『創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.3 -2000年代~、進化する最強雑誌の|現在《いま》-』まとめ(前編)
1 はじめに
先日、『創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.1 創刊~1980年代、伝説のはじまり』、『創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.2 -1990年代、発行部数653万部の衝撃-』のまとめ記事を書いた。
『創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.1 創刊~1980年代、伝説のはじまり』まとめ|your (note.com)
『創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.2 -1990年代、発行部数653万部の衝撃-』まとめ(前編)|your (note.com)
『創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.2 -1990年代、発行部数653万部の衝撃-』まとめ(後編)|your (note.com)
『創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.2 -1990年代、発行部数653万部の衝撃-』の『SLAM DUNK』まとめ|your (note.com)
2017年~2018年にかけて開催された、『創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展』(以下、ジャンプ展)という、文字どおり週刊少年ジャンプ(以下、ジャンプ)の創刊50周年を記念した展覧会の記事である。
とても良い展覧会だったのだが、残念なことに、ジャンプ展の公式サイトはすでに閉鎖されている。
公式Twitter(当時はまだXではなかったので、この記事ではTwitterで統一させていただく)は残っているが、何しろTwitterなので、特定の投稿の検索が難しい。
せめて残されている公式Twitterの投稿をまとめて、(自分が)読みやすくしたい、振り返りやすくしたい……という一心で書いた記事である。
残るはラスト、VOL.3である。
ここまで来たら、最後までまとめたいと思う。
森アーツセンターギャラリーさんのウェブサイトの、過去の展覧会紹介コーナーにはジャンプ展ページが残っているので、最初に一応リンクを貼っておく。
創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.3 -2000年代~、進化する最強雑誌の現在(いま)- | 森アーツセンターギャラリー - MORI ARTS CENTER GALLERY
しかし、何度も通ったVOL.2と違い、VOL.1とVOL.3は前期/後期各1回ずつ足を運んだだけだし、グッズのメモも一切残っていない。
……と、今までの記事では書いていたが、確認したらVOL.3では前期1回、後期2回入っていた。
自分の記憶力に絶望するとともに、『ジョジョの奇妙な冒険』の作者・荒木飛呂彦さんの言葉が身に染みて実感できる……。
記憶に自信がないからこそ、ジャンプ展公式サイトが残っていない以上、残された公式Twitterについてまとめておけば、少なくとも私だけは、あとから読み返して幸せな気持ちになることは間違いない。
ジャンプ展公式サイトはすでに閉鎖されているので、ツイート中のリンクはほぼすべて機能していないことをあらかじめご承知おきいただきたい。
また、残っている簡単なメモとパンフレット、当時の怪しすぎる記憶などを参考に文章を記載するので、VOL.2ほどは濃い内容にはできない点については、上記に記載してあるとおりだ。
※公式アカウントのツイート以外で使用している写真は、私が自分で撮影したものです
※記事の性質上、『創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.2 -1990年代、発行部数653万部の衝撃-』の『SLAM DUNK』まとめ|your (note.com)からの引用、転載を含みます
※情報提供や内容の誤りの訂正等はいつでも募集しています
2 ジャンプ展とは
上述のように、正式名称は『創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展』。
VOL.1~VOL.3の3回に会期を分けて開催された。
会場はすべて森アーツセンターギャラリーで、巡回展はなし。
会場は同じだが、展示構成などはそれぞれの回で異なっている。
正式なサブタイトルと会期は以下のとおりだった。
VOL.1 創刊~1980年代、伝説のはじまり 2017年7月18日(火)~10月15日(日)
VOL.2 1990年代、発行部数653万部の衝撃 2018年3月19日(月)~6月17日(日)
VOL.3 2000年代~、進化する最強雑誌の現在 2018年7月17日(火)~9月30日(日)
ジャンプの創刊号は1968年発行なので、VOL.1の開催された2017年が50年目、VOL.2とVOL.3が開催された2018年が50周年となる。
VOL.1、VOL.3は約20年ぶんの作品が展示対象となっているが、VOL.2のみ10年ぶんで、「黄金期」という名称の持つ強さを感じる。
とはいえ、当然年代をまたいで連載が続いている作品は多く、その場合「どちらの年代に展示するか、あるいは両方に展示するか」というのは、イメージにもよっていると思う。
例)1998年10号~2003年39号連載の『ROOKIES』(作者・森田まさのり)はVOL.2展示作品、1998年14号連載開始(連載中)の『HUNTER×HUNTER』(作者・冨樫義博)はVOL.3展示作品
各展覧会の中で、展示の扱いが大きかったり、来場者プレゼントのステッカー(後述)に選ばれていたりする、目玉的な作品(以下、目玉作品)がある。
VOL.3の目玉作品は以下の11作品。
ONE PIECE
NARUTO -ナルト-
BLEACH
HUNTER×HUNTER
テニスの王子様
DEATH NOTE
黒子のバスケ
暗殺教室
ハイキュー!!
