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ランナーに実践してほしい背骨コンディショニング

数ヶ月前から本業とは別の現場で活動する機会を頂き、大学の駅伝部に所属する選手の体を診るようになりました。選手たちへのケアコンディショニングを通じて、「胸郭のしなやかさや背骨の柔軟性はすごく大事だな。」と感じることが多くあります。

”胸郭が動かない”選手が多い!

胸郭(きょうかく)とは、胸部に位置する籠状の骨格です。
12個の胸椎や12対の肋骨、1個の胸骨から構成されます。

胸郭で囲まれた空間には肺や心臓などの臓器があり、胸郭はそれらを保護する役目があります。それだけではなく、呼吸運動にも大きな役目を果たしており、胸郭の形状や運動性が呼吸機能に大きく関わります。

駅伝部の選手たちを診ると、胸郭の運動性が失われており、体をひねったり、横に倒したりする際の胸郭のしなやかな動きが著しく低下している選手が多くいます。

背骨の生理的湾曲を取り戻す

背骨の生理的湾曲を獲得することが、人間本来の胸郭の運動性を維持するために必要です。脊椎と肋骨が関節を形成し、胸郭の形状や運動性に大きな影響を与えるからです。

背骨を横から見ると「S字カーブ」のように配列されています。

脊柱の主な機能は

・頭部や体幹の支持
・体の側屈・屈伸・回旋などの運動機能
・神経の保護

です。

積み木のように積み重なる脊椎の配列を整えて、ゆがみや捻じれを修正することでしっかり機能します。

背中やお腹、骨盤周りの筋肉が硬くなると骨の配列や位置が崩れ、それがゆがみや捻じれとなって体のバランスに影響を及ぼします。

リ:スタイルポールの有効性

背骨のコンディショニングを行うにあたり、高い効果を発揮するのが”リ:スタイルポール”。背骨の形状に合わせて作られており、上向きに寝るだけで自然と背骨のアライメントを整えてくれます。

上向きに寝るだけではなく、深呼吸をして横隔膜の運動性を高めたり、肩甲骨を動かしたりすることで胸郭の動きをさらに引き出すことができます。

以前noteに書きましたので、こちらをご参考ください。
リ:スタイルポールの商品紹介サイトや商品開発を行った【株式会社 KINETIC ACT 】さんのホームページも合わせてご覧ください。

【株式会社 KINETIC ACT】

【プライマリーメディカルサポート】

【リ:スタイルポールの商品紹介ページ】

最後に

胸郭の動きを獲得することはランナーにとって重要です。「ただ走るだけでしょ?」と感じるかもしれませんが、決してそうではありません。

特に再現性が求められる陸上競技では、なるべく体への負担を少なくして、良い運動連鎖で関節を動かすことが必要となります。またそれを続ける力も求められます。

私がお伝えしたコンディショニング法を実践している選手から

「以前と比べるとかなり走りやすくなりました。」
「お尻で走る感覚を段々と掴めるようになりました。」
「走り終わった後にいつも出ていた背中の張り感があまり出なくなりました。」

という声を頂き、改めて背骨コンディショニングの重要性や必要性を感じています。

是非お伝えしたことを継続してもらい、パフォーマンス向上に役立ててもらえるとうれしく思います。

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