神経科学を学ぶならこれ!オススメ本3選
みなさんこんにちは!こんばんは!
relief 作業療法士 平松です。
今回の記事では、回復期リハ病院、デイサービス、訪問リハビリ、小児領域での経験がある14年目の私が…
神経科学や脳について学ぶ中で、非常に参考になり、臨床に応用することが多かった、おすすめ本をご紹介していきます。
姿勢の脳・神経科学-その基礎から臨床まで-
こちらの本は、
をわかりやすく説明してくれています。
また本の後半では、脳卒中後遺症の方に対する姿勢制御や上肢・手への介入方法をボバースコンセプト・課題指向型アプローチに基づいて提案してくれています。
2011年に出版された本ですが、多くの参考文献を引用して構成されているため、私自身この本から多くの文献に目を通す機会となりました。
とても読みやすい本だと思いますので、是非一度目を通して頂けたらと思います。
ヒトの動きの神経科学
2002年に出版された本で、先ほど紹介した本がこの本をシリーズ化した物になります。
先ほど紹介した本に比べ、より神経科学について学べる本になっていると思います。
私は作業療法士として回復期リハ病院に勤める期間が長く、
脳卒中後の歩行障害・姿勢障害でお悩みの方と関わることが多くありました。
臨床にでて間もない頃は、見よう見まねで周囲の療法士さんが行っているバランス訓練を実施していました…。
しかし、これらの本を読んでから、同じ訓練内容を提供していても、
目には見えない、脳活動や神経活動の働きを考慮して、介入方法を提供することが増えたと思います。
また、眼球運動を学ぶことで、上肢操作や姿勢制御に多きく視覚情報・眼球運動が寄与していることを知ることができました。
最初に紹介した本よりは、ページ数も多く、複雑が内容が多いかと思いますが、個人的には2002年に出版された本ですが、【神経科学の基礎】が詰まっている本だと感じています!
コツさえわかればあなたも読める リハに役立つ脳画像
最後はこちらの本になります。
急性期や回復期病院で勤めていると脳卒中後遺症の方に関わることが多いため、脳画像に触れる機会も必然と増えると思います。
しかし、脳画像に対して苦手意識がある療法士さんも多いかと思います。
私も未だに十分に脳画像を読み取り、予後予測や介入方法へ繋げることはできていないと感じています。
その時に、脳画像とこちらの本を参照しながら、病態把握に努めたり、皮質脊髄路の損傷の程度を確認しました。
こちらの本では、
を非常にわかりやすく、多くの画像やイラストを用いて説明してくれています。
そして、脳画像の診方が学べるだけでなく、随所に脳の機能解剖の解説があり、脳の局在、脳部位ごとの機能、神経繊維の連絡(繋がり)を知れる本になります。
私は第1版の本を所有してますが、2020年に第2版が出版されたようです!
なので、より見やすく、理解しやすい内容になっているかと思います。
是非、私と同じように脳画像について苦手意識のある方に届くといいなと思います。
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