僕のヒーローアカデミア
こちら葛飾区亀有公園前派出所
現在も連載中の作品、あるいは何らかの形で展開が続いている作品がほとんどである。
連載は終了していても、メディアミックスが行われたり、JUMP SHOPなどで公式グッズが販売され続けていたり、現役感の強いラインナップ。
ただ、2018年のことなので、社会現象を巻き起こした『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』はまだ連載が始まったばかりで、目玉作品の扱いはされていなかった(もちろん、原画の展示はあった)。
ちなみに、VOL.3展示作品の中で、原作漫画(メディアミックスや続編を除く)を最後まで読んだことがある作品は以下になる。
DEATH NOTE
暗殺教室
ヒカルの碁
家庭教師ヒットマンREBORN!
少ないが、私がジャンプ本誌を購読していたのは2000年代前半までで、そのあたりに連載をしていた作品は一度は読んだことがあると思う。
また、「初回から最終回まで通読した自信がない」作品は除外している(本誌のみで読んでいた作品については、結構こちらに当てはまる)。
コミックス派になったこともあり、2000年代後半から連載が始まった作品はまったく読んだことがないものもあるので、作品の知識に偏りがあることを改めてご理解いただきたい。
3 ジャンプ展VOL.3について
ジャンプ展ではVOL.1からVOL.3まで、会期を前期と後期に分けていた。
後期に一部展示作品の入れ替えを行ったり、一部グッズが前期/後期限定だったりした。
VOL.3においては、以下の日程になる。
前期=先行公開日※(7月15日、16日)、7月17日~8月19日
後期=8月20日~9月30日
※先行公開日とは……
別名・プレビューデイ。
正式な展覧会会期に含まれていないけれど、展覧会初日よりも早く展示を見られたり、グッズを購入できたりする(ただし、後期の展示原画は観られないし、後期限定グッズも購入不可能)。
内覧会の延長と思われるが、チケットは有料。
チケットは完全日時指定のため、入場が比較的スムーズ。
VOL.1、VOL.3では2日間設けられていたのに、なぜかVOL.2だけは1日のみだった。
展示作品は、上述の目玉作品11作品に加え、以下の39作品になる。
『アイシールド21』『銀魂』『ヒカルの碁』『バクマン。』『トリコ』『家庭教師ヒットマンREBORN!』『D.Gray-man』『ROBOT×LASERBEAM』『BORUTO -ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』『To LOVEる -とらぶる-』『いちご100%』『ニセコイ』『BLACK CAT』『SKET DANCE』『べるぜバブ』『魔人探偵脳嚙ネウロ』『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』『エム×ゼロ』『ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン』『ぬらりひょんの孫』『めだかボックス』『ピューと吹く! ジャガー』『Mr. FULLSWING』『ボボボーボ・ボーボボ』『斉木楠雄のΨ難』『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』『いぬまるだしっ』『ブラッククローバー』『鬼滅の刃』『約束のネバーランド』『ワールドトリガー』『ゆらぎ荘の幽奈さん』『火ノ丸相撲』『食戟のソーマ』『Dr. STONE』『ぼくたちは勉強ができない』『アクタージュ act-age』『呪術廻戦』『ノアズノーツ』
目玉作品と合わせて全50作品が展示されている。
開催前に配られていたフライヤーで紹介されていた展示作品は全48作品で、2018年3月に連載開始された『呪術廻戦』と『ノアズノーツ』は急遽追加されたらしく、メインビジュアルにも不在だった(パンフレットの表紙にはちゃんと登場している)。
恐らく、ジャンプ50周年に掛けて50作品にしたかったのではないか……と想像している。
キャッチコピーは、「行くぞ!! 最強のその先へ!!」。
ありがたいことに、今回は会場マップがTwitterで紹介されていた(VOL.1とVOL.2も会場マップは用意されていたが、Twitterには掲載がなかった)。
VOL.3の最大の特徴は、お盆・会期ラスト1週間を除く平日は公式ショップ以外の全エリア撮影可能という点だ。
これが本当に本当にうらやましかった……!
