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日々57

僕にとって、詩を書くということは、欲望の問題だと思っている。

こういう詩が書きたいという構想や、それを実際に書くこと、編集して本にすること、この一連は、僕がやりたいと思ってやっていることだ。こういう詩が書きたい、というのは必ずしも僕のオリジナルではなく、過去に読んできた詩や詩集の影響が反映されている。それは、W.C.ウィリアムスや、入沢康夫、江代充、などの詩集だ。もちろん、小説の場合もあり、筆頭はカフカの短編だ。もしかすると、自分自身のオリジナルのアイデアなどというものはなく、過去の作品のオマージュとして詩を書いているのかもしれない。

詩集の形式としては、出版社からだす場合と、私家版で作る方法、完全に手作りをする方法がある。僕の場合は、データの編集までを自分でやり、印刷所に回す方法をとっている。出版社から出すほどの原稿の量があるわけではなく、少ないページ数で収まる詩しか書いていないため、この方法が一番、効率的にキレイな詩集が作れるのだ。過去には、草原詩社や書肆山田などから出版したこともあるが、費用がかかりすぎる。ただ、製本は確かだ。

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