときがその人の寿命だったと、後からわかるものでしかない。それを、あたかも、あらかじめ決まっているかのような言説は、自分自身でも

          日々50

          今日は、東京で文フリがあったらしい。こういうのが盛り上がっているということは、日本も、まだぎりぎりかもしれないが、余裕があるということだと思うので、いいことだ。 僕は、文フリには行ったことがない。僕が出店したことがあるのは、ヤリタミサコさん主催の東京ポエケットと、関西で平居謙さんが主催している詩集・詩誌の即売会だけだ。どちらも、文フリほど大規模なものではなく、小規模なものだった。それも、ずいぶん昔の話なので、今、どんな感じなのかは知らない。当時は、詩友と共同でブースをだしたり