また、マップを参照いただくと一目瞭然だが、土日祝日・お盆・会期ラスト1週間であっても、VOL.1やVOL.2に比べると格段に撮影可能エリアが多い。
これに関しては、VOL.3の対象作品のファンがSNSネイティブ世代が多くてSNSでの投稿による口コミ効果を期待したというのがあるかも知れない(実際、公式が専用のハッシュタグを作ってジャンプ展の思い出を募集するというキャンペーンを行っていた)。
あと、平日を優遇することで、土日祝日の混雑を緩和する狙いもあったように思う。
会期ごとの来場者数は、当時現在進行形で連載していた作品も多かったVOL.3が最多であると考えるのが自然だからだ。
また、目玉作品は上記11作品ではあるが、後述する来場者プレゼントやチケットの特典に含まれていないだけで、扱いとしては準目玉作品と言えるような作品が複数あった。
上のツイートの会場マップを見るとわかるが、VOL.3ではVOL.1と同様に目玉作品は目玉作品だけのエリア、それ以外の作品はそれ以外の作品だけのエリア……というふうに分けられている。
目玉作品についてはマップ上に作品名で展示場所が表されているが、その中には目玉以外の作品も名前を連ねている。
具体的には以下の作品である。
アイシールド21
銀魂
ヒカルの碁
バクマン。
トリコ
家庭教師ヒットマンREBORN!
D.Gray-man
BORUTO -ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-
『BORUTO -ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』については、『NARUTO -ナルト-』ありきの展示かな? という感じもするが、それぞれ知名度の高い作品であることは間違いない。
写真撮影が自由だった影響で、恐らくTwitterで探せば当時の展示風景や原画の写真がすべて見つかるのではないかと思う。
私が撮影した写真を掲載することはほとんど意味がないと思うが、今までどおり公式ツイートをまとめるということをベースに記事にしていく。
前置きはここまでで、展示本編の紹介に移る。
《DIVE TO JUMP!!》
展示室の玄関。
VOL.1、VOL.2と同様に展示は映像から始まるが、これまでとは違って入れ替え制ではなく、リピートされているオープニング映像を鑑賞して、好きなタイミングで次のエリアに行く……という仕様になっている。
そのため今回に限り待機場所がなく、最初のエリアでいきなり映像が流れている。
VOL.1やVOL.2と比べるとスクリーンも小さく、「これから展示が始まる!」というわくわく感や特別感は減少した気がするが、これも混雑緩和策だと思えば納得せざるを得ない。
それに、これまではオープニング映像は1度しか観られなかったが、VOL.3は気が済むまで鑑賞できるので、マイナス点ばかりではないと思う。
最初に、2000年以降のジャンプ本誌が次々と降ってくる中、中央にジャンプ展VOL.3のメインビジュアルを表紙に使用した「創刊50周年記念 ジャンプ展特別増刊号!!」と銘打たれたジャンプが登場。
その後、上の写真のような感じで、画面内でページがめくられると展示作品が次々と登場する。
そんな感じで、やっぱり過去の2回に比べると映像的には地味かも。
さらに、同じエリアにはJCウォールが。
2000年以降に発売になったジャンプコミックスの1巻が発売順に並べられた圧巻のスペース。
原画の出展がない作品についてもコミックスは展示されている。
また、当然ながら『こちら葛飾区亀有公園前派出所』など、2000年代より前にコミックス1巻が発売されたVOL.3出展作品の1巻も飾られている。
近づくと、上のツイートの画像のようにコミックスの実物が飾られているのがわかる。
《JUMP NEW GENELATIONS!! Part1》
こちらが、目玉作品や準目玉作品の展示を中心にしたエリア。
1と2の2か所に分かれている。
しかし、VOL.1やVOL.2ほど特殊展示に凝っているような印象はない。
たとえば、VOL.2では『DRAGON BALL』『SLAM DUNK』『幽☆遊☆白書』の当時「三本柱」と呼ばれた超人気作品は、展示エリアの一角に大きなスペース・スクリーンを用意して漫画本編の絵柄を使ったオリジナル映像がリピートされていた(『DRAGON BALL』は1回しか観られない仕様だったが)。
VOL.3では、『BLEACH』『黒子のバスケ』『アイシールド21』でオリジナル映像が流されていたが、スクリーンは壁面装飾の間に収まる程度の大きさだった。
恐らく、技術が進んで漫画絵をそのまま動かす動画をつくることが難しくなくなったことが一因なのだろうと思う。
90年代までの作品と違って、2018年時点では「原作絵がそのまま動く」アニメーションにそこまでのレアリティはなく(その手のVTRは、ジャンプ公式YouTubeなどでも、プロモーションムービーなどとして無料で観られる)、したがって展覧会での映像演出の扱いが小さくなったのかも知れないと思う。
立体造形も等身大パネルなどを活かした感じで、基本的には壁面装飾へのこだわりを強く感じた。
ONE PIECE
