「徳川将軍珈琲」を、飲みたいな。
夜中の2時40分ごろ、僕は胃もたれで起きた。
昨晩「がんばろうパーティー」と称したアレがいけなかった。
子供さんたちとの夕食の食卓で、
セブンイレブンの金のビーフシチューを「さんぶんこ」して(=「半分こ」を子供さんたちと僕の3人でやるから)、
ロングライフだと思って生協で買ったら賞味期限あと半月だったデニッシュあんぱんを「さんぶんこ」して、
ちーかまを「さんぶんこ」して、
おまけにチーズフライを追加して
~ 3人で「おいしいねえー」「おいしいねえー」と調子くれておったアレがいけなかった。歳をとった。いや大人な胃袋になった。
子供さんたちは見事に消化したようだ。熟睡しておる。
「ストレス下で暴食する癖がないか?」と、僕一人が夜中にスケジュール帳に書き込む始末。
子供さんたちのパパが急性骨髄性白血病で緊急入院して、僕が急遽付き添い、手続き、近しい大人の僕が、子供さんたちだけにしないよう、お家に泊まりこんだのが1月15日。長くてあっという間の13日。
以来僕のスケジュール帳は、予定は1日3つだけ。あとは全部、記録と振り返り。仕事はストップをかけたまま。という状態だ。
記録の「1秒日記」につきあって下さってるみなさんに、久しぶりに僕の「書き文」を呼吸してもらえているだろうか。今