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鳥羽和久の関連記事

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鳥羽和久の関連記事(本人の記事、寄せられた書籍やイベントの感想など)
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#読書

『さびしさについて』を読む

『さびしさについて』植本一子・滝口悠生(ちくま文庫)は、もともと自費出版として出された『…

鳥羽和久
1か月前
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町屋良平『生きる演技』書評(改)

この小説『生きる演技』は、長編小説ならではの巻き込む力が暴力的なまでに強く、読んだ後は心…

鳥羽和久
1か月前
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今日のごはんと本 赤ちゃんと一緒 5/25(土)〜5/31(金)

5/25 土曜日 晴れ 子ども、平熱になりすっかり元気に。 朝ごはん トースト、ゆでたまご。 …

三本 恭子
1か月前
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『庭のかたちが生まれるとき』山内朋樹著 キーワード集

『庭のかたちが生まれるとき』山内朋樹著(フィルムアート社)から、この本を読み解くキーワー…

鳥羽和久
1か月前
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千葉雅也『センスの哲学』読後メモ

昨日、千葉雅也『センスの哲学』を台湾‐福岡の機上で読み終わったので、ここにメモを残す。 …

鳥羽和久
2か月前
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#122 親子の手帖 増補版|鳥羽 和久

昔聞いていたポッドキャストで知って買ってもらった。 あまりにもよくて家人にも読んでもらい…

45bon
3か月前
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古賀及子の日記文学 デビュー作『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』について

タイトルに、デビュー作『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』について、と書いてこの文章を始めてみたが、「満を持して」という言葉を付け加えたいところだ。 古賀さんはデイリーポータルZでのご活躍のほか、自身のブログで発表する日記(本人は日記エッセイと呼んでいる)が人気で、さらに古田徹也さんや岸政彦さんなど学才や実績のある作家たちのファンも多く(古田さんは自身で「狂信的なファン」とさえ言っている)、むしろいままで本を出版していなかったのが不思議なくらいだからだ。きっと古賀さん的にこの

親だからできないこと。子どもとだからできること

「自分が親だから、子どもにできないこと」 「自分の親だから、親にできないこと」 だれしも…

今週の営業と、今年やられた

今週も新駒書店は通常営業の予定です。そして年内は23日(土)までと考えています。年明け1月 …

新駒書店
7か月前
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精霊たちが出迎える

*以下は「週刊朝日」のコーナー「最後の読書」に寄稿した文章。人生最後 に本なんて手にする…

鳥羽和久
7か月前
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「推しの文化論」鳥羽和久

3.5/5         その378 BTSの活動、それぞれの特徴、取り組みについての本。 娘が推…

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No.24/ピックアップコーナーより【おやときどきこども】(著 鳥羽和久)

こんばんは。本日はとてもお世話になっている【文喫】のご紹介もしつつ、いつもの記事投稿をし…

親の至らなさもまた子どもにとっては肥やしなのかもしれない

 娘が生まれてから、時々幸せ過ぎて怖くなることがある。その思いを、鋭いナイフで切り裂くよ…

さとこ
1年前
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書評:「君は君の人生の主役になれ」

「君は君の人生の主役になれ」ちくまプリマー新書。著者は福岡で塾を営む鳥羽和久さんで、専門は日本文学、精神分析。教師である鳥羽さんから学生へのメッセージが詰まった本です。年齢を問わず、学びながら生きようとする全ての人に推薦できます。 作家・哲学者の千葉雅也さんが本書に書評を寄せています(こちら)。本書のスタンスを理解する上でポスト構造主義の知識が有用と思い、千葉さんの著書を側に置き読み進めました。「現代思想入門」(講談社現代新書→こちら)や「勉強の哲学」(文春文庫→こちら)、