連休明けのロッカールーム
その日は少しばかり早く出社をして
職場のロッカールームに着きました。
大型連休明け、初日の出勤日。
デスクに着くと始まるであろうお仕事ラッシュに
やや心が滅入るな、と思いながら
ふぅ、と息をついていると
コンコン、と元気にドアがノックされました。
開けられたドアのほうに目を見やると
立っていたのは、先輩職員のKさんでした。
いつも気さくに接してして下さる方で、
私にとってはお姉さんのような存在です。
挨拶を交わすと、話題は自然と
昨日までの休日のことへとうつりました。
私が困り顔になってそう話すと、
Kさんは言いました。
*
ひとりになったロッカールームで
ふと
先ほどまで感じていたの心の荷が
軽くなっていることに気が付きました。
頑張ります、と相手が話すとき
頑張ってね、
一緒に頑張りましょうね、と返すほうが
きっと簡単なのです。
こちらの気持ちを推しはかり、
言葉を選んで下さったKさんのやさしさが
心に作用したのでした。
“ぼちぼちでいきましょう”
温和で、くつろいだ雰囲気のある
良いことばです。
これからは、肩に力が入りそうなときには
自分でも自分に
そう声をかけてあげようと思いました。
これからもあたたかい記事をお届けします🕊🤍🌿