toccorriってこんな作品を作ってます

こんにちは。toccorri（トッコリ）です。noteを初めて２日目。とにかくまずは３日坊主回避でがんばりたいと思います。

さて、昨日の自己紹介に続き、今日は、「toccorriの作品紹介」をしたいと思います。半分宣伝です。が、これまでやらかしてきた迷走の経緯にも触れたいと思います。

①スパイスとハーブのリース

toccorriの代表作品は、リースです。主な材料は、木の実やスパイス、ハーブ、コーヒー豆、植物の種……。世間様ではあまり聞かない素材を多用しています。いやむしろ、それらをメインに使っています。一見地味です。木の実なんてほぼ茶色だし、スパイスも茶色や黒。ハーブで少しグリーンたちがいて、植物の種でイエローやホワイトが加わり（ホッとします）、、、コーヒー豆に至っては、ドス黒です。

そんなとっても素朴な素材たちに、ビーズや特殊なデザインワイヤーなどを使って、お化粧をします。植物の種なんかは、一粒ひとつぶ摘まんでお花の形に成形します。種のお花一輪作るだけでもそれなりに時間がかかる作業です。そんな作業を経て、リースを構成する一つの素材を作っています。

toccorriのリースは、ひとつ作り上げるのに数日～２週間くらいかかるわけですね。デザインで悶々とした時には、もっとかかることもあります（涙）。

②カレイドフレーム

これ、去年あたりから作り始めた比較的新しい商品なのですが、いまではすっかりリース様を主役から引きずり降ろさんばかりの存在感です。

素材たちは、リースとほぼ同じです。ただ、表現できるスペースが小さくなる分、リースよりもひと回り小さいものを使っていたりします。

登場人物がリースとほぼ同じ……ということは。そうですね。リースとオソロでお楽しみいただくことができるわけです。実際に、リースをご購入いただいた後で、カレフレ（勝手に省略）を追加でご購入いただいたり、リースをお気に召していただいて、カレフレを実家のお母さまへのギフトとしてお贈りされたりなど、リース関連でご利用いただくケースが多いです。

作家心理としてはとてもありがたい。そして、リースで余った素材をカレフレにもほぼそのまま利用できるので（しかも罪悪感もなし。ここが大事！）、リース＋カレフレのご提案は、今後もどんどんお勧めしていきたいと思っています。

③スパイスとハーブのブローチ

カレフレよりも小さなパーツをちまちま作って、ギュッとまとめてブローチにしました。もともと、イベントでご購入いただいた方へのオマケとして誕生した作品ですが、反響よし、リースやカレフレと比べてもお財布に優しいということもあって、晴れて商品化となりました。

ブローチって、便利ですよね。お洋服に着けるのはもちろんのこと、写真のようにハットに挿したり、バッグに付けたり。その方のライフスタイルに合わせて楽しみ方を選んでいただけるので、私もご提案がしやすいです。

④コサージュ

はい。少し趣が変わってきました。セレモニーなどで着けていただく、コサージュです。こちらは、木の実やスパイスは使っておりません。アーティフィシャルフラワーがメインです。元々、ある方から「入学式用に作って」とオーダーをいただいたところからスタートしています。

入学式用なので……toccorri的に八角使ったりクローブ使ったり、シナモン使ったりという十八番を、ここで活かす勇気がなかった、というのが正直なところです。入学式の華やかアイテムにシナモンて。。。よっぽどｵｻﾚな方でないと着こなし難しい。

そこで頭をひねりひねりで、なんとかtoccorri色を出しました。リボンとワイヤーワークで手作りする、リボンの花をメインに持ってくることです。toccorriでは、リボンの花というアイテムもリースやカレフレに多用しています。リボンとデザインワイヤーを使って、花びらを一枚ずつ作ってから成形します。それを取り入れることで、「他にはない１点もの」を目指しました。

こちらは、今もシーズンによりよくご購入いただきます。が、ちょっと悶々しながら販売しています。だって、「リボンの花を入れてます」といっても、他のtoccorri作品と比べるとやっぱり異色。コサージュのためだけにアーティフィシャルを仕入れることにも、実はだいぶモヤとしています。

もう少し「toccorriのコサージュ」を生み出す必要があるよな。。。というのが課題ですね。そこから生まれたのが、③のスパイスとハーブのブローチ　だといっても過言ではない。これについては今後も精進します。がんばります。

⑤ドライフラワーのリース

最後は、ドライフラワーのリースです。いわゆる一般的なドラフラリース（勝手略）。ドライフラワー、大好きなんです。作ってても飾ってても、癒される……♡

だけど私は間違いを犯しました。

間違えていたこと

好きだからって中途半端な気持ちで商品化しちゃいかんかった。

ドラフラリースは、結論からいうと今は作っていません。時々頼まれて作りますが、不特定の方に向けての販売はしていません。自分でも薄々気が付いてましたが、toccorriの一番の迷走は、これでした。去年ご縁があって参加させていただいたブランディングのセミナーで、嫌というほどこの現実を突きつけられました。

ドライフラワーは、仕入れのコストも結構かかるし、賞味期限もスパイス系リースと比べるとずっと短いです。生家よりは長持ちするし、認知度高めのオサレアイテムなこともあり、よくオーダーもいただきました。

が、私はそれよりももっと魅力的な（と、個人的には思っている）商品と技術を持っているのに、なぜこんなにドラフラばかり作ってんだ。と、ある日心にしこりが生まれることに。

ドラフラを否定しているわけでは決してありません。私の部屋にもドラフラリース飾ってあるし、大好きです。だけど、私の仕事に対するミッションはここではないな、ということに気付かせていただいたわけですね。

toccorriのビジョン

選択と集中。私がリース作家として広めたいものに集中する。好きなものとやるべきことは違う。toccorriを初めてから、毎年仕事はじめにはその年のビジョンをつらつらと書きながら頭を整理する時間を持っているのですが、2020年は、選択と集中、そして集中したもののブラッシュアップをビジョンにまとめていきました。ただし「コロナめ」のおかげでずいぶんガタ崩れしているところですが。

ということで、ずいぶん長くなってしまいましたが、2020年はスパイスとハーブを主軸にして、リースがカレイドフレーム、ブローチをご提案しています。アーティフィシャルのコサージュの課題は、またおいおい考えをここでもまとめていきたいと思っています。

今年はイベントたくさん出て、直接お客様とお話して頭の整理をしていきたいなーと思ってたのになー！！　それが叶わず意気消沈していますが、消沈している場合ではない。いろんなツールを駆使して頭動かします。手も動かします。これからもtoccorriの右往左往を応援していただけると嬉しいです！

つづく。

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