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「あなたのピアノは荒れ果てた庭木のよう」ユニークな先生の思い出話がTwitterで拡散されやすいわけ

みなさんには、「大人になっても印象に残っている先生」がいますか?学校生活で先生から受けた、インパクトのある指導に関するエピソードは、Twitterでたびたび話題になります。

ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)がお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」、今回のテーマは「先生との思い出」です。

強烈なコメントで指導してくれたピアノの先生

ユニークな先生の存在や、その先生から受けた指導は、長年強烈に胸に残りつづけるものです。

Twitterユーザーの潮井エムコ(@m_emko)さんは、短大の保育科でのピアノの先生から受けた指導についての思い出話を投稿して注目を集めました。

その先生は、潮井さんを指導する際に「短調の曲をこんなに死にそうに弾く人はじめて」「あなたの体を流れているのは日本じゃなくてラテンのリズムよ」「あなたのピアノは荒れ果てた庭木のよう」といった、個性的なコメントを繰り出したそうです。

それでも先生の厳しい指導のおかげで、ピアノがめきめきと上達して最高評価で卒業できたとのこと。潮井さんは「性格も私と水と油くらい正反対でおもしろかった。先生だいすき!」と振り返っています。

「評論とはなにか」を教えてくれた教頭先生

先生とのコミュニケーションがきっかけで「苦手だったことが好きになった」という魔法のような話もよく話題になります。

TwitterユーザーのO_samu(@odoru_samurai)さんは、中学1年生の時に読書感想文に「つまらん」と一言だけ書いて提出したそうです。すると元は国語を教えていた教頭先生から「何がつまらないか箇条書きにして持っておいで」と言われました。

O_samuさんが箇条書きにしたものを持っていくと、教頭先生はその場で内容をつなげていき、さらに2人で新しい要素を継ぎ足す作業を繰り返すことに。

教頭先生は最終的に完成した400字詰め原稿用紙10枚ほどの作品をもって「これが評論というものなんだよ。よくがんばったね」と一言。これをきっかけに、O_samuさんは国語が大好きになったそうです。

この話を見た人からは「頭ごなしに叱らないでこうやって諭す人すごい」「良い先生に当たるとその教科が好きになるよね」と教頭先生の対応を評価する声が集まりました。

調理実習で大根の切り方を「変わってる」と言われて…

もちろん、学校生活は楽しい思い出ばかりではありません。ときに先生からの指導が、長く胸にわだかまりとなって残ってしまうことも。

漫画家の愛田ぱん(@pan_aida)さんが描いた、小学校の調理実習で作った「大根のおみそ汁」にまつわる漫画が共感を呼びました。

愛田ぱんさんが、家のおみそ汁にならって大根を細く切っていると、先生から「普通いちょう切りよ。変わってるのねえ」と言われ、とても恥ずかしい思いをしたそうです。

ところが、ある日ご主人が作ってくれたおみそ汁の大根が細切りだったことに衝撃を受けます。調理実習での一件以来、細切りは恥ずかしいことと思ってきた愛田ぱんさんは「小6の私が救われた」と結んでいます。

この投稿に対する反応の中には、同じような思いをした人の体験談も複数見られました。先生にとって何気ない一言でも、子どもにとっては重たく響くこと、ありますよね…。

親も感謝したくなるユニークな宿題

自分の子どもが先生から受けた指導について、親視点で発信するツイートも注目されやすい傾向にあります。

特別支援学級に通うお子さんを持つしゅしゅしゅ(@syusyumylove)さんは、先生からお子さんに出されたユニークな宿題に胸打たれた様子をツイートしました。

宿題として渡されたのは、お菓子の袋の上部にある「ギザギザ部分」を切り取ったもの。こちらは、給食で出されるストローの袋を一人で開けられないという息子さんのために、包装の「ギザギザ部分」から開封する練習をするために渡されたものだったのです。

先生が、お子さんの得手不得手にしっかり寄り添い、愛ある指導をしていることが伝わってくるお話ですね。

まとめ

誰もが経験する学校生活だからこそ、先生に関する印象的なエピソードには、多くの人に刺さるポイントが含まれています。

Twitterで話題になった先生の話を見て、自身の忘れかけていた学校時代の思い出がよみがえったり、自身の経験と照らし合わせて思わず反応したくなる人が多いのかもしれませんね。

この連載は毎週月曜日に更新しています。今後もTwitterでバズった、あるいは興味深いトピックを解説していきます、お楽しみに!

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