トップバッターは、やっぱり21世紀のジャンプを牽引する看板作品『ONE PIECE』。
マップをご覧になるとわかると思うが、出典作品の中で唯一2エリアを設けられている。
映像エリアが終わり、最初の展示エリアは「ONE PIECEカレイドスコープ」。
数少ない立体造形展示である。
円形の空間に麦わらの一味9人の懸賞金額付き等身大スタンドがぐるりと並び、中央には『ONE PIECE』の原稿が天井に向かって舞い上がるという装飾がされている。
「カレイドスコープ」の名前どおり、壁面は鏡状になっていて、貼られた原作の名場面や一味のスタンドが反射する。
青っぽいライトで空間が照らされていることもあり、とても幻想的。
また、私の写真の関係で見にくいが、後期展示から懸賞金が上書きされる形で上がっている(ツイートの画像参照)。
「ONE PIECEカレイドスコープ」を抜けると、そのまま『ONE PIECE』の原画展示エリアに。
「ONE PIECEカレイドスコープ」が変則的な円形の部屋だったため、外側を巨大な麦わら帽子に見立て、そこに『ONE PIECE』記念号を飾ったジャンプ表紙が飾られている。
展示原画の一部。
VOL.3のもうひとつの特徴として、目玉作品・準目玉作品は作家さんの描き下ろしイラストが展示されていた。
『ONE PIECE』では上のツイートの画像になる。
こちら葛飾区亀有公園前派出所
VOL.1、VOL.2に引き続き、VOL.3でも目玉作品として唯一の皆勤賞を果たしている(『ジョジョの奇妙な冒険』も皆勤賞だが、年代ごとにピックアップされている部が異なるので、一貫した作品としてすべての回に登場するのは『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のみになる)。
下のツイートの2枚目の画像に……
VOL.1のすごろく、VOL.2の亀有公園前派出所に続いて、VOL.3ではお祭りをイメージした壁面グラフィック。
そして、満を持して最終回の日暮熟睡男がひっそりと登場。
展示原画の一部。
下のツイートの画像が描き下ろしイラスト。
暗殺教室
展示エリアが3年E組の教室風のグラフィックで飾られていた。
殺せんせー等身大パネルの顔は、さまざまな表情に変化する(めちゃくちゃ怒ってる表情の写真になってしまった……)。
そして、本当に素晴らしかったのは展示正面の黒板。
この黒板アートは、作者である松井優征さんの描き下ろしイラストである。
主人公の殺せんせーや潮田渚、主要生徒扱いの赤羽業や茅野カエデだけでなく、10人以上を描き下ろしてくれたのが本当に嬉しかった。
連載終了後2年が経って、装飾もあり、また学生のみんなに会えた……! 感がすごかった。
展示原画の一部。
全作家さんの中で唯一、描き下ろしイラストを複数提供してくださっていた。
下のツイートの画像の大人になった主要メンバーと、『魔人探偵脳嚙ネウロ』とのコラボイラストが描き下ろしイラストです。
そのうえ、作者の自作フィギュアまで出展してくださっていた。
展示エリア自体は決して広くはなかったが、本当に作者のサービス精神がぎゅっと詰まったようなエリアだった。
個人的に、生徒では特に業と神崎有希子が好きなので、神崎さんも黒板にいたのが嬉しかったな……比較的目立つ描かれ方はしていたけれど、メイン扱いとするには……くらいの立ち位置だったので……。
そして、生徒抜きで1番好きなのがイリーナ・イェラビッチ先生で、本編でも最終的に烏間惟臣先生と幸せな結末を迎えたのが嬉しかったので、まさかこのふたりの原画が観られるとは……! とこちらもめちゃくちゃ嬉しかった。
カメラロールを見たら、3回入場して3回とも同じ原画の写真を撮っている自分に笑った。
黒子のバスケ
ROBOT×LASERBEAM
藤巻忠俊コーナーとして一画にまとめて展示されていた2作品で、展示枚数が多かったのは目玉作品でもある『黒子のバスケ』。
壁の一面がすべてグラフィックになっている。
壁面の下部、向かって左からキセキの世代・紫原敦、緑間真太郎、赤司征十郎、黄瀬涼太、青峰大輝がそれぞれのイメージカラーで飾られている。
同じ壁面の上部の向かって左側が火神大我、右側が主人公・黒子テツヤのグラフィックで、黒子と火神の間(黄瀬・赤司・緑間の上)の中央部分に原作漫画を使った映像が投影され、リピートされている。
VTRはキセキの世代+火神の名場面集。
展示原画の一部。
3個目のツイートの画像が『ROBOT×LASERBEAM』の原画。
1番下のツイートの画像が描き下ろしイラストで、『黒子のバスケ』と『ROBOT×LASERBEAM』の貴重なコラボイラスト。
アイシールド21
主人公チーム・泥門デビルバッツを中心としたグラフィックが印象的。
中央に主人公・小早川瀬那とモン太こと雷門太郎を配し、その周囲には作中で多用された対決時のコマ「○○V.S.●●」を中心に、セナとモン太の名場面を配置。
壁面下部は、泥門デビルバッツの3年生トリオ・蛭魔妖一と栗田良寛と武蔵厳の活躍シーンが並ぶ。
心躍るグラフィックだった。
その向かって左側は、作中で最大の好敵手扱いの王城ホワイトナイツとの決戦のグラフィックで飾られ、グラフィックの上部では原作漫画を使用したVTRがリピートされていた。
VTRは、セナV.S.進清十郎の「超光速の戦い」。
