トリとは

多くの人が出演する演奏会を聴きに行った時

渡されたプログラムを見て何を思いますか？
目当ての人が何番目か、どんな曲を弾くのかをざっと目を通す感じでしょうか。

当たり前ですが、演奏会には必ずトリを飾る人がいます。
演奏会に出演する身として、
わたしはトリを飾る意味、トリを飾りたいというこだわりについてあまり考えてきませんでした。

お察しの通り動物のトリではありません

紅白歌合戦のような番組もトリになる人は誰もが知っている人気、大物アーティストが演奏します。
最後に演奏することは目立って印象に残るし、華やかです。

私が通っていた大学の伝統的な演奏会のプログラムは成績順になっていて、最後のトリの人が1番成績がいい。
プログラムって成績表みたいだとその時思いました。
(もちろん演奏会の主旨によってプログラムの組み方は変わるので、一概に成績順とは限りません。)
しかし、このことを知ってトリはやはり重要ポジションであるとわかりました。

トリとは1番最後に演奏する人

最後の人は記憶に残りやすく、良くも悪くも印象を左右しやすい。トリにはお客さんが帰路につく時よかったなと思わせる力があり、またその責任があるのだと思います。

わたしもトリを飾るとき、いつも以上に責任をもって演奏をしよう。