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金利は直ぐには上昇しない?24年春以降の相場を占う指標とは

今後の相場で焦点となるのは、①日本の金利(日銀の動向)と、②アメリカの雇用統計(またはそれに関連する指標)の悪化。これまでもこの2つは最重要素だったけど、今後はより注視するべき要素。そしていずれも遅かれ早かれ"必ず"悪化する(`・ω・´)キリッ

2024年3月19日、日本銀行はYCC(イールドカーブ・コントロール)の撤廃を決定した。YCCは、日銀が2016年9月に導入した取り組みで、長短金利をコントロールするもの。内容としては短期金利をマイナス金利にして、長期金利を国債の買い入れで0%前後で推移させることで調整するというモノ。

YCCを撤廃すると、この0%前後で抑えていた長期金利が~1.0%超まで上昇してしまう。そうなると、企業の収益性は悪化し、積極的な借入も減ることから日本経済が失速する。つまり株安の原因になる。

リスク資産の買い入れも終了したが・・・

投資家の間では前述した長期金利の上昇(悪化)とリスク資産(ETFやREIT)等の買い入れ(買い支え)策の撤廃もあり、これらを悪材料とした先行売りがあるのではないかと先物売りが入った。ところが実際には余り調整はされずに上昇し続けた。

なぜだろうか?まだ実際に長期金利が上昇していないからか?ETF買いは2024年に入って1度も無いからか?・・・いや、それらもあるだろうが、恐らくは違う。(いや、かすってはいるけど)

YCCの終了報告と一緒に、月間6兆円前後の長期国債の購入継続も決定していた。これに気付いたので、ワイは今回すぐさま買いに入った。おかげで+1,060円の利益!ワイ天才!!!(∩´∀`)∩ワーイ

※実際には所属している証券会社のアナリストから「国債も買うよ」と報告を受けただけだったがそこはワイの名誉の為に隠しておこうwwwwwwwwww

https://note.com/to_gyu_shi/n/n382a05a580e1

(´_ゝ`) 証券ディーラーで1億円の利益を出して、手元のいくら残るか分かる?個人投資家だと約8,000万(税金20.315%)だけど、ディーラーだと2,000万ちょっと・・・(;´д`)(会社の取り分+税金でごっそり・・)

それでも、会社にいないと今回の情報も抜けていた様に、政治班やオプション班、為替班とかがいて、それぞれが役割分担しながら情報を交換しているところに6000万円以上の価値はあるとおもっている。いや、そう思いたい。そう思わないとやっていけない・・・(ry

さて、横道にだいぶ逸れてしまった。

月間6兆円前後の長期国債の購入継続する意図は、金利の急激な上昇に伴いマーケットが混乱しない為とされている。(ショーターどんまい・・)更に深堀りすると、国債の購入でも金利が抑えられずに、長期金利が急激に上昇する様な場合には、機動的に買入額を増額したり、指し値オペなどを追加することで抑えたい。と、しっかり書いてあった。

指し値オペ|証券用語解説集|野村證券 (nomura.co.jp)

(/・ω・)/ < めっちゃ金利の上昇に敏感で草wwwww

マーケットではマイナス金利の解除=金利の上昇と互換されていたが、しっかりと情報を読み解けば金利の上昇は否定されていた。

(;´・ω・)ん?いや、でも国債って償還されるくね?

そうなんです。2024年度に償還される国債は約68兆円ある。毎月6兆円程度の買い入れを~と明記してあったので、相殺するとほぼ±0円くらいで相殺されるイメージ。ただ一方で、日銀は別で600兆円以上の国債を持っているので、ストック効果で長期金利が抑えたいとしている様です。

バブルは序章が終わり、1章の幕開けか?

他方で、植田日銀総裁はスピーチでこう述べている

「バランスシートの縮小は考えている。将来のどこかで買い入れ額は減らしていくゾ!!」(゚Д゚)クワッ!

日銀が国債を購入した際に使用される金額は償還年にもよりますが、数十兆円は現金としてマーケットにフローされる。その現金がどこに流れるのか?に今後は注視したい。が、恐らく植田総裁の発言から最も有力なのは株式市場であり、次に候補として上がるのはアメリカ国債。いずれの場合でも先物にとってはポジティブ(上昇)要素ではある。

だから40,000円に載せたからと言って、または日本株の神様cisさんが投げたからと言って、株のバブルが終わった様には思えない。むしろ、更なる上昇に向かっているのではないか?とも思う。

今後、注視すべきポイント

以上のことから今後、現時点で注目すべき国内指標のポイントは以下の2つである

①長期金利の
②国債残高の

ここまで述べた様に、日銀は長期金利の上昇にひどく怯えている様子が伺える。長期金利が上昇することで経済の失墜(株安)に繋がるからだ。また国債残高の減少も市場に流すマネーストックが枯渇するという意味でやはり株安の要素となるだろう・・。

ただ"急"の文字を強調した様に、じんわりと、やんわりと騰落するようならあまり影響は無いかもしれない。いや、影響はあるんだけど、間接的な影響で他が主因となってくる様な気がする。で、恐らくコレを狙っているんじゃないかと想像している。(ただの想像)

個人投資家も長期金利と国債残高はググれば直ぐ出てくるので、ワイのnoteを買って(くれてい)ないユーザーもこの2つを定期的に見ればある程度予測はできるかもしれない。

もちろん、引き続き、有料noteの方では情報が入り次第、即、更新する。(ポジ出しが最優先)

FOMCは織り込み済みの可能性も高いが・・・

アメリカで警戒したい要素は何と言っても雇用統計。

失業率については上記の通りで、直近3カ月平均の失業率が3.90%を超えるかどうかは先ず抑えつつ、4.20%とか4.30%といった頭1つ抜ける様な上昇も売り要因になるので覚えておくと良い。

で、なぜパウエルさんは利下げをしないかっていうと、いまは雇用統計の結果が良い(インフレ)からしない。雇用統計の結果が悪いと、金利を引き下げることで改善させる。だけど、雇用関連の指標で特に悪い状態が見られないので現状維持になっている。

ただ物価と雇用はそれぞれ別方向に動いているので両者のバランスを取るのは難しく、いずれ必ず悪い方向に動く。つまり雇用統計もいつか必ず悪化する。

・・・が、利下げに関しては既に織り込み済みの可能性もある。いくらかは影響するだろうが、パウエルさんのスピーチとかその影響度の方が重要だと思う。

だからどっちかって言うと、どっちも大事だけど、アメリカよりも日本の政治経済を注視した方が良さそう。(Twitterでの関心はアメリカ市場だけど)

有料noteでは、情報を咀嚼して上昇すると思ったら買いポジを先出し、下落すると思ったら売りポジを先出ししています。余裕があったら理由も書いているので良かったら見て行って下さい('ω')ノ  一応、今のところ月間損失は無しです('ω')ノ

参考ソース


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