展示原画の一部。
下のツイートの画像が描き下ろしイラスト。
泥門、王城、そして神龍寺ナーガという人気チームの主要キャラクターたち。
チームとしての王城ホワイトナイツが好きなので、泥門V.S.王城にスポットライトが当たっていて嬉しかった(試合の盛り上がりとしても、純粋なチーム力としても、神龍寺の方が上かな、という感じなので……進さんのライバル力に感謝)。
そして、ちゃんと大和猛をV.S.で取り上げてくれたことにただただ感謝。
大和(というか帝黒アレキサンダーズというチーム自体)、ツッコミどころが多いのは十分承知のうえで、すごくいいキャラだと今でも思ってる……。
テニスの王子様
壁面の大部分を使って、主人公チーム・青春学園中等部が地区予選、都大会、関東大会、全国大会と勝ち進んでいく軌跡を原作絵を使って紹介しているグラフィックが印象的。
上のツイートの1枚目の画像の跡部景吾は、壁面グラフィックの一部だったと思う。
壁面グラフィックがシームレスに、あまりに大スペースを使っていたので写真に収められなかった……。
展示原画の一部。
主人公チーム以外にも人気キャラクターの多い作品なのでどうかなと思っていたが、青学多めの展示で嬉しかった。
が……跡部景吾の「氷の世界」には、自然とスマホを構えている自分がいた……。
1番下のツイートの画像が描き下ろしイラスト。
これなんですよ……。
そして、ジャンプ展VOL.3のみのファンサービスで、目玉作品・準目玉作品については、一部の原画に作者コメントが添えられていた。
ほとんどの作家さんが1枚だけだったのだが、『テニスの王子様』の作者・許斐剛さんのみ、出展したすべての原画についてのコメントを寄せてくださっていた。
許斐さんのサービス精神。
銀魂
展示が間に合わず工事中状態で、展示原画も少なめ。
そのぶん、会場の各所に原画が展示されていたような記憶が……。
そして、最終的に立派な展示スペースができていたような記憶が……。
なぜ写真を撮影しなかったのか、我ながら不思議。
混雑していてそれどころではなかったのかも知れない。
展示原画の一部。
下のツイートの画像が描き下ろしイラスト。
扱いが小さくない? と思いはしたが……のちに発表されたイベント(後述)により、むしろある意味目玉作品以上の扱いだった『銀魂』。
ジャンプ展開催中に、14年にわたるジャンプでの連載を終えた。
本当にお疲れさまでした。
DEATH NOTE
ヒカルの碁
バクマン。
小畑健コーナーとして一画にまとめて展示されていた3作品で、目玉作品は『DEATH NOTE』ではあるが、他2作品も準目玉作品といった感じの大きな扱いだった。
『DEATH NOTE』は、壁の一面が完全なグラフィックに飾られていた。
監視カメラモニターを模したグラフィックになっていて、モニター部分のひとつひとつに作中のコマが飾られて、映像を監視している……という雰囲気になっている。
しかし、1個だけ実物のモニターで、普段は何も映っていない。
そして、監視カメラ風グラフィックの前に置かれているノート……。
上のツイートの1枚目の画像も参照。
デスノートに触れると、何も映っていなかったモニターの電源が入り、死神・リュークが登場する……という。
VOL.1、VOL.2にはない、『DEATH NOTE』ならではの特殊演出で、とても良かったと思う。
『DEATH NOTE』の原画は、破られたノートの切れ端が重なっているような別の壁面グラフィックに飾られていた。
ノートの切れ端に主要キャラクターのカラーイラストや、作中で実際に記入されたデスノートのページなどが交じっている感じ。
『ヒカルの碁』の壁面グラフィックは、一面が碁盤の宇宙。
碁石にはキャラクターが描かれ、学生編、院生編、プロ編、さらに弟子を持っているようなプロなど、登場する場面ごとに固まっている。
中央にたたずむのは藤原佐為、そして佐為をはさんで主人公・進藤ヒカルと塔矢アキラが対局するような構図の絵柄になっていて、そこに原画が飾られていた。
『バクマン。』は、漫画の原稿用紙にコマが割られ、コマの中に登場する漫画家キャラクターたちのカラーイラストがコラージュされている。
原稿用紙をモチーフにした壁面グラフィックに漫画の原画が飾られているというのが面白かった。
展示原画の一部。
『DEATH NOTE』→『ヒカルの碁』→『バクマン。』の順に並んでいる。
下3個のツイートの画像が描き下ろしイラストで、順に小畑さん、『ヒカルの碁』原作担当のほったゆみさん、『DEATH NOTE』『バクマン。』原作担当の大場つぐみさん。
『DEATH NOTE』のカメラ演出が凝っていたのはもちろんだけど、ただただただただ小畑さんの原画が美しくて、ずっと観ていられた。
ちなみに、小畑さんが寄せてくださったコメントによると、「計画通り」と「Lを殺したとき」の主人公・夜神月の表情が最高のカタルシスの2つだとのこと。
両方生で観られて嬉しかった。
余談だが、翌年2019年に『画業30周年 小畑健展 NEVER COMPLETE』(公式サイト閉鎖済み)が開催された。
私が足を運んだ日、会場の出口付近に小畑さんが登場し、一画でライブドローイングが始まった。
デジタル全盛時代、プロの漫画家さんが線画に丁寧に一色ずつ差していくアナログ作業をただただ見ていられて光栄でした。
