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映画チラシ集めの思い出

前回の記事に続き、「映画」にまつわる懐かしい思い出を綴ってみたい。

前回、自身が8歳のときに、初めて劇場で洋画を観賞した話しをさせていただいたが、そもそも映画に興味をもったのは、5歳上の兄の影響であった。


当時、中学1年の兄は、クラスで映画のチラシ集めが流行っていたらしく、友人と一緒に都内の映画館の受付を巡り、次回上映予定の映画のチラシをもらい廻っていた。

集めたチラシをキレイにファイリングし、家でゆっくりと、悦に入った表情で眺めていた兄のことを今でも何となく覚えている。

今思えば、そのファイルを見せてもらっているうちに「映画」に対する興味が湧いてきたのだろう。

後日、そんな弟の想いを感じとったのか、はたまた自分から申し出たのかは覚えていないが、一緒に映画に行く運びとなったのである。
(詳細は前回記事に書いたとおりです)

初めての映画鑑賞から2週間のあいだに計3本の映画を鑑賞した私は、それぞれ訪れた映画館の受付嬢から、兄がしっかり次回上映作のチラシをもらっているのを見て、「なるほど、ここでもらえるんだ」と理解した。

その後、週末や長期休暇を利用して、兄にくっついて新宿や渋谷の映画館巡りを経験していった私も、少しづつチラシをゲットしていったのだった。

(新宿ピカデリーで配布されていた「華麗なるヒコーキ野郎」のチラシ 引用 : info@eiga-chirashi.jp)

(引用 : info@eiga-chirashi.jp)

映画のチラシは基本、映画館の受付や館内にあるチラシ置き場から頂くのだが、当時はチラシやポスター、パンフレットなどの売買を行う専門店も存在した。

覚えているのは、新宿花園神社近くのビル1階で営業されていた「クリエイト鷹」という小さな店である。

ここにも兄に連れて来てもらったのだが、狭いお見せの壁に、いろいろな洋画、邦画のポスターが沢山貼られている光景に感動したことを覚えている。
取り扱い商品となるチラシやポスターは、確か値段別に映画の名前が書かれた一覧表のようなものがあり、そこから気に入った商品(映画名)を告げると、引き出しから商品を取り出し、客側が確認して問題がなければ「売買成立」といったシステムの店であったと記憶している。

「タワーリングインフェルノ」という大スペクタクル映画のチラシは300円くらいで売られていたのではなかったか? ↓

あと、うろ覚えだが、当時、謎の店舗がいくつか集まっていた中野ブロードウェイの4階に「堀谷商店」(確かそんな名前)という店があり、そこでも映画のチラシやポスターの売買をしていたので、何度か兄と足を運んだ記憶がある。

とても懐かしい。。。。
確認は出来ていないが、両店舗とも、さすがに今はもう無いのであろうか。。。

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