車中泊で、桜🌸と日本一周。2県目・宮崎編。雨の日南海岸

昨日は指宿の砂蒸し温泉で、心ゆくまで蒸されたオットと妻。

しかし、鹿児島県は地理的に鹿児島湾をぐるっと囲むように大隅半島(志布志があるほう)と薩摩半島(指宿があるほう)に分かれており、昨日のオットと妻のように、勢いで先端の指宿まで行ってしまうと、そのあと、どうするのか？問題が浮上……

今日は宮崎、日南海岸をドライブの日だけど、指宿から同じ道を戻ったらまた同じく一日かかってしまうし、何かいい方法はないものか？
泳いで渡るわけにはいかんし。
と、なにげなく、マップを見ていると、薩摩半島の先の山川と、大隅半島の根占（ねじめ）のあいだには細い線が一本ひかれているではありませんか。

なんきゅうフェリー🚢……

ん？ なんちゅうフェリー？

ほう、これで大隅半島に戻れる！

さんきゅー！フェリー！

……というわけで、ゆうべは山川港フェリーターミナルの目の前にあり、九州を旅する車中泊ドライバーの聖地でもあるような「山川港活お（いお）海道」で、栄えある車中泊一日目の夜を過ごしたオットと妻でありました。
朝、オットと妻がトイレに行くと、数人の男性たちが談笑中。みんな、日本一周を何度もしていたり、車中泊であちこち旅をしておられる車中泊旅の強者たちでした。
わたしたちは昨日デビューしたばかり。

「なになに？　桜を追いかけて日本縦断するの？
そりゃ、弘前の桜が最高だよ。奈良の吉野桜もいいけどねー…」

こうやって、旅人仲間からいろんな情報を教えてもらえるのも、楽しみのひとつです！

九州最南端にある道の駅
「山川港活お海道」はフェリーターミナルの前

さて、山川港を8時に出港したサンキュー（なんきゅう）フェリーは50分の船旅で根占港に到着。さらに1時間半かけて、ふりだしの志布志港に戻ったのでありました。

そして、日南海岸です！
かつての昭和の時代、日本人の生活が豊かになり、われもわれもと新婚旅行に行くのがハヤリになった頃、新婚旅行のメッカだった、日本のハワイとも称される、元祖日本のリゾート地、南国・宮崎の日南海岸！！！

……のはずでしたが、
宮崎県さん、ごめんなさい！　今日は昨日にも増しての雨！　海は大荒れ、灰色で空との境界線がわかりまません！

本殿が洞窟の中にあるといい、雨でも行けそうな鵜戸（うど）神宮を参拝しました。日向灘（ひゅうがなだ）の断崖絶壁に沿って海に向かって階段を降りていくと、洞窟のなかに本殿があります。

左の洞窟のなかに本殿がある鵜戸神宮

ここの名物は、願い事を唱えながら海に突き出た亀の形の岩に向かって、運玉と呼ばれる石を投げ、亀の背中のマスに入ったら、願いが叶うという「運玉投げ」。……でも、それで、入ったとき、叶った願いは「入れ！」って願いなんじゃ？　と相変わらず屁理屈が多いオット。

……まあ、なんでもいいから、旅の道中の安全と、４５府県の桜を巡るという満願成就を願って、二人とも縄のなかには当たるが（それでもよいらしい）マスには入りませんでした。

亀岩の四角のマスに入れば願いがかなう運玉投げ

交通安全のお守りを購入させていただきました！これから45日間、よろしくお願いいたします！
(どちらかというと、夫婦円満や安産祈願の神社のようですが)

鵜戸神宮の交通安全のお守り

宮崎は鹿児島に比べると、あちこちでちょいちょい桜は咲いていましたが、とにかく雨が残念でした……。

堀切峠

気を取り直してお昼ごはんへ。遅めのお昼でしたが5組待ちだった「おぐら」は、宮崎名物チキン南蛮のメッカともいうべき名店！　瀬頭店は宮崎駅の近くにあります。昨日の夕食に続いて行列に並ぶオットと妻。

チキン南蛮って、関西で食べるのは、チキンの唐揚げにタルタルソースがたっぷりかかっていて、けっこう濃ゆめのメニュー。
……ですが、ホンバのナンバンは……
……
……
やっぱり濃いかったです……😅

甘酢と特製タルタルがクセになる味

唐揚げにしたボリュームたっぷりの鶏の胸肉をいったん甘酢に漬け込み、その上に特製のタルタルソースがたっぷり。甘酢がきいています。
がっつり食べたい若者や、男性は間違いなく好きな味です！　このボリュームで1050円。

裁判所裏の桜並木

移動途中、宮崎自動車道の霧島SAが、霧島連山と桜のコラボがすばらしく、隠れたお花見の名所だとかいうことでしたが、ここも雨のなかでした…。
宮崎の美しい桜写真はあきらめるしかないのか……失意のうちに熊本に向かいます。

宮崎自動車道霧島SA(下り)

明日は、くまもんの力で晴れたらいいな！？