泣いても変われない！！

DV加害更生プログラム体験談出版プロジェクトが２３年に出版した本

ＤＶ・モラハラ加害者たちの体験談: 〜加害更生プログラムで自分と向き合う〜

その本の中に出てくるCさんです。どうぞよろしくお願いいたします。

私たちが本を出版した目的にDV加害を繰り返している人にDV加害更生プログラムの存在を知ってほしいという願いがあります。
この本をきっかけに更生の道を歩みたいと、そんな目印になってほしいと
出版後も願っています。

それは私たち自身が消すことのできない過去に暴力・虐待を繰り返していた当事者だからです。当事者がおこがましいと思われるかも知れない。そうだとしても今も声を書き出しています。

私は暴力をパートナーさんに何度もふるっては泣いて謝り、もう暴力は振るわないと何度も言いました。その繰り返しでした。
そのときは「もう暴力は振るわない。」と強く思うのも事実だったのかも知れません。けれどそれは何も練習しないでプロのスポーツ選手になることを強く夢みるだけに等しいことのようだとも思います。

現実は「泣いても変われない！！」
それはどんなことにおいても同じことなのかも知れない。
泣くのが悪い良いではなく、
泣いても変われなかったのは現実で本当だった。

その涙をもっと大事なときにとっておくができるのかも知れない。
幸せで笑いながら泣く瞬間もまだまだ沢山あるかもしれない。

そんな風に思い始めている自分がいる。
私は加害更生プログラムに今も通っています。
私がしてきた暴力についての体験談を書き出すだけではなく、
言葉にすると軽くなってしまうのかもしれないけれど、
幸せや愛についての体験談を声にして書き出せる人に変わる。
そしてこれも思うだけではなく現実を怖れずに焦らずに進む。