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横手風にやきそばを焼いてみよう
焼きそばって不思議です。
家でも屋台でも人気メニューで、きっとおとなも子どもも大好きなのに、おなじ人気麺類のラーメンにあまたある専門店、ラーメン屋さんのような、焼きそば屋さんはなかなか見かけません。
外で食べるとしたら、お好み焼き屋さんか鉄板焼き屋さん、あとは町中華に定食屋さんあたりでしょうか。思い浮かべるだけで、ソースの香りが漂ってきそうです。
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🍜ご当地グルメのエース級
そんな焼きそば、専門店は少なくても、ご当地グルメの世界では、エース級の人気度を誇ってます。
ぱっと思いつくだけでも、静岡の富士宮やきそば、群馬の太田焼きそば、大分の日田焼きそば。それぞれ特徴もはっきりあって、おなじ焼きそばでもおなじ料理ではない、そんな差別化がされていて、各ご当地の個性を際立たせています。
そんな中、今回つくってみたのはこちら。
🔥横手風につくってみよう
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焼きそばの上にはどどんと目玉焼き。そして彩り鮮やかな福神漬。これがなにかというと、これ。
秋田県のご当地焼きそば、横手やきそばです。
今回は焼きそばが食べたくなったある日、焼きそばを横手やきそば風にしてみたお話です。
つくる前に、横手やきそばの特徴を再チェック。
麺はストレート
お肉はひき肉
ウスターソースがベース
トッピングは目玉焼き
福神漬を添える
これを踏まえて、さあいきましょう。
①麺はストレート
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まず麺はストレート。本場のものは真っ直ぐな上に角麺とのことですが、今回は市販の中華麺ストレート。
そして量は25グラムほど。少ないじゃん。ええ、少ないんです。それはいつものこと。
糖質オフは相変わらず意識してて、今回もその流れです。
いつもならラーメンはもちろん、焼きそばのような中華麺のとき、かさ増しにはもやしを使います。ただ、今回の横手やきそばはいろいろ調べてみると、焼きそばに定番のもやしがはいってる感じがしません。
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そこでこうします。ふだんはパスタの糖質オフに使う、えのきを採用。さあ、いきましょう。
🍜やきそばの材料(1皿分)
・ストレート中華麺…25グラム
・えのき…1/2束
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えのきと麺を一緒に茹でて、よく水気を切ってスタンバイ。
②お肉はひき肉
続いて具材も横手風。
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🥬具の材料(1皿分)
・豚ひき肉…50グラム
・キャベツ…1枚
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ひき肉を使うのって珍しい気がします。これも、横手やきそばのパーソナリティですね。
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ひき肉の色が変わってきたら、麺とえのきを合わせます。
③ウスターソースがベース
そして焼きそばの味の決め手といえばソース。
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調べてみるとウスターソース風味と書いてあるので、珍しいなと思いましたが、よく読むとウスターソースをベースに各お店ごとに秘伝の味付けをブレンドして、味に個性を出しているようです。
💧ソースの材料(1皿分)
・ウスターソース1/4カップ
・お好みソース…大さじ1
・粉末かつおだし…小さじ1
そこで甘みのお好みソース、旨味のかつおだしをプラスしました。
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おかかをトッピングしたりもするので、絶対かつおだしは相性いいはず。
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よくからめて炒めたら、お皿に盛ります。
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うん、いい感じ。このまま青のりを振って食べたい誘惑にかられますが、それではいつもの焼きそば。今回は横手やきそばスタイルを目指すので、まだやることがあります。
④トッピングは目玉焼き
さあ、いくぞ目玉焼き。
🍳トッピングの材料(1皿分)
・卵…1個
・福神漬…適量
・青のり…適量
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今回は白身は火が通ってより白く、黄身はとろっと流れ出る半熟を目指すので、蓋をして蒸し焼きに。
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白身の縁がカリカリしてくる頃には、いい焼き加減になりました。
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すかさず麺の上に。白身の上に青のりを散らすと、彩りも際立ちます。
でもあと1色足りないような。
⑤福神漬を添える
そう、これこれ。
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紅しょうがじゃなくて、福神漬というのが横手のこだわり。ここは絶対赤いのがいいですね。盛り付けるだけで、ぱっと薔薇が咲いたような、鮮烈な印象がお皿に加わります。
🙌やきそば完成
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さあ、できました。横手風やきそば。
ちなみに、焼きそばと漢字で書かず、やきそばとひらがなで書くのが、横手やきそばの名称へのこだわりとのこと。なので今回は文中、横手、横手風に続けて書くときは、ひらがなを意識して書いてみました。
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ひと口、ふた口すこし食べてからのお楽しみがこれ。
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流れる黄身、からまる麺、ウスターソースベースのスパイシーなソースに、まろやかな黄身が混じれば、そこに生まれる第3の味。
🏆B級グルメのチャンピオン
ふだん焼きそばをつくるとき、もやしをたっぷりいれて、やわらかな麺に、しゃきしゃき食感を加えるのが好みなんですけど、今回のえのきもなかなかいいですね。
麺の中に違和感なくはいりこんでいて、もやしのしゃきしゃきほど主張しない、しゃくしゃくみたいな食感が、いいアクセントになってます。
横手やきそばはB級グルメが一同に介する、B−1グランプリでも優勝した、チャンピオン・オブ・B級グルメ。いつもの焼きそばが、このつくり方でワンランク上がったような満足感があるひと皿です。
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