見出し画像

一晩寝かしたタピオカは見る影もなかった

先日つくったタピオカミルクティーは、あれこんな感じだっけ?と消化不良に終わった。

あのままじゃ、わざわざタピオカを使う意味がわからないし、ミルクティーだけでいい。相乗効果のようなものがない。完全に無駄。

けれど、シロップへの漬け込みが甘かったんじゃないかという一縷の望みをかけて、一晩つけてみた。

味が染みて、タピオカ自体がおいしくなっているんじゃないか、一発逆転があるんじゃないかと期待した。

けれど、そんなことはなかった。染みてないし、むしろ固くなって食べられたものじゃなくなっていた。ショック。

今回、レシピをいくつか参考にしたし、栄養士のAさんがメインでつくったから配合も時間管理も問題なかった。けどダメだった。

なにか違った。市販のタピオカミルクティーにあって、ぼくらのつくったものには何かが足りてない。明らかに。

色合いは、市販のものは黒いけれど、それは着色料(イカ墨であることもあるらしい)で染めているから、黒糖じゃないから~とかいうのはないと思う。

根本的になにか違うような気がする。

というか冷やしてダメになるとは思わなかった。困った。

実は、タピオカミルクティーで話題づくりをしようとしていたのだ。こっちの人もミーハーだからテイクアウトのコーヒーを片手に町を歩いている人はちょくちょくいる。

だから、テイクアウトのドリンク市場があるなら、受け入れられるのではないかという期待と希望があった。それに、ドリンクなら視覚障害者の人でも注げるはずだと思った。

うまくやれば悪くないお金になるし、売買の度に視覚障害者の人たちと一般の人たちの接点というか交流機会を自然とつくることができる。

それがひいては、視覚障害者理解につながると思っていた。

けれど、そんな無邪気な希望は見事に崩れ去ってしまった。

だってぼくたちのつくったタピオカミルクティーはぼくたちが飲んでも頭に?が浮かぶものだったし、タピオカの粒の生産は時間がかかるし、冷蔵保存すれば固くなって不味くなるなるなんて、金も設備もない飲食素人の我々には難度が高すぎる。

ぼくけっこう、この飲食系のPR策を当てにしてたし、それを前提にその先のこと、例えば、一般の人との交流経験を何度も経ることで視覚障害者の人たちに知らない人と話すことの怖さを和らげてもらって、あわよくば自信をもってもらって、少し大きめのイベントを開催するモチベーションを持ってもらいたいと夢想してたから、大きなつまづき。大転倒。

いやぁ、何かを新たに始めるって、0→1って難しいなぁ。

となれば、代案として、タピオカ粉でつくる「わらび餅」になるんだけれど、どうだろうなぁ。試してみるか。


サポートはいつでもだれでも大歓迎です! もっと勉強して、得た知識をどんどんシェアしたいと思います。