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ママ・パパだって不安いっぱい!子供の心のSOS 4つのサイン

こころのSOSには様々なサインがあります。近年はメンタルヘルスという言葉も浸透しはじめ、多くの企業が対策をとろうとしています。
しかし、学校現場やご家庭ではいかがでしょうか?
子どもにだって、メンタルヘルスはあるのです。
毎日のように報道される、児童虐待やいじめの問題。もちろん、被害に合われた方の気持ちを考えると、いたたまれせんが、周りの子どもたちへのケアは十分なのでしょうか?

この記事では、特にお子様に特化したメンタルヘルスについて話そうと思います。まずは、こころのSOSに気づくことから始めましょう。
子育て中のママ・パパ、最近、子どもの様子がおかしいと感じたことはありませんか?
それは、こころのSOSかもしれません。
この記事では、そんなサインに気づくポイントや対処法をご紹介します。


こころのSOSに気づこう! よくある4つのサイン!

悩みやストレスで、こころがダウンしそうなときは、身体や行動にSOSサインが現れます。
「今まではこんなことなかった」、「どうも様子が違う」といった、ちょっとした変化に気が付くことがSOSサインを捉える第一歩です。
たくさんあるSOSサインのうち、一般的によく見られる4つのSOSサインをご紹介します。

「睡眠」・「食欲」・「体調」・「行動」の4つの面です。

次のようなサインが続いてる場合は、お子様から話を聞いてみましょう。
つらい症状が長く続くようなら、専門家に相談するのもひとつです。
では、「睡眠」から見ていきます。

★ 睡眠 ★
(お子様が)
 ・布団に入っても、なかなか寝付けないようで、ガサガサしている。
 ・遅くまで夜更かしすることが増えた。
 ・朝、起きるのがつらく、なかなか起きてこれなくなった。
 ・睡眠リズムが悪くなった(就寝、起床時間や睡眠持続時間がバラバラ)
 ・眠れないと言うことが増えた
 ・明らかに寝すぎている

睡眠は身体の疲れやこころの疲れを緩和し、その日経験したことを整理したり、記憶を定着させたりと、心身を修復する大事な時間です。
よく眠れることは大切ですが、寝すぎることもまた変調の兆しとなります。通常、睡眠中はレム睡眠とノンレム睡眠が繰り返されています。

この周期は個人によって異なりますが、約1時間程度で8回繰り返すと言われており、”睡眠時間は8時間程度がいいよ”と言われているのは、このためです。お子様の場合は、もう少し長く繰り返されます。
子どもの睡眠時間を研究する『アメリカ国立睡眠財団』では、理想的な睡眠時間を発表しています。
◎0~ 3ヶ月=14~17時間
◎4~11ヶ月=12~15時間
◎1~ 2歳 =11~14時間
◎3~ 5歳 =10~13時間
◎6~13歳 = 9~11時間

★ 食欲 ★
(お子様が)
 ・食欲がない、食べる量が減った。
 ・逆に食べ過ぎる(過食)。
 ・特にパンやご飯、お菓子などの炭水化物を欲しがる。
 ・急に痩せた、あるいは太った。
 ・最近、体重をとても気にしている。

このようなことはありませんか?
大人も調子が悪いと食欲がわきませんが、それは子どもも同じです。食欲がないと言う子どもに、訳もきかずに「食べなさい!大きくならないよ!」などと大声を出していませんか?
お気持ちはわかります。大事な子どもです。よく食べて、元気に育ってほしいと思いますからね。
けれど、その食欲不振はSOSサインかもしれないということも、頭の片隅に置いておいてください。

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