HUNTER×HUNTER
上のツイートの2枚目の画像は、グラフィックの向かって左端、ヒソカ=モロウの台詞のアップ。
上のツイートの3枚目の画像は、グラフィックの中央やや向かって右、クラピカの一部アップ。
上のツイートの1枚目の画像は、グラフィックの向かって左下、ヒソカの一部アップ。
壁一面を、物語の進行順に沿ってグラフィックで装飾している。
中心人物はカラーイラストで、それ以外はモノクロイラストをコラージュするような感じ。
(キメラアント編の向かって右側に暗黒大陸編のグラフィックもあったのだが、私がまだ読み進めていなかったので写真撮影は控えた)
展示原画の一部。
下のツイートの画像が描き下ろしイラスト。
ヒソカのコスプレをした主人公・ゴン=フリークスと、幻影旅団団長・クロロ=ルシルフルのコスプレをしたキルア=ゾルディック。
ヘビーなストーリー展開が嘘みたいに可愛い。
トリコ
上のツイートの画像の右下のように、主要キャラクターの等身大パネルの前にテーブルが設置され、そこに料理が並んでいる。
上のツイートの3枚目の画像は、「完像エンドマンモスのステーキ メテオガーリックのスライスのせ 宝石の肉とガララワニを添えて」のアップ。
同じく4枚目の画像は、「オウガイ~遠い海の記憶~ 王酢ソース添え フグ鯨 サンサングラミー マダムフィッシュ アナザを添えて」のアップ。
展示原画の一部。
下のツイートの画像が描き下ろしイラスト。
VOL.3では数少ない立体造形物の展示。
思わず撮影したくなるインパクトのある展示だった。
ハイキュー!!
上のツイートの2枚目の画像は、グラフィックの向かって左、主人公・日向翔陽の一部アップ。
壁に、各対戦校ごとのイメージカラーで統一された試合の壁面グラフィックと、各校のバナー、そしてその試合にちなんだ原画が飾られている。
展示原画の一部。
下のツイートの画像が描き下ろしイラスト。
「試合」という、明確なコンセプトがある展示でとても良かったと思う。
ここで、《JUMP NEW GENELATIONS!! Part1》の展示が終わり、次のエリアへ入る。
《JUMP EVOLVING!!》
目玉・準目玉以外の作品の中で、2018年時点で連載を終了している作品がメインの原画展示コーナー。
VOL.1に回帰したような感じで、かなりシンプル。
基本的には一区画に1作品の原画が4枚(見開きは2枚で1枚換算)展示される。
遠くからでも何の作品の展示かわかりやすいように、壁面の上部に作品名とキャプション、そして作品のイラストが掲げられている。
VOL.2と違って、グラフィックでの壁面装飾はほとんどない。
ざっくりとではあるが、ラブコメ作品、バトル系作品、ギャグ作品……のような感じで、似たジャンルの作品ごとに固められていたような印象。
To LOVEる -とらぶる-
展示原画の一部。
下のツイートは2枚目の画像。
いちご100%
展示原画の一部。
ニセコイ
展示原画の一部。
BLACK CAT
展示原画の一部。
SKET DANCE
展示原画の一部。
べるぜバブ
展示原画の一部。
魔人探偵脳嚙ネウロ
展示原画の一部。
ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
展示原画の一部。
エム×ゼロ
展示原画の一部。
ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン
上のツイートの画像は原画の一部アップ。
展示原画の一部。
ぬらりひょんの孫
展示原画の一部。
めだかボックス
展示原画の一部。
ピューと吹く! ジャガー
展示原画の一部。
Mr. FULLSWING
展示原画の一部。
上のツイートの4枚目の画像は、原画ではなく、確か壁面に表示されたタイトルの横に飾られた壁面グラフィックの一部。
ボボボーボ・ボーボボ
展示原画の一部。
今でもネタにされるこのカラーイラストを選ぶとは……。
斉木楠雄のΨ難
展示原画の一部。
ツイートの文章に愛を感じる。
磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~
展示原画の一部。
ギャグ漫画の紹介文のキレがすごい。
いぬまるだしっ
展示原画の一部。
ここで、《JUMP EVOLVING!!》の展示が終わり、次のエリアへ入る。
《JUMP NEW GENELATIONS!! Part2》
目玉作品や準目玉作品の展示を中心にしたエリアの後半。
BLEACH
展示エリアへの入り口。
本当は空間全体を1枚の写真に収めたかったんだけど、どうしても画角的に難しくて断念した。
死神組と破面組の間、中央にはスクリーンが設けられ(破面組の写真の右端に少し映っている)、漫画の名場面をVTRにしたものが流れていた。
展示原画の一部。
下のツイートの画像が描き下ろしイラスト。
VOL.3で個人的に1番印象に残った展示が『BLEACH』だった。
そもそも、死神モチーフの作品ということで、圧倒的にモノクロ空間に映える。
広めの空間に一歩足を踏み入れると、そこは完全に『BLEACH』の世界だった。
壁面グラフィック自体は、他作品のコラージュのように手の込んだものではないかも知れない。
