DV加害更生体験談出版プロジェクト

私たちはDV加害更生プログラム参加者です。プログラムに参加する経緯、プログラムでの学び…

DV加害更生体験談出版プロジェクト

私たちはDV加害更生プログラム参加者です。プログラムに参加する経緯、プログラムでの学び、私たちの歩みを正直に体験談として書いた本を出版しました。DV加害をした人間は変われるを現実へとするため私たちはプログラム参加を続け、未来の社会のひとりひとりの笑顔へつなげていきます。

最近の記事

Canon 〜時の経過とともに〜

40歳近くなった今も覚えている卒園式の思い出 パッフェルベルのカノン そのときはパッフェルベルのこと クラシック音楽のこと  何も知らなかったけれど 何だか感動した 卒園式は園の先生方 お父さんお母さんが感極まって泣くことが多いみたい 目では測れない成長を涙が補う こわおもての先生も卒園する子よりも泣いたりする いつの間にこんなに時が経過したのだろう 自分が歳をとったのか 時があっという間に過ぎたのか きっとどっちもどっち 手に皺はできても  手にとって確かめることはでき

    • 泣いても変われない!!

      DV加害更生プログラム体験談出版プロジェクトが23年に出版した本 その本の中に出てくるCさんです。どうぞよろしくお願いいたします。 私たちが本を出版した目的にDV加害を繰り返している人にDV加害更生プログラムの存在を知ってほしいという願いがあります。 この本をきっかけに更生の道を歩みたいと、そんな目印になってほしいと 出版後も願っています。 それは私たち自身が消すことのできない過去に暴力・虐待を繰り返していた当事者だからです。当事者がおこがましいと思われるかも知れない。

      • 映画「怪物」を観て

        是枝裕和監督、映画「怪物」を観ました。俳優の方々、撮影チーム、スタッフさん、みなさんの力と思いがつながっている、心の深くが動かされる作品でした。その映画の脚本を書かれた坂元裕二さんの記者会見でご自身の日常での出来事と坂元さんの仰った言葉がとても印象的でしたので、ブログに書きたいと思いました。 その出来事は坂元さんが運転をされていたときに、トラックの後ろで信号待ちをしていて、青信号になってもトラックが動かなかった。そこで坂元さんはクラクションを鳴らしたけれど、それでもトラック

        • 夢を現実に変える!!

          2023年は本を出版する夢をみんなで現実に変えることができた1年となりました。 夢をひとりで叶えるわけではなくて、仲間と活動を通して叶える夢。 ひとりでは成し遂げられないこと、自分自身の未熟さを痛感しながら、自分自身の役割と責任、信頼関係、仲間の活動と時間への感謝と尊重を思う。 もうそこには2024年。 私たちはそれぞれに何を夢みているのだろう。そして何を現実に変えていくのだろう。 未来はもうすでに始まっている。 「私たちが出版した本は沢山の人の手に届き、DV加害を

          出版しました!!✨✨✨

          DV加害更生体験談出版プロジェクト!出版おめでとうございます✨ 私たちは過ちを見詰め続ける責任と未来への決意をかたちにしました。本にはプロジェクトのチームのつながりと想いが詰まっています。 ドリームマップ!夢を想い描く、またひとつみんなで夢が現実になる。みんなで生きている。 プロジェクトメンバーのみなさま、本の出版に関わったみなさま、ありがとうございます!!心より感謝申し上げます。 今、この瞬間にもD Vで苦しんでいる人たちがいます。 ひとりでも、たったひとりでもD V

          失くならないもの

          今年もあと二ヶ月を切る。 私たちの本の出版が近づく。 本を出版するという活動を通して、自分が書いた言葉、文章を読み返す。 あの時の自分の言葉に今の自分は応えているだろうか。 昨年末に言葉を現実にしていくと、このnoteに書いた。 三六五歩のマーチの歌詞みたいに、 一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下がる。 それで良いのだろうか?出来るなら前進を続けていたい。 焦ってしまう自分がいる、焦っているのに行動が現実に伴っていない自分にまた焦る。 変化して、進化して、「変わったね

          ジャニーズの会見を聞いて

          ジャニーズが今ジャニー喜多川氏の性加害問題でかなり揺れていますね。 「0点です!」ジャニーズ謝罪会見を“しゃべりのプロ”が酷評 唯一の及第点は「イノッチだけ」(SmartFLASH) https://news.yahoo.co.jp/articles/62b594bbbdeabe3457255c295b8204d8fa36cdf0 報道では、ジュリー藤島景子さんと東山紀之さんの会見に対して厳しい意見が出ているのに対して、井ノ原快彦さんに対しては、世間は比較的高評価を得てい

          ジャニーズの会見を聞いて

          変わる可能性 あきらめたらそこで、、、

          可能性という言葉に光を感じる。 誰が何と言っても、どんな状況だとしても、変わる可能性がある。 「DV加害者は変われない。」現在の社会で捉われるその声を私たちが受けとめる責任もある。 そのように社会に写り出ているのは私たちが繰り返してしまった暴力の反映、私たちが実際に作り出してしまった現実である。 当事者である私たちがどのように捉えるのか。 変われるかどうか、変われたかどうかは自己満足では決してない。 変わろうとすることを続けているのかどうか、それはいつも自分自身に問い

