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出版社の現実とこれから

土曜日に体験談出版プロジェクトの打合せがありました。更生プログラムの関係者が私たちが出版しようとしている書籍のことでとある出版社に掛け合って下さり、率直な意見を聞いていただいたとのこと。その内容を共有いただきました。

結論から言うと、商業出版をするのはかなり厳しいということが分かってきました。

お話を聞いたことはだいたい以下のようなものでした。

・誰に読んでもらいたい本なのか?DVをやめられず悩んでいる人を対象とするならば、かなり間口が狭くなり、本を手に取る人は少ないのでは?そうなると書籍化してもあまり売れない可能性がある。

・DVの被害女性にも読んでほしいなら、そのような人に手に取ってもらうようなタイトルや内容にする必要がある。

・肝心なのは出版することではなく、出版した後にどうしたいのか?何をしたいのか?どうなってほしいのか?ということ。

・今回の書籍に限らずシリーズで出すとか、別の視点でDVのことを話した書籍を出すとか考えた方がよい。

・現状では、紙で出すというより電子書籍で出す方がリスクは少ない。

お話を聞いていて、多少気分が重たくなりましたが、同時に出版した書籍をどのように自分たちが使っていくのか?が大切ではないかと感じました。

出版するからにはいろんな人に読んでほしいというのは勿論ありますが、このような類の本はある意味なかなか手に取りにくく、読み手としては気分が重くなることもある内容ではあります。なので、この書籍を道具として自分たちが何をするのか?どんな生き方をするのか?を姿勢態度行動で示すことがとても重要になると感じました。

書籍を出版するということに対して、重みを感じさせてくれるお話でした。とても感謝しています。

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