だけど、少年少女心をくすぐられるようなスタイリッシュで格好いい口上が各キャラクターの前に吊られていて、シンプルなのに世界観に浸れる装飾になっていた。
死神組と破面組の両方を1枚に収められないかと頑張ったのだけれど、無理に収めようとすると口上の一部が切れるので断念しました……。
家庭教師ヒットマンREBORN!
メインの壁面グラフィックは、各ファミリー(それに類する組織)の額装された肖像画が豪華な洋館に飾ってある……というイメージ。
展示原画の一部。
1番下のツイートの画像が描き下ろしイラスト。
VOL.3で個人的に『BLEACH』の次に印象に残った展示が『家庭教師ヒットマンREBORN!』だった。
割と、壁面グラフィックに原作イラストドーン!! というような展示が多かったからか、「マフィアの館に飾られているファミリーの肖像画」というきっちりしたコンセプトが見えて、空間自体がひとつの作品になっていた感じがあった。
作中のストーリー展開を追うような形のグラフィック展示も多かった中、差別化になっていたと思う。
とにかく登場人物の多いカラーイラストが多く選抜されていて、どのキャラクターファンにも優しい展示になっていた。
私のひいきは山本武とディーノとクローム髑髏です……みんないて嬉しかった。
D.Gray-man
上のツイートの中央の画像のように、展示壁面が白と黒のチェス盤状に彩られている。
白いマスには、画像の四隅に配置されているようなキャラクターのイラストが飾られていた。
原画もチェス盤状の壁面に展示されている。
展示原画の一部。
下のツイートの画像が描き下ろしイラスト。
NARUTO -ナルト-
BORUTO -ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-
『NARUTO -ナルト-』の作者は岸本斉史さん、『BORUTO -ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』は脚本・小太刀右京さん、漫画・池本幹雄さん(原作・監修は岸本さん)ということで作者は違うが、直接の続編ということで一画にまとめて展示されていた2作品。
展示枚数が多かったのは目玉作品でもある『NARUTO -ナルト-』。
私のカメラのせいでおかしなことになっているが(本当に何で?)、絵巻物のように、ナルトの成長を追体験できるような壁面グラフィックになっている。
上のツイートの1枚目の画像は原画の一部アップ。
展示原画の一部。
『NARUTO -ナルト-』→『BORUTO -ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』の順に並んでいる。
1番下のツイートの画像が描き下ろしイラスト。
コミックス1巻表紙のパロディというか……いいイラストだなーと思う。
僕のヒーローアカデミア
目玉・準目玉作品の大トリは、目玉作品の中で1番新しい作品である『僕のヒーローアカデミア』だった。
人気作品のバトンをつないでいる感じがいいなーと思った記憶がある。
写真がないが、爆轟勝己や轟以外にも、主人公・デクこと緑谷出久やオールマイトも同様の展示があった。
上のツイートの4枚目の画像は原画の一部アップ。
展示原画の一部。
1番下のツイートの画像が描き下ろしイラスト。
ここで《JUMP NEW GENELATIONS!! Part2》が終わり、次のエリアに向かう。
《JUMP HEROES!!》
目玉・準目玉以外の作品の中で、2018年時点で連載中の作品がメインの原画展示コーナー。
《JUMP EVOLVING!!》よりも展示壁面が凝ったグラフィックになっている。
本誌の誌面っぽい淡いカラーの壁面にコマ割りがされていて、コマの枠線内が作品タイトルやキャプション、原画、そして原作の名シーンのグラフィックで埋まっている。
さらに、ページ隅の柱にあたる部分には「ジャンプ特別号 大好評発売中」というような文章が書かれ、本誌を模したデザインになっている。
1作品の原画は基本的に3枚(見開きは2枚で1枚換算)展示される。
また、『ブラッククローバー』、『鬼滅の刃』など、恐らく当時売り出し中だった作品は古書のページを開いたような特殊な壁面になっていて、装飾が凝っていたり、他作品に比べて原画が多く、6枚展示されていたりした。
ブラッククローバー
展示原画の一部。
鬼滅の刃
展示原画の一部。
上のツイートの3枚目の画像は、原画ではなく、壁面グラフィックの一部。
竈門禰󠄀豆子が普段入っている箱の蓋が半開きになっていて、そこから禰󠄀豆子が覗いている……という演出。
約束のネバーランド
展示原画の一部。
ワールドトリガー
上のツイートの画像は原画の一部アップ。
展示原画の一部。
ゆらぎ荘の幽奈さん
展示原画の一部。
火ノ丸相撲
展示原画の一部。
食戟のソーマ
展示原画の一部。
上のツイートの3枚目の画像は、原画ではなく、壁面グラフィックの一部。
Dr. STONE
展示原画の一部。
ぼくたちは勉強ができない
展示原画の一部。
アクタージュ act-age
展示原画の一部。
追加で展示されることが決まったと思われる『呪術廻戦』、『ノアズノーツ』については、紹介ツイートがなかった……。
What's up JUMP!?
