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【旅行記・全公開】この街に大切な場所がある。この街に大切な人がいる。~Day1

2022.6.11(Day1)

始めに

題名の通りです。この題名が今の僕の気持ちです。
連日Twitterでも取り上げていた通り2022年6月11日から13日にかけての3日間、東京都を中心に首都圏を旅して回りました。メインの目的は6月12日に横浜日産スタジアムで開催されたMr.Childrenのライブ「半世紀へのエントランス」に参加すること。そして都内の思い出の場所と行きたい場所へ伺うこと。そんなライブ観光という二つの目的を兼ね備えた今回の旅で味わった多大なる感動と幸福と感謝の気持ちを何としてでも形に残したいと思い執筆を開始しました。またその気持ちをどのようにしたら上手く伝わるのか考えた結果、とにかく膨大なボリュームの写真と文章でその時々行く先々で見て感じたことを丁寧かつ盛大に羅列することが最適だと考え、満遍なくまとめてみました。そしてその旅の道中で撮影した写真をほぼ全て見て欲しい、紹介し尽くしたい、という思いも込めて1つの記事に収めるのではなく自分史上初の3本仕立てに仕上げています。

本記事はそんな最高の旅が幕を開けた初日6月11日、2019年の夏以来約3年ぶりに北海道から東京へ旅立ったあの印象深い1日の思い出を書き記していきたいと思います。写真集のような感覚で気ままに眺めて楽しんでいただけると幸いです。

出発

前日は金曜日。普通に残業して退勤するといういつも通りの夜で、帰宅してからは速攻でキャリーバッグに荷物を詰め込んで旅の支度。何とか睡眠時間だけは確保しようということで早寝し、7時間睡眠の後明けた朝は薄曇りの空。若干の仕事の疲れを残したまま地下鉄福住駅のターミナルから空港行きのバスに乗り込みました。
11:30新千歳出発のフライトに何とか間に合わせるべく、札幌から空港に着くまでに約一時間、空港に着いたらお土産を買って荷物を預けてラーメン食べて…そんな風にやるべきことを常に頭に入れつつ、そのために必要な時間を上手く逆算して確保することを心掛けていました。のんびりした旅行もいいけど、同じ時間を過ごすならテキパキと行動してやりたいこと全部詰め込むようなスケジュールも充実していて面白い。自分はそういう旅行の楽しみ方が好きなのかもなと思わされます。

空港に到着したのが9時30分頃。何ともう既にミスチルのツアーTシャツやグッズを身に纏った方々をチラホラ見かけることができて嬉しくなりました。

北海道に来た!!って感じする写真ですよね。
僕はここから旅立ちます。
なんだか雨模様になってきた。

お土産を買って荷物を預けて空港館内を散策。飛行機の搭乗ゲートの様子を見れるスポットがあるのでのんびり眺めてみるのも楽しい。他にも離陸、着陸してくる飛行機の様子も見れます。

次の日には彼らと出会い、彼らの音楽を生で浴びることができると思うと非常にゾクゾクしていました。

続いて館内の紀伊国屋書店にてMr.Children特集が組まれた雑誌「Pen」を購入。前々から買いたいと思っていましたがようやくこのタイミングで。新千歳から羽田まで約1時間半、機内で読みましたがMr.Childrenの30年の歴史を紐解いていくような内容で面白かったです。

改めて、今回の旅の主な目的はMr.Childrenの30周年記念ライブ「半世紀へのエントランス」横浜日産スタジアム公演へ参加すること。
世界一大好きなバンドのライブを観に行けてその上東京を中心とした首都圏観光まで。3年ぶりに降り立つ地で何ともボリューミーな内容で、日程詰め込み過ぎて本当に全部見て回れるのか、、、そんな膨大な期待と贅沢すぎる不安を抱えたまま朝食(もはやランチの時間帯)で毎度おなじみ北海道ラーメン道場の中でラーメンを頂きました。

「弟子屈ラーメン」さんにて魚介しぼり醤油チャーシュー麺。魚介出汁の味濃いラーメンが堪らなく大好きです。

この旅をより満喫するべく一週間前くらいから一切ラーメンは食べないというルールを自らに科していたので、いざこの日を迎えて頂いた味は最高級に美味かったです。
食事を頂いた後は手荷物検査場を抜けて搭乗待合室にてフライト時間までPenを読んだり手帳に書きこまれた日程の最終確認。

