Pandora【Summery story】
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こんにちわ、こんばんわ東風塔子です。
もう8月かぁ。早いなぁ。
本日は夏らしく、夜に読んでほしい肝を冷やす怖い話を、というより不思議な話などひとつ。
スゴイ怖いのが好きな人には物足りないかも知れませんが、
想像力豊かだと楽しめるかもなノンフィクションな不思議体験。
「夢の中」
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わたしの知り合いに工務店で働く、いわゆる大工の方がいるんだけれど、
その大工さんからのお話し。
その大工さんはバリバリの大工でして、大工だけに!って大工だから当たり前?なのかな。
なのでリフォームやら新築の物件やらを施工することが多くあるらしいのだけれど、
その大工さんいわく、とある話を聞いてから最近新築を建てる際に妙に意識してしまう事があるらしい。
それが下記のお話し。(以下引用含む)
「霊能力があるかのテスト」 目をつぶって集中して、頭の中で自分の実家をイメージして下さい。
そして、イメージの中で玄関から実家に入って、家の中の窓を全部開けてまわって、全部開け終わったら、今度は順々にひとつづつ閉めて廻って下さい。
それをイメージしてる間、家の中で誰ともすれ違わなかったら、貴方には霊感はありません。
もし、家族や動物など、誰かとすれ違ったら、貴方には霊感がある。
もしくは霊に取り憑かれている可能性があります。・・・という話を聞いたある女の人が言いました。
「やってみたら何か知らないおじさんが出てきて、しかも足首をガッと掴まれて、何言ってるかよく分からないけど、『オケッケ、オケッケ』(舌足らずで「オ」なのか「ア」なのか判断できない)みたいなことを言ってる」と。
「それはかなり霊感が強いのかもね」なんて答えて、話を切り上げようとした時、ピリリリリ、ピリリリリ女の人の電話がなりました。 「親戚のおじさんが亡くなった」という電話でした。
そして、葬式に行ってみると亡くなっていたのは『あの』おじさんでした。びっくりした女の人は、他の親戚に事情を話すと、 「おまえは小さい時にバレエをやっていたろう? それを応援していたのが『あの』おじさんで、会ったこともないおまえにシューズを送ったりしていたんだよ。おまえが踊るところを見たがってたし、『オケッケ、オケッケ』っていうのは『踊って、踊って』って言ってるんじゃないかねえ……」葬式の終わった夜、女の人は金縛りにあったそうです。
そして、夢には実家の光景と『あの』おじさんが。
またしても『オケッケ、オケッケ』と足首を掴まれるも、一度経験しているし、親戚の話からおじさんがなにを言いたいのかも分かっていたので、夢の中でも落ち着いて「おじさん、私はもう小さい頃にバレエは辞めたから、もう踊れないんだよ」とおじさんに言いました。
しかし、おじさんは足首を離さず『オケッケ、オケッケ』と繰り返します。
先ほど書いた、「オ」なのか「ア」なのか判断できないその声をよーく聞いてみると、明らかに「踊って」とは言っておらず・・・「カワッテ、カワッテ」・・・つまり「おまえが代わりに死ね」と言っていました。
目を覚ました女の人の足首には掴まれた後のような、アザができていました。
というお話し、終わり。
ではなくて本題はここから、
大工さんは話の後半ではなく超前半部分がとても気になっているようで
目をつぶって集中して、頭の中で自分の実家をイメージして下さい。
そして、イメージの中で玄関から実家に入って、家の中の窓を全部開けてまわって、全部開け終わったら、今度は順々にひとつづつ閉めて廻って下さい。
それをイメージしてる間、家の中で誰ともすれ違わなかったら、貴方には霊感はありません。
もし、家族や動物など、誰かとすれ違ったら、貴方には霊感がある。
もしくは霊に取り憑かれている可能性があります。・・・
というところ。
仕事柄、家を建てるとなるとそれなりの時間がかかります。
ローマは一日してならず、通常の物件で手が込んだりしていないなら大工仕事で約1ヶ月ほど。
その間、窓や玄関を施工した後の戸締りは毎日しなければならない。
夏の作業は暑く(それりゃそうだよね汗、エアコンなんて家を建てる途中にはついてないんだから)作業に来た時には、まず窓を全て開け放つ。
作業終わりには、必ず全ての窓をひとつひとつ確認しながら漏れのないように閉め、最後に玄関を閉めて帰る。
実家ではないし、目を閉じてイメージしているわけではないけれど、作業終わりは日が暮れているので簡易の照明を持ち込んでいたとしても、
なんとなくほの暗く妙な雰囲気を纏い何とも言えない空間が作り出されていて、その中で話と同じ動作をしている事が気になるらしい。
大工でオラオラしてるのかと思ったら、チキンハートだな~と少し思いつつ、
確かにとも思う。
誰もいない家の中、というのは異様な感じで夜であればなおさらだ。
それは通常ではないからなのだろう、人が住むために建てるのが家。
それなのに誰もいないというのは通常ではなく異常な空間。
「なんか反復して同じことしてると夢に出てきそうですね」
と軽い気持ちで言ったのだけれど、実際に夢でその風景がときどき出てくると。
帰る時のような辺りの暗さなのに玄関の鍵をガチャと開けて家に入る。
自分以外の人はいない家の中を歩きながら窓を全部開けてまわって全部開け終わったら、今度は順々にひとつづつ閉めていく。あっこれは話の・・・と頭では思っているけれど、足は勝手に動いていく。
窓を閉めようとすると後ろから
「やあ」
と声がして、横からぬぅ~と人影が出てきたら、家の中で誰かと出くわしたら、何か動物が出てきたらと自分がドキドキしているのが分かるけれど、何か登場したりはせず、やはり自動で動作は進む。
そして何事もなく玄関に来る。
よし、あとは外に出て玄関を締めれば終わりだ。
すると、
ピンポーン
玄関を前にして、
インターホンが鳴り、はっとする。
はっとしたのは誰かがインターホンを押したということだけではない。
一番はっとしていること。それは、
ここにはまだ電気が引かれているわけではないのにと
そして玄関には鍵がかかっていない・・・
ここで起きるわけだけど、
ときどき見る夢だけれど見たときは、インターホンの鳴った後、ノブがゆっくりと回されていき、ゆっくりとドアが開いていっていると・・・
話はここで終わり、お話し的には中途半端かなって思うけれど、そこがまたリアルで不思議な話。
この後の話は、聞いたら掲載するかもです☆
それにしてもこういう話って、なんか儀式的ですよね。
玄関から入り家の中の窓を全部開けてまわって、全部開け終わったら、今度は順々にひとつづつ閉めて廻る、なんて。
昔、姉から聞いた話を思い出しちゃいましたよ。
触りだけれどこんな感じ。
冒頭に怖い話が話されて、
「この話しを聞いたあなた、今夜、夢の中であなたの目の前には3つのドアが現れます」
と言われる。
※皆さんはこの話の本編は知らないと思うので気にしないでね☆
その左側を開けると、また同じようなドアが3つあります。
あなたはまた、左側のドアを開けなければなりません。
そうするとまた、同じような3つのドアがあり、今度は一番右を
必ず右手で開けなければならない・・・みたいな感じの。
怖~思い出しちゃったよ汗
聞いた当時は、お話との連動感がスゴくて、不可逆的に奥へ奥へと進んでいく展開に、夜眠るときとか夢にでてきたらどうしようとドキドキしてたのを覚えています。ビビりなのでvvv
うろ覚えだから、またお姉ちゃんに聞いみようかな。
睡眠不足になっちゃうかもだけれど|д゚)
いつから夏に怖い話をするようになったのかなぁ~
それでは最後まで御覧頂きありがとうございました。
良い夏を!
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