ジャンプ発売日に合わせ、その週に発売したジャンプ掲載作品の原画を展示する週替わりコーナー。
「進化する最強雑誌の現在」というサブタイトルにふさわしい、VOL.3ならではの展示だったと思う。
2018年8月6日~19日までの展示。
2018年8月20日~26日までの展示。
2028年8月27日~9月2日までの展示。
2018年9月3日~9日までの展示。
2018年9月10日~14日までの展示。
2018年9月15日~21日までの展示。
最終週、2018年9月22日~30日までの展示。
作品別コーナーに間に合わなかった新しい作品、読み切り作品、さらに注目作品などを展示することで、オンタイム感があってとても良かったと思う。
そして、最後のエリア《SEE YOU NEXT JUMP!!》へと進むことになる。
《SEE YOU NEXT JUMP!!》
グッズ売り場へと退場する前の待機スペースという感じ。
「ジャンプ」の文字の中には、今回出展している作家さんたちのサインが書かれている。
以下に、書き順の順番で拡大版の写真とお名前を掲載する。
総勢55名! のサインである。
ほとんどの方はイラストまで添えてくださっている。
確認できた限り、『ヒカルの碁』の監修を務めたプロ棋士・梅沢(現・吉原)由香里さん以外、すべての漫画家さんあるいは脚本・監修担当の方々が時間を割いてサインを寄せてくれている。
連載中の作品を持っている方も多々いらっしゃる中、本当にありがたいことだと思う。
個人的に、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の秋本治さんが、両さんこと両津勘吉のイラストとともに添えてくださった吹き出しの一言が心に響いた。
「よく来てくれたなァ 気をつけて帰れよ!」
ファンを歓迎するだけでなく、笑顔で送り出してくれる両さん……ジャンプの中でもっとも多くの作品の終了や読者の卒業を笑顔で送り出してきた両さん、ひいては秋本さんの懐の広さ、度量の大きさを垣間見た気がした。
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』自体は、2016年に惜しまれつつ連載を終了していたが、私はそれよりもだいぶ前にジャンプ本誌の購読を卒業していた。
それでも、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の最終200巻のコミックス特装版はふらふらと購入した(さすがに長年のファンの皆さまのことを思うと初版は手を出せず、増刷が決まってからの購入ではある)。
その最終巻のカバーの折り返し部分、実質最終ページには両さんの眉毛だけが納められた額縁が描かれている。
カバーが特殊なシルバー仕様だから、最終ページを開くと読者の顔が両さんの眉毛とともに額縁の中にぼんやりと映る。
そこに添えられているのが以下の言葉である。
ふらっとコミックス最終巻を購入した私のような読者でもこち亀ワールドのひとりとして参加させてくれて、今でも『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の200巻を最後のページまで読むとうるっとしてしまう。
何だか、ジャンプ展のコメントを見て、200巻を初めて最後まで読み終わったときのあの気持ちを思い出したりもした。
出展作品の主人公たちに盛大に見送られて、ジャンプ展公式ショップへと抜ける形で展示は終了となる。
ちなみに、物販のみの利用は不可で、ショップは購入後そのまま退場となるため並び直しや再入場も不可だった。
次は公式応援日・グッズ・その他イベント紹介の予定ですが、長くなりすぎそうなので、前編としてここで1度切らせていただきます。
後編もお付き合いいただけたら嬉しく思います。
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