史上初公開となる僕の手帳に記載された旅のスケジュール。行先とその際に用いる交通手段と料金、必要時間が簡潔にまとまっている(つもり)。

旅行前の1,2週間はこれを作り上げる作業が楽しいんですよね。泊まるホテルを考えるところから始め、そこを本拠地として行きたい場所をメモ用紙にリスト化して移動時間や料金を考慮して線で結ぶ。時間の関係上泣く泣く断念した場所はもちろん発生するが、それはまた次来た時の楽しみにとっておこうということで今回の旅中でできることを最大限楽しみ尽くせるような日程を詰め込む。次第に出来上がって来たものをこのスケジュール帳に清書という形で書き込む。出発前に改めておさらいする。
もちろんこの設定した日程通り進めた試しは無く、あくまでも目安として。設定した時刻よりも早く行動することを心掛けると間違いなく余裕を持って行動できるのでオススメです。

出発予定時間10分前になり飛行機に乗り込むと意外にも雨が酷かったことが確認できました。行きの便は高校の修学旅行ぶりの利用となるANAの機体です。

景色を見たいがため、何としてでも窓側の席を確保するというマイルール。

離陸後しばらくの間は雨と風の影響なのか機体が揺れまくりですごく乗り心地が不安定だったのを覚えています。
数十分後、分厚い雲を突き抜けると広がっていた満点の青空をが広がっていて感動しました。

もはや地球というか宇宙を感じた瞬間。
着陸態勢に入り、見慣れない街の光景を機内から眺めるあの時間が好きです。

羽田空港到着

13時過ぎ頃、羽田空港に到着。

こちらは曇っているものの雨は降っていない模様。
預け荷物を受け取り、「東京モノレール」に乗り都心部へ。

モノレールって良いですよね。バスとも地下鉄とも路面電車とも違う、街中を建物と至近距離で空中飛行しているような感覚。地元に存在しない乗り物なのでワクワクします。

車窓から

羽田空港からモノレールにて浜松町駅へ向かい、そこから山手線に乗り換えて鶯谷駅へ。一泊目に利用させていただくホテルのチェックインを済ませます。

山手線といえばこの歌。タイトルの通り、個人的山手線テーマソング。平手友梨奈の妖艶な佇まいと歌声が響く昭和歌謡テイストの名曲です。

この歌が収録された欅坂46のサイレントマジョリティーのシングルを聴きながら乗車していたのですが、自分が実際に最後に山手線に乗ったのは2019年。当時はまだ欅坂46というグループが存在していて活動していたことを思い出し、3年という月日の長さをしみじみと実感していました。

鶯谷駅に到着してからは入江駅方面へ徒歩15分ほどの場所にあるホテルを目指します。方角でいうと東の方へ。「言問(こととい)通り」という大きな道路。道を真っ直ぐ歩いていると高く聳え立つ東京スカイツリーが真正面でお出迎え。僕は今"下町"と呼ばれるあそこら辺に向かって歩いているのか、とようやく気付きました。東京に来た!って実感した瞬間でしたね。

高校の修学旅行でスカイツリーを観に行ったことを思い出した。いつかまた浅草近辺も散策したい。

一泊目は「ベッセルイン上野入谷駅前」さんを利用させていただきました。14時30分くらいにチェックイン。

先月の名古屋旅行でもお世話になったベッセル系列のホテル。安定のコスパの良さでした。
天井が高くて開放感あふれる室内。
住宅街に囲まれたホテルって感じでした。

9階建てのホテルのようですが僕が泊まったのは8階の部屋でした。ホテルの予約をする際のコメントで"可能であれば高層階のお部屋をご用意していただけますと幸いです。"といった内容の一言を添えて送ったところその通りご用意していただけたので感謝です。

阿佐ヶ谷駅

重たいキャリーバッグを部屋に置いてラウンジでウェルカムドリンクのコーヒーを一杯。一息ついたら高校時代の親友N氏が待つあの街へ目指します。

阿佐ヶ谷駅。

ホテル最寄り駅の入谷駅から日比谷線で茅場町駅へ、そこから東西線で中野駅、JR中央・総武線に乗り換えて遥々阿佐ヶ谷駅へ。"直通"という概念を覚えていれば中野で乗り換えずに行けたと知りました。東京って難しい…。

