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教職員だから気付ける!? 子供の心のSOS 2つの場面

コロナ禍もあり、お子様のメンタルヘルスも変わりつつあるといったニュースも耳にするようになりました。
保護者の次に、お子様に接する機会が多い、教職員の皆さまはいかがお感じでしょうか?

「子どもの心のSOS」でも書かせていただきましたが、心のSOSには様々なサインがあります。

今回は、教職員の方にご参考になればと思い記事にさせていただきます。保護者の方にもご参考にあることがあるかもしれませんので、ご関心ある方はぜひ、ご一読ください。

さて、子どもであっても家庭と学校では見せる顔が違います。当然ですね。家庭では見えないサインに
、学校だからこそ気がつく場面があります。
これは、教職員だからこそ気付けるサインと言えそうです。
基本的には”以前とは様子が異なるとき”が要注意です。
では、その2つの場面についてみていきましょう!


場面①  授業中に現れやすいサイン

☑ 積極的に授業に参加しなくなった
☑ 授業中に集中できず、ぼんやりしている
☑ 居眠りが多い
☑ 宿題を忘れることが増えた
☑ 成績が急に下がった
☑ ちぐはぐな発言が増えた

こころの不調を抱えると不眠が現れやすくなります。授業中に眠そうにしていたり、独りごとを言ったりと授業に集中できていなさそう、他のことに気を取られていそう、場にそぐわない言動が頻繁にあるようだと、心のSOSかもしれません。
家庭では「起こす」・「(学校に)行かす」ことに集中してしまいがちで、眠たそうにしていること自体にはあまり関心をもちません。

「夜までゲームしてたんでしょ?」
「だらけてないで、やることやりなさい!」
ぐらいにしか考えないでしょう。まさか、(眠そう)が心のSOSサインだなんて思いもよりません。
親は、起きて学校に行けば元気に楽しくやっていると思っているので、日中の様子は気に留めません。

成績についても似たようなところがあります。
テストの点数は把握していても、普段からの学力の変化やそれへの態度の変様は気が付きにくい部分です。
つまり、学校生活に関して、親は「点」でしか把握てまきないことが多いということです。

日中の関わりが多い教職員の方々には、そういった背景も踏まえて、子供たちを見ていただけると助かります!

場面②  友人関係の中で現れやすいサイン

☑ 昼休みなど、友人と遊ばなくなった
☑ 独りで過ごすことが多い
☑ 仲の良かった友人と距離ができている
☑ その子に話しかけようとする同級生がいない
☑ 周囲の子から特定の役回りばかりを依頼されている

友人との関係はご家族や先生には相談できないことが多いものです。
普段のご様子から、「いつもと少し違うな?」と思われたり、「あれ、関係が変わったのかな?」と思われたら、少し声をかけてあげるのも方法のひとつです。
個人的な経験ですが、年代によっては友人関係がもっとも大切な時期というのがあったように思います。そういった時には、些細なことがとても大きなストレスになってしまいます。

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