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島津さゆり個展「こんな夢を見た」について

東京四谷三丁目・アートコンプレックスセンターにて2022年5月17日(火)~22日(日)※最終日のみ17時まで※、島津さゆり名義の初個展「こんな夢を見た」を開催します。

私はこれまで鉱物ジオラマ作家「時計荘」の屋号で、主に書店や雑貨店、カフェやイベント等での活動を2014年から8年間してきたのですが、この度新たな挑戦として、アッサンブラージュアートとしての鉱物ジオラマの世界を表現する美術作家「島津さゆり」としても活動していくことになりました。

これまでもこのnoteで何度かお話ししましたが、私の鉱物ジオラマ作家としてのルーツは、幼いころから好きだった鉱物を、いかに生活の中で美しく飾り、また的確に保存できるかという自身の趣味の感覚にあります。

暮らしの中で鉱物を楽しむ雑貨、鉱物ジオラマ作家として今まで「時計荘」の屋号で、たくさんの作品をなるべく多くの方に楽しんでいただけるよう頑張ってきたのは、ひとりの石好き人間として、鉱物の楽しさを自身が享受するだけにとどまらず、人の子には決して作り出すことのできない自然の美や驚異や崇高さをたくさんの方に共有したい、自分の好きなものの良さを分かってほしいという願いからでした。

そうした願いから毎月のように催事や展示を展開しながら8年間を過ごし、ある程度私の願いは皆様に受け入れていただけるようになったころ、新型コロナウィルスの発生と蔓延により、それまで順調に邁進していた「暮らしの中で楽しむ鉱物ジオラマ」の展示を休止したり、延期したりすることが続くようになったのが2年前、2020年のことです。

もちろん鉱物の展示即売会(俗にいうミネラルショー)も世界各地で中止が続き、途絶えたことなどなかった日本への鉱物の貨物も心もとなくなるほど少なくなっていきました。


それまでただひたすら努力すれば報われ、鉱物ジオラマ作家活動としての活動になんの不自由もなかった私に今回のような活動の転機が訪れたのはこの、未曽有の変化があったからだといえます。

状況が変わっても私は活動を維持していきたい。
大変なご時世、つらいことや苦しいことがたくさんあるこの世の中だからこそ、自然への崇敬と賛美を表し続けることをやめたくない。
であれば、これまでと違う状況を踏まえて活動の方向を整理し再構築する必要があると考えました。

私はそれまでの「手軽に購入していただけるようにたくさんのものを作り、たくさんの催事や展示をこなし、その中で技を磨きながら進む」というやり方は、そもそもの発表の場が限られていき、これから先の状況が見えない不安定なこの時勢には合わないと判断しました。

けれども今までのやり方が通らなくなり、展示やイベントの休止が相次ぐならば、空いた時間をたっぷりとつぎ込み、これまでの手軽な値段設定では決して実現しなかった予算をたっぷりとつぎ込んだものを作り、発表するよい機会となるのではないか。
そうして思うまま制限なく作った作品をアートとしての表現にまで高めることができたならば、それは今までしてきた「時計荘」としての活動にもまた、よい影響を与えることができるのではないか。

そう考えた結果私はこれまでの鉱物ジオラマ作品を「時計荘」という雑貨部門として位置づけ、これからも書店や雑貨店で時計荘としての展示を続ける一方で、あらたに美術作家島津さゆりとして、アッサンブラージュアートを発表することに決めました。

アートとしての表現をするのであれば、私にとって鉱物を用いたアッサンブラージュという存在が、これまでの鉱物ジオラマとどう違うのかを考えなくてはなりません。
また、発表する場をギャラリーに移すのであればその場にそぐう展示や販売方法を考えなくてはなりません。

そのあたりを、明日はきちんとご説明しようと思います。

本日は、

・鉱物ジオラマ(雑貨)「時計荘」と美術作家(アート)「島津さゆり」の二部門でこれからは活動していく

・美術作家「島津さゆり」としての初個展はアートコンプレックセンターにて2022年5月17日~22日に開催する

というところでいったんお話をまとめさせていただき、また明日詳しいお話を続けさせていただきたいと思います。

…今までになく時間と手間暇と予算をかけて準備していますので、来週はぜひぜひ、島津さゆり個展「こんな夢を見た」をお楽しみいただければと思います。
お越しになれない遠方の方、お日にちの都合のつかない方には新作の一部オンラインストア掲載も予定しております。

詳しくは後程ツイッターにて告知いたしますのでどうぞよろしくお願いいたします。


それでは、また明日。


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島津さゆり個展
「こんな夢を見た」


鉱物ジオラマ作家「時計荘」として活動9年目を迎える本年、
新たな表現を目指し美術作家「島津さゆり」としての個展を開催することになりました。
暮らしの中で鉱物を美しく飾るための鉱物ジオラマから、
「明け方に見た気のするような夢」をテーマとするアッサンブラージュアートとしての表現へ。
新たな手法を探る初の試みの個展です。


■会期
2022年5月17日(火)~5月22日(日)
11:00-19:00 ※月曜休館、最終日17:00まで

■会場
The Artcomplex Center of Tokyo (ACT)
〒160-0015 東京都新宿区大京町12-9,2F ACT2
TEL 03-3341-3253
E-mail info@gallerycomplex.com

■入場料 無料

頂いたサポートはすべて、確実に作品制作に充てさせていただきます。 (作品展示のご高覧、ご声援だけでも十分ですのでご無理なく!)