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存在意義は自分で見出す【”わたし”目線のコラム vol.1】カルチャーづくりのはじまり@トグルという物語/プロローグより


こんにちは!!
トグルホールディングス株式会社、採用・広報担当の原田です。
今回は、オープン社内報として「”わたし”目線のコラム vol.1」をお届けします。

はじめに


この記事では、2022年5月に公開された「カルチャーづくりのはじまり@トグルという物語/プロローグ」という記事の中で繰り広げられている、トグルの代表の伊藤嘉盛と、ストーリーテラー『S』とのやりとりから、入社2か月の私が感じたことを率直に記していこうと思います。


嘉盛さん(トグルでは、役職に関係なく社内のスタッフ同士を下の名前やニックネームで呼び合う文化があります。)から紡がれた言葉を、”わたし”の言葉に変換し、社内の皆さんに伝えてみたいと思いました。

人生経験や社会経験の浅い私が、嘉盛さんの言葉全てを十分に理解することは、残念ながら不可能です。
その埋めることのできない大きなギャップに、日々悔しさを覚えているのも確かです。
でも、「カルチャーづくりのはじまり@トグルという物語/プロローグ」を読んだ入社前の私は確かに、強烈にワクワクしました。
勇気づけられ、得体の知れない衝動に背中を押されたような感覚でした。
この会社に入って、私の人生を変えようと思いました。

その衝動の理由みたいなものを、もう一度記事を読みながら振り返り、言語化してみよう。
そして、もしかしたら私と同じような悔しさを感じているかもしれない誰かのもとに、今度は”わたし”の言葉が届くことを祈って。

わたしから見た”伊藤嘉盛”という人物

「とても驚いた。」
これが入社して2か月が経ち、記事を再読した私の感想です。
嘉盛さんにも苦手なことや反省点があるという告白に、改めてとても驚いたのです。

トグルホールディングス株式会社 代表取締役 伊藤嘉盛


嘉盛さんに初めて会った日。
壮大というか、ダイナミックというか。
そんなオーラに圧倒されたことをよく覚えています。
今思えば、嘉盛さんの中の”ティール”(*1)を感じたのだと思います。

嘉盛さんは、私がこれまで出会った生身の人間の中で、1番スーパーマンに近い人に見えます。

  • 自身の中に仮説が膨大な量、存在している

  • その仮説はもちろん体系的にいつでもきちんと整理されていて、誰にでもロジカルに説明する用意が整っている

  • 説明はロジカルであることに加え、非常にドラマチックかつ愉快で、詳細への理解が追い付かない、私のような人までも魅了する求心力がある

  • 自信に裏打ちされた行動力があり、皆を巻き込み、魅了し、その先頭に立っている

このように、全てを兼ね備えた、何でも完璧にできる人に見えていたのです。
ただ、この記事を再読し、伊藤嘉盛という人物への見解は変わりました。



完璧じゃないからこそ


嘉盛さんはインタビューの中で、このように回答しています。

S:トグルにおいて伊藤さんが100人いても、ワークしない?

伊藤:しないでしょうね。私の場合は、自分よりも得意な領域を持っている人がたくさんいる、という認識です。いや、ほとんどの人が私よりも、うまくできるんじゃないかなと。特に実務に関してですが、そう思っています。これは皮肉ではなく、真剣に。

カルチャーづくりのはじまり@トグルという物語/プロローグより

「全部完璧にできる人」として私の目に映っていた嘉盛さんからの、「自分よりも得意な領域を持っている人がたくさんいる」という告白に、私はハッとしたのです。

嘉盛さんも完璧じゃない。
そもそも完璧でありたいとも、きっと思っていない。

完璧じゃないからこそ、誰かと、皆と、トグルという場所で夢を共有しているんだ。
1人じゃできないことを皆で分担し、知恵を出し合って、高みを目指しているんだ。
自分に不得意な分野があることを認め、その分野において皆に、私に任せてくれているんだ。

