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小学生でも分かる|良い靴下の見分け方!!自社基準をもとに解説します㊙︎

その①リブ編みを選ぶ

良い靴下は☞ ダブルシリンダー(リブ編み機)で上下に糸を引っ張って編むことによりリブ(凸凹)がつくられている。

※解説
どうしても専門的になってしまう編み機へのこだわり。我々が一番こだわっている"ダブルシリンダー"という言葉が全く意味を持たない(涙)。リブというワードでさえギリギリと思いながら使っています。リブだからダブルシリンダーだから何がいいのか!?ものづくりが難しくこの編み機を使いこなす為に必要とされる高度な技術……。それをみなさんに押し付けるつもりはありません!その編み機でしか生み出す事のできない"価値"は何なのかを明らかにします。簡単に言うと「リブの靴下が編める」そして「リブはとてつもない伸縮を生む編み方」なのです。

その②よく伸び よく縮むものを選ぶ

良い靴下は☞ 表と裏の2本の糸で大きく編んで、伸縮性のある裏糸で縮める。沢山の量の糸を使い抜群の伸縮性を持たせている。

※解説
まず靴下を思い切り引っ張ろう!そして手を離しましょう!そのあと元の姿に戻るのがいい靴下です。当たり前に聞こえます?ユ◯クロやM◯JIの靴下でやってみてください。引っ張ったら戻らないの多いですよ。ピタッと吸い付く伸縮性のある靴下を選びましょう。

その③つま先かかとが大きいのを選ぶ

良い靴下は☞ 生産効率より履き心地を追求。つま先、かかとの編み目数をたっぷりとって大きく包み込む編み方をしている。

※解説
マニアならご存知の「ゴアライン」!普通の方は知らないですね当然(汗)。何かって言うとかかと、つま先を大きく編むと時間かかるしロスでるし高くなるんです。なのでだいたいの靴下メーカーはケチって(笑)小さく編みます。つま先とかかとに入っている小さな編み目の点が沢山入っているものを探しましょう!
↓ゴアラインはこちらで確認ください!

その④日本でつくられているのを選ぶ

良い靴下☞ 世界最高の技術を持つ職人が日本人の感性に合う靴下を一足一足丁寧に編み立てている。

※解説
日本製の靴下は本当に探すの大変ですよ。見つけたらすぐ買いましょう!服も靴下もほぼ外国産です。貴重なんです日本でつくられた靴下って。

その⑤タビオの靴下を選ぶ

良い靴下☞ 靴下の数だけ編み立てレシピがある。同じスペックで編んでも、工場が変われば同じ商品にはならない。常に品質の維持の為に改良を続けている。

※解説
普通は一度決めた仕様はずっと変えません。でもこの企業は変えるんです。しかも同じ靴下であっても、素材のエイジングや編み機のコンディションなどで物性が変化する時は仕様を変更してしまいます。同じ型番の色ごとに微調整することも多々あります。なので50年続いているロングセラーの靴下も常にアップデートされて今に未来に継承されていきます。

その⑥タビオの靴下を選ぶ(2回言う)

良い靴下☞ 厳しい自社基準を持ち、全商品に足を通している。着用テスト、洗濯堅牢度試験、摩耗摩擦試験、ピリング試験などを経て商品化されている。

※解説
これ何の呪文だ…。でも全商品に唱えてます。いや、研究棟のみなさま毎日ありがとうございます!この業界一厳し検査で安全を守っています。
JIS L0844 B-4法(洗濯堅牢度)
JIS L0842 第3露光法(耐光堅牢度)
JIS L1076 ICI形法(ピリング)
JIS L0849 Ⅱ型方法(摩擦堅牢度)
JIS L1096.8.19 F ユニホーム形法(摩耗検査)
JIS L1096.8.19 A ミューレン型破裂試験法(破裂)
TABIO J 1968 生足法※
※これはタビオオリジナルの最終検査です。人の足に履くものだから最後は必ず足を通して感覚感応テストをしています!


ここまで読んでくださったあなた…
立派な靴下マニアになりました!
良い靴下ライフをお過ごしくださいませ☺︎



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