"他人のために着る"ことが、自分のためになるって話。
「あなたはなぜスーツを着ているんですか?」
この問いに、スーツが好きだからって答える人はきっと少ないでしょう。
ほとんどの方は、
職場のルールで決まっているから、他者に失礼のない服装をしたいから、イベントや行事でのドレスコードだから、しっかりとした印象を持たせたいから、など、
自分が着たいから着ているというよりは、周りの環境とか他者に合わせて着ている人が多いんじゃないかな?と思っています。
今日は突然の質問からはじめてみました。笑
"他者のために思いやりを持ってスーツを着ること"について書いていきます。
スーツはどんな時に着る?
スーツを着用するシーンとして一番多いのは、法事やお葬式であるという調査結果があります。
これは故人に対する敬意といった、他者に対する思いやりがスーツという服装につながっていますよね。
このようにスーツを着る時には必ずといっていいほど他者が存在していて、他者にどう思われたいか、という視点が大事になってきます。数えきれないほどの種類がある洋服の中でも、その意義が強いのがスーツだなと感じています。
なんとなくスーツを着ていない?
スーツは体の約8割を覆っている布なので、第一印象への影響がめちゃくちゃデカい。なので、自分の好みで選んだ柄や色のスーツが、時には他者に対して悪い印象を与えてしまうこともある。
どうせだったらイケてる男だな〜って思われたいじゃないですか。それだったら「スーツを着なきゃ…」となんとなく袖を通すのはもったいない。
「どんな場所で、誰のためにスーツを着るのか。」こう考えながらスーツを着る・作ることで、他者からの見え方がきっと変わってくるはず。
他者に思いやりを持って身だしなみを整えることで、日々の行動にも思いやりが生まれてくるのではないでしょうか。
他者のために着るスーツ
東城商店の"ちょうど良い一着"というコンセプトは、サイズ感やシルエットなど、自分から見てちょうど良いというのはもちろんですが、社会から見て(=見た目)もちょうど良いということを大事にしています。
「どんな場所で、誰のためにスーツを着るのか。」スーツを作る時には、このことを対話の中で確認しながら、その人に合わせた目立ちすぎない色合い、体にフィットした自然なシルエットを実現していきます。
着るときのルールや他者からの見られ方といった、ある意味でのしがらみの中で、さりげないこだわりや遊びを入れていくことこそ、オーダースーツの楽しさだと思います。
第一印象、大事。
最近読んだ本の中で印象的だったのが、
ハーバード大学が進めている成人発達研究の調査において、「私たちの幸福と健康を高めてくれるのは、年収や学歴ではなく、"良い人間関係"である」という結果が出ているそうです。
良い人間関係のはじまりは第一印象からですね。他者に思いやりを持ちながら身だしなみを整えて、素敵な紳士をともに目指しましょう!
それではまた来週ここでお会いしましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました😊
東城商店のオーダー体験会 in 東京
日時:2024年9月20日(金)、21日(土)
場所:東京 品川周辺を予定*
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