都心部からは割と離れた場所にあるものの駅前は人通りは多くお店がたくさんあって栄えているイメージ。
阿佐ヶ谷パールセンター 商店街

駅前から少し離れると何となく古き良き町並み感。

友人を待っている間にほんの少し散策。
東京にもあったんだこんなキレイな街が。

15時30分頃。阿佐ヶ谷駅北口にてこの近辺に住む友人N氏と合流し、彼の自宅まで共に徒歩で向かいお邪魔しました。同じ地元で同じ高校の同級生。大学は違うものの頻繁に顔を合わせカラオケや居酒屋に行く仲でよく気心が知れた大切な人。毎年12月末に僕が主催する年末歌い納めカラオケ大会にも必ず参加してくれて共に馬鹿やってくれる奴。僕が先月名古屋に行く前日の夜、GW休暇で実家に帰ってきた彼とすすきので呑んだことも記憶に新しい。大学卒業後は上京して一人暮らししているので、僕も東京へ行く機会があればぜひお邪魔したいと思っていました。東京の生活ならではの楽しい点、困難な点、仕事の話、思い出話、いろんな話を聞けてすごく楽しい時間を過ごすことができました。

細い道がどこまでも続いている迷路のような住宅街。道の途中に小さい公園や遊具や遊歩道などもあったりしてほのぼのとした面白い光景でした。

友人宅で少し休憩した後はまた話しながら駅前へ戻り、喫茶店「gion」さんへ。彼とはこの後夕食で渋谷に行くまでずっと同行してもらいました。

オシャレな外観。
ワッフルと名物のブルーハワイソーダのバニラアイスフロート。

阿佐ヶ谷駅の名物、名店として有名らしくて足を運べるこの日を待ちわびていました。写真では伝わりにくいかもしれないけどこのフロートの入ったグラス、下手したら小さい金魚鉢クラスの大きさのボリュームでした。ワッフルも焼き立てで噛み応えがしっかりしていて美味い。ジャム、バター、マーガリンなどをお好みでテイストできる模様。この日は空港で頂いたラーメンくらいしかまともな食事をしていなかったので、小腹が空いてきたこの時間帯にはちょうど良い軽食でした(カロリー高すぎ)。また機会があれば来ます。ごちそうさまでした。

渋谷駅-ぼてぢゅう

日は沈みかけ、僕らは酒を呑み交わすべく阿佐ヶ谷を後にして都心部へ向かいました。「これぞ大人の修学旅行だね」なんて会話を繰り広げ阿佐ヶ谷駅北口からホームへ向かうあの瞬間は忘れられないですね。
阿佐ヶ谷駅から中央・総武線で新宿駅へ、山手線に乗り換えて渋谷駅へ。地図上ではそこそこ距離はあるものの、30分もかからず渋谷まで行くことができたことには衝撃を受けました。しかも220円という安さ。我が地元札幌圏の交通料金の高さが全国的に見ても異常なので、移動距離に対する価格設定の違いには毎度驚かされます。
渋谷駅で降りると空を覆うくらいの高層ビルの多さにも驚きでした。この近辺をのんびり歩き回ろうと思っていましたが、少しすると霧雨が降って来たので早めにお店に入って雨宿りをする作戦に変更。

背の高いビルが立ち並ぶ渋谷駅前。

宮益坂を上り「お好み焼き ぼてぢゅう渋谷店」さんへ
以前より長年お世話になっているフォロワーさんからオススメしていただいたお店で、いつか東京へ赴いた際には必ず行きたいと思っておりました。
この日は土曜日。週末ということもあり行列ができていましたがここで絶対諦める訳にはいかず、雑談しながら30分ほど待つことに。

胸の中の約束の場所へ
ひやしあめサワーで乾杯!
最高です。

明日ライブということも気を遣ってくれたのか、とりあえず一杯だけ乾杯。分厚くて大きいお好み焼きと鶏のから揚げ(北海道ではザンギ)を美味しくいただきました。改めてこの東京という地で地元の友達と再会できた喜びを噛み締め、今の仕事やこれからの将来の話、2015年の秋に修学旅行で東京に来た時のお互いの班で繰り広げられたくだらないしょうもないエピソードなどの思い出話、昔の恋バナ等をして盛り上がりました。彼とは家族構成や育ちも似ていて、お互い妹同士も同じ高校の同じ部活の先輩後輩関係にあたる。恋愛観も似通っているらしく、共通して歳上の女性が好みな傾向にある。また「男らしさってなんだろう?」という共通の悩みで通じ合えていたことも嬉しかったです。妹のいる長男ってどこもこんな感じなのかな()

…話は大分逸れましたが本当に良きひと時でした。いくら高校時代の友とはいえ一度も同じクラスになったことが無かったので初めて聞いた話もあって面白かったです。本当に会話の波長が合うので改めて最高の友を持ったなと嬉しい気持ちになりました。素敵な時間を過ごすことができたぼてぢゅう渋谷店さんに感謝。ごちそうさまでした!

