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天秤座のあなたへのメッセージ 〜 I balance. 我 量る 〜.


何が 生と死を囁く・・・

何が 正しくて間違っている・・・

どれ程の生死が繰り返されてきたのだろう

過ぎ去った時空の歴史へ  混冥の目眩



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多くの時間と景色のなかで

溢れるほどの言葉を交わして

そこから
幾千の場面や感情が生まれてくる


それでも
歴史に流れている大きな時間を思えば

人が生きている時間は片隅でしかない

いつかは何も残すことなく
大地へ還っていく

自己の存在がここにある
シンプルな事実ですら

時の流れへ枯れ果て 風化していく


例えば
20歳から60歳までの40年間を

1年365日で換算すれば14600日

そして
 1日の3分の1を睡眠時間とすれば

行動するために使える時間は
40年間で約9740日分

決してカウントできないような
膨大な日数ではなく

極めてリアルな数字


生きていきたいと願い
自分の命へ縋るほどに

最期にたどり着くところへ見えてくる
決して変わることのない「死」

信じきることができず
おぼろげにしか感じることはできない

事実を見つめるほどに浮かぶ
生きていくことへの怯え


人は奇跡のような
愛しい存在でもあるし

儚げな切ない存在でもある

「生まれてきた愛しさ」と
「いつかは逝ってしまう切なさ」の

狭間で起こる やり切れない矛盾

自分や大切な人が
いつか消えていくことへの深い絶望へ

視線を見失い 翻弄される


人は相反する概念の
天秤に揺れながら生きていくもの

光と影
夢と現実

希望と絶望
出逢いと別れ

そして 究極が生と死

片方があるからこそ もう片方も存在する


我と汝

ひとりの冷たさを知るから
大切な人の温かさを知る

自己の存在は
まわりの存在があるから感じられるもの


自分の想いだけに
縛られすぎてしまうと

結局は
自分の居場所がつかめなくなる


自分で人生を切り開こうとする熱き想い

そして その隣にある 

自分でしてきたことは何もなくて
あまりにも無力で

ただ導かれていただけだという冷静な声


自我の赤と無我の青

葛藤を拒絶した先にあるものが
混乱ならば

受け入れた先にあるものは安息


相反する色彩から生まれた紫は

目の前にあるものをそのままの姿で残し
優しく包み込む色彩

紫はすべてのことを受け入れて
許そうとしたときに惹かれていく

引き裂かれそうな苦しみを
癒しの力に変える

これが紫色の意味


光だけを求め
影に怯えるのではなく

どちらも存在するものとして
ただ受け入れていく

生を信じたいのなら死を信じる

深い絶望を意識した時に
初めて生命の存在に愛しさを覚える


二度と戻ってこない切ない事実と
今ここにしかない愛しい事実

愛しさと切なさ どちらも美しい


ここにいて 生きていることを
残していこうとする 

唯一無二である自分

どこにいても
自然の一部でしかなく

いつかは生きていた
事実すら忘れられる

名もなき人である自分


自分の存在は ここにしかいない事実は

自己への誇りを
瞬間に刻む叫びを呼び起こす

自分の存在は どこにもいない事実は

流れるままに
生きていこうとする歩調を教えてくれる


天秤は揺らしながら生きていくもの

真実は揺れ動く感覚のなかで
感じていくもの

相反するものへ揺らした幅が
人生から受容できるものの広さ


揺れを止めてもいいのは
鼓動が止まる時だけ

心の天秤は心臓の鼓動と同じ





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