          変わる可能性 あきらめたらそこで、、、

          心のスケール

          心が透けてみえーる。心のスケール。 タラララタラーーーン✨ 「心のスケ〜ル!!」(ドラえもん風に言ってみる) 前置きが良く分からなくなってきたけれど、私の今の心のスケールはドラえもんのモノマネをひとりでできるくらいな心の状態なので心のスケール8.8です。笑 私たちはプログラムのグループ参加毎時、まずはじめにお互いの心の声に耳を傾けます。心のスケールをお互いに話します。 1〜10までのスケールをそれぞれ自分自身で選んで、その日、その時の心の状態を話します。 仲間はその時に

          出版社の現実とこれから

          土曜日に体験談出版プロジェクトの打合せがありました。更生プログラムの関係者が私たちが出版しようとしている書籍のことでとある出版社に掛け合って下さり、率直な意見を聞いていただいたとのこと。その内容を共有いただきました。 結論から言うと、商業出版をするのはかなり厳しいということが分かってきました。 お話を聞いたことはだいたい以下のようなものでした。 ・誰に読んでもらいたい本なのか?DVをやめられず悩んでいる人を対象とするならば、かなり間口が狭くなり、本を手に取る人は少ないの

          みんなの更生

          更生って何なんだろうと考えてみる。 善く生きることをはじめること、 自分自身の過ち、加害を見詰めること、 ありのままの今の自分自身を映し出すこと、 自分自身と向き合うこと、向き合い続けること、 そんな言葉がずっと頭の中を繰り返し巡り、更生しようとプログラムに通い続けている。 同じような言葉が巡り続けるそんな中で、更生は自分ひとりでは決して出来なかったとつくづく思っている。 仲間が変わっていく姿は、自分への良い刺激となりまさに希望。 仲間がお子さんと3年ぶりにテレビ電話で

          書籍の出版は問いの結集

          先日プログラムに参加した際に、仲間の一人からパートナーとの関係性について悩み相談がありました。 その方は、外的コントロールを止めたい、特権意識をやめたいという問題意識を持っているのですが、パートナーとの関係性に関して起きた現実の話を聞いていて、自分の中にある感情がなぜ生まれているのか?について関心が向かず、その感情を否定している、或いは蓋をしているようにも感じました。 私は一通り話を聞いて、問題がこれだと今は決めつけたりせずに、もっといろんな疑問や質問を自分の中に持つことが

          DV加害更生はじめました🍃

          春に暑い日がつづく。 この時期になるとはじまりますね。 冷やし中華はじめました🍃  行きつけのラーメン屋さんにのぼりが立っている。 昔ながらの風景は心が落ち着く。 ラーメンって何であんなに美味しいんだろう。🍜🍥 話題がだいぶラーメンに傾いている?! 私たちが通うDV加害更生プログラムのおじさん達もラーメンの話で盛り上がる。(注:プログラム参加時、私たちはとても真剣に取り組んでいます。)  そんなプログラムの仲間との些細な会話で一緒に笑う時間。プログラムに参加していて良か

          DV加害更生おじさん達の青春プロジェクドーン!

          私の名前は虹路福創!(にじろふくぞう) DV加害更生おじさん。 人呼んで笑う更生マン🌈✨😁 海に向かって「ばかやろーーーー!」 若者達が叫んでいる。青春だ。 パートナーに向かって「ばかやろーーーー!」 私たちが怒鳴っていた。DVだ。 青かった、家族の顔色が青かった。 DV加害更生おじさん達の体験談出版プロジェクト。 おじさん達は過去を振り返る、現在も振り返る、パートナーを思う、子どもたちを思う。 自分達の過去の暴力が奪ってしまった時間、健康、安心や安全、そして笑顔を思う

          DV加害更生おじさん達の青春プロジェクドーン!

           『喝!』 DVは自分事or他人事?!

          DV、ドメスティックバイオレンス、家庭内暴力、虐待、 その言葉を目にしたとき、耳にしたとき、あなたはどのように捉えるのだろうか? 自分には関係ない?! 俺はDVを振るうような奴らとは違う! そんなに俺は悪くない!! ない、ない、ない🎶 DVじゃない🎵 シブ○き隊の名曲が頭の中を大音量で流れますか? ない、ない、ない🎶 DVじゃない🎵 ない、ない、ない🎶でもとまらない🎵 ない、ない、ない🎶そこが危ない🎵 (シブ○き隊の名曲を記事の内容に使用すること、気を悪くされる方がいま

           『喝!』 DVは自分事or他人事?!

          GWご旅行?!DV鬼門にご注意!!

          私たちが参加を続けているDV加害更生グループでは「振り返り」という時間があります。 その「振り返り」の時間に参加者の一人が過去や現在にDVをしてしまったこと、人間関係での悩みごと、生活や仕事をするなかで困っていることなどを相談します。 そしてグループ参加者全員がそのできごとを自分事として考え、見詰めなおし、グループの仲間と色々な意見、視点で話し合いをして考え方を根から変えていこうと参加者全員が話し合い取り組みます。 その振り返りで「あ!!!!私もしました!!!!」というDV

          GWご旅行?!DV鬼門にご注意!!