渋谷駅-ミヤシタパーク

食事が終わり外に出てみると本格的に雨が降っていました。バッグに入れて持ち歩いていた折りたたみ傘を出して引き続き友人と渋谷の夜の街を少しだけ散策することに。
ゆく当てもなく適当に歩きました。とりあえず宮益坂をさらに上って左折、美竹通りを下って大きな商業施設が見えたのでその中に入って色々見て回ろうということに。唯一分かるのは遠くに見えたタワレコの看板。あれがタワーレコード渋谷店か!と心躍らせたことをよく覚えています。

美竹通り
美竹通りと直行する明治通りの歩道橋より。ここからあのデカい商業施設的な建物に入れるみたいだったので向かいました。

近づいてみると、なんとあの見慣れた光景が。櫻坂46の名曲「Buddies」のMVにも登場するあの場所じゃん!と。このロケ地、都内のどこかにあるんだろうなとは思っていたもののまさかの今歩いている場所。渋谷のド真ん中。偶然目に飛び込んできたその光景に目を眩ませました。本当にこの時まで知りませんでした。

この印象的なアーチ状のフレーム。

この商業施設が「ミヤシタパーク」という名前だったということが発覚したのは旅行が終わってこの記事を書いている時です。「Buddies ロケ地 渋谷」で検索して知りました。

この写真のブレが興奮を物語っている。
ミヤシタパークと僕。記念に撮ってもらいました。
雨降りの夜の東京、渋谷。綺麗だ。

このミヤシタパーク、飲食店をはじめ服屋・雑貨屋さんなども揃っているみたいなので晴れた日の日中などにゆっくりショッピングを楽しんでみたいなと思いました。
"渋谷に来たからにはあの有名なスクランブル交差点へ行こう"、そんな気持ちが働き、日本一有名な横断歩道を渡ってきました。流石は土曜日の夜、人通りが多いこと。ここが日本の中心かと感動したのを覚えています。

渋谷スクランブル交差点。ここまで来ると明るすぎてもはや昼かと思った。

ここ渋谷から友人N氏と共に山手線に揺られながら今回の旅初日はフィナーレへ。新宿駅にて僕らはお別れし、彼は再び阿佐ヶ谷へ、僕は鶯谷へ。大都会の中心で再会できたこの喜びを嚙み締めつつ、僕らは別々の日常へ。
ありがとう。


鶯谷~入谷-ホテル夜

この日、昼に荷物を預けに行った時と全く同じルートでホテルに帰ります。鶯谷駅から入谷方面へ。また同じく言問通りを東方面へ15分くらい歩きました。相変わらず雨は降り続いており、感じたことのない高すぎる湿度に驚いたのを覚えています。道を歩いていると雨雲で覆われた夜空の中に際立って眩しい灯りと存在感を放つ東京スカイツリーが再び御目見え。
まさにMr.Children の「エソラ」の歌詞の"雨に降られたら乾いてた街が滲んで綺麗な光を放つ"の歌詞を体現しているかのように、雨で濡れた地面が建物や街灯のライトに照らされてそれが反射しているようで空気が綺麗に見えました。雨降りも悪くないなと自分の中で納得させていました。

ライトアップしたスカイツリー

ホテルに着いたのが22時30分頃。
23時まではラウンジでウェルカムドリンクとお茶漬けの提供があったため、軽く一食頂きました。

思い返せばこの日の朝の出発は早かった。とにかく歩いた。明日は早起き。明日午前中に2泊目のホテルに荷物を運ばなければならない。そのあと横浜に向かうための時間確保は大丈夫か。ついにあの方と会える。そしてMr.Children のライブが待ち構えている。本当に万全な状態で明日を迎えることができるだろうか?という若干の不安を抱えながらも室内で少しのんびりした後にベッドに入りました。24時30分頃。

そんな不安と興奮で頭が冴えてしばらく眠ることはできなかったけど、旅先では毎回そんな感じ。スッと眠れた試しがないです。
そんな些細なことからも今旅行してるなぁと実感しました。


1日目終了

3年ぶりに上陸した首都圏を旅した1日目。高校時代からお世話になっている友達との再会、初めて見る阿佐ヶ谷の街の風景、久しぶりの大都会。渋谷で呑み交わした感動。充実しまくりの一日でした。

2日目はついにMr.Childrenのライブ「半世紀へのエントランス」横浜日産スタジアム公演へ。そしてTwitterで長年お世話になっている僕のTLにおいて切っても切れないような関係にある、もっと言えば僕の人生においてかけがえのない存在のあの方との出会いがありました。そんな超大物ゲストを迎い入れたもの凄いボリュームの一日、2022年6月12日の様子を本記事の続編としてまとめました。

2日目の記事もどうぞよろしくお願いします!


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