そう気づきました。

隙間は見つけるもの、勝ち取るもの

最近のベンチャー界隈を見ると、創業経営者がすべて(0から100まで)を担うというのではなく、特定のフェーズを得意とする人に、その領域を任せるような傾向が強くなっているように思います。ベンチャーに入ってくる人の層が厚くなってきた印象です。従来は【1→10】【10→100】を経験した人、それを得意とする人がベンチャー企業を選ばなかった。その流れが変わり【1→10】【10→100】を担える人がベンチャー企業を選択肢として捉えはじめている。

カルチャーづくりのはじまり@トグルという物語/プロローグより

嘉盛さんの言葉から、

  • 新規事業を立ち上げ、掲げた目標に向かって事業開発を進めていくプロセスはいくつかのフェーズにに分解される

  • そしてその全てを、1人で担うには限界がある

  • なぜなら、各々が得意なフェーズは異なるから

ということが分かります。


つまり、嘉盛さんが不得意なことの中で、さらに言えば他の皆が不得意なことの中で、私が得意なことはきっとあり、それを見つけて伸ばしていくことが、トグルにおける私の存在意義であるということです。

本当にそんなことってあるんだろうか。
そう思う人もいると思います。
意気揚々と語りながら、私自身もまだ疑っています。
共に働く皆の顔を思い浮かべて、その隙間を見つけようとしても、「そんな隙間なんてあるかなぁ…。」という疑念は、なかなか拭い去れないものです。

「0を見つけること」が得意な人、「0を1にすること」が得意な人、「1を10にすること」が得意な人、「10を100にするのが得意な人」。
私が得意なことは何だろう。
私はどの部分を担うことができるのだろう。
そのために磨かなければならないスキルは何だろう。

とても大切な問ばかりです。
ですが私は正直なところ、どれもまだ答えが出せません。
だからもう、決めてしまおうと思いました。


採用では、広報では、誰にも負けない。


採用や広報は「1→10」または「10→100」の部分にあたると思っています。
だからまずは、1を10にするために。
誰よりも速く、たくさんの一次情報を取得しよう。
求人に応募してくれた人や、トグルに興味を持ってくれた人の、本音を聞き出せるような問を磨こう。
課題を洗い出し、他社を研究し、一つでも多くの仮説を無理やりにでも捻り出そう。

「隙間はどこにあるかなー」と遠目から眺めているだけでは、やはり見つかりそうにありません。
経験豊富で、バイタリティがあって、魅力的な人たちばかりのトグルで、自ら決めて、欲しいものに手を伸ばそうと思います。


2022年8月26日 撮影


知りたい、やってみたい、見てみたい、叶えてみたい。
出社すると毎日、皆のエネルギーを感じます。
好奇心旺盛な人たちの集団こそがトグルである、私はそんな風に思います。

私も、今はできないことがあってもいい。
できるようになればいい。
向上心と、好奇心を持ち、徹底的に行動する。
その繰り返しの先に、きっと不可能は可能に変わるはずだ。

せめてエネルギー値だけは、皆に負けないよう大きくありたいと思う毎日です。


最後に

社内報を書くのも初めてのことでした。
”誰か”に向けてと言いながら、結局は”わたし”のための文章になってしまったような気もしています。
でも、なんだかそれもいいと今は感じています。

次回の「【”わたし”目線のコラム vol.2】カルチャーづくりのはじまり@トグルという物語/プロローグ」では、嘉盛さんが語る文化醸成の意義について、私なりに掘り下げてみようと思います。

拙い社内報ですが、この場さえも成長の場として、”わたし”の成長を見守るようなお気持ちで読んでいただけると嬉しいです!!


注釈

*1:ティール
人・組織・社会・世界の全体像をより正確につかむフレームワーク、「インテグラル理論」に基づく。
この理論では、人・組織・社会・世界における成長・発達の段階が色で分類されており、トグルの人事評価制度に利用されている。
人の発達の段階において、ティールは「全体的」な世界観を持っている色。組織の全体像を把握し、全体のために思考できる存在である。

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