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背骨を整えるリ:スタイルポールの有効性について

今回は背骨のコンディショニングツールとしてとても高い効果を発揮する「リ:スタイルポール」について書いていきます。

なお今回の記事を書くにあたり、商品を開発された株式会社KINETIC ACTの岡崎さん・金子さんのお立場を最大限配慮する形で、あくまで私が一アスレティックトレーナーとしてこの商品を使用させていただいた所感をお伝えします。

このリ:スタイルポールを購入して数年が経ちますが、本当に素晴らしい商品だと感じています。実際にこれまでのケア&コンディショニング業務で活用し、選手から大変好評でした。

「これまで使用してきたポールとは効果の出方が全然違った!形状が背骨に合っているから、乗っているだけですごく気持ちが良い。」
「高さや形状が身体に適しているから、安全に運動ができて良いですね。」
「動き出しの前に少し乗るだけで、股関節や肩周りの動きが良くなって身体への負担を少なくできるから良いですよね。」

身体の不調で悩む人やさらなるパフォーマンス向上を図りたい競技アスリートにとってとても有益なコンディショニングツールになると強く感じます。

実際にプロ野球選手の自主トレで使用し、長年抱えていた股関節の症状が改善されたケースを記事の後半で紹介します。より多くの人にこの商品の素晴らしさを届けて、活用してくれる人が増えてくれるといいなと思っています。

リ:スタイルポールとは?

まずはじめにリ:スタイルポールをご存知ない方のために、リ:スタイルポールについて簡単に説明します。

こちらの商品の開発者は株式会社KINETIC ACTの理学療法士である岡崎さんと金子さんです。身体の不調や競技パフォーマンスの低下につながる背骨のゆがみやねじれを修正し、姿勢を改善するために作られた商品です。

【株式会社 KINETIC ACT】

【プライマリーメディカルサポート】

【リ:スタイルポールの商品紹介ページ】

こちらのリ:スタイルポールに後頭部・胸椎・お尻の3点を密着させて、仰向けに寝ることで背骨の自然な湾曲を意識することができます。仰向けに寝るだけでなく、ポール上で呼吸をしたり、肩甲骨や股関節を動かしたりすることで背骨のゆがみやねじれを改善し、体幹機能や関節の可動域の向上を図ります。そうすることで腰痛や肩こりなどの症状緩和および予防、競技パフォーマンスの向上、姿勢の改善といった効果を大きく期待できます。

身体の下にあるのが「リ:スタイルポール」。

この商品の大きな特徴は、何といっても「形状」「高さ」です。

①形状

リ:スタイルポールの形状は従来の丸い形ではなく、「八の字」のような形になっています。人間の背骨の形状に合わせるために作られていて、それが背骨のねじれやゆがみに大きく作用するとされています。

②高さ

私がこの商品を初めて目にしたとき、形状はもちろんのこと、ポールの高さが低いことにびっくりしました。

従来のストレッチポールと比べると非常に高さが低いことがお分かりになるかと思います。代償動作を伴わない運動が可能となり、身体への負担を最小限に抑えることができます。

なぜ背骨のコンディショニングが必要なのか?

私がこれまで競技アスリートの治療やリハビリに関わってきて感じることは、すべての選手に背骨のコンディショニングが必要ということです。背骨の生理的な湾曲を保つことが隣接する関節への負担を少なくし、競技動作における力の伝達をスムーズにしてくれるからです。

背骨の生理的湾曲が崩れてしまうとそれに伴い、肩甲骨や骨盤、股関節が影響を受けて、関節が良い位置で運動できなくなってしまいます。その状態が長く続いてしまうと、関節の周りにある軟部組織に大きな負担がかかり、障害につながりやすくなります。

プロ野球選手に使用した実例を紹介します

数年前に宮崎で行われたプロ野球選手の自主トレをサポートする機会がありました。その自主トレに参加していたとある選手にリ:スタイルポールを使ったコンディショニングを行ったら、長年苦しんでいた股関節の症状が解消されたケースを経験しました。

骨盤の動きがかなり失われていて、関節の周りにある軟部組織にストレスがかかっていそうな状況でしたが、治療と段階的なエクササイズ処方、そしてセルフコンディショニングとしてリ:スタイルポールを練習前後に必ず行ってもらいました。

そうすると身体の機能がかなり改善し、以前まであった股関節の症状をほとんど感じなくなるまでに改善できました。

「股関節を曲げたり、内側にひねると痛くて全然できなかったけど、今は大丈夫。もも裏にあった嫌な張り感もいつの間にか感じなくなってるし、いつもよりかなり身体が動くよ。」

選手本人は「この症状はもう付き合っていくしかないのかな・・。」と思っていたみたいですが、段階的に身体の機能を上げていけば、症状は改善することを実感したそうです。

選手本人に「何が効果的だと感じたか?」を聞くと、

「球団で教えてもらったエクササイズをやっているとき、変なところが張ってきちゃって、正直うまくできている感覚がなくて。でも教えてもらった運動をやるといわれたところがちゃんと効いてきたし、背骨もシュッとする感覚があって、それが良かったね。」

と答えていました。

プロ野球の第一線で活躍する選手へのケア&コンディショニングを通して、背骨の湾曲をしっかり整えて、代償動作を伴わない運動を行う重要性を学ぶことができました。

自主トレで使用した球場。宮崎は暖かくて、食事がおいしくて、とても良い場所でした。

終わりに

プロ野球選手の使用実例を交えて、背骨を整えるリ:スタイルポールの有効性について書きました。

リ:スタイルポールを使った背骨のコンディショニングを日々の生活に落とし込み、選手が自分自身の身体を調整できることがとても重要です。良質なコンディショニングツールを上手く活用し、障害予防競技のパフォーマンス向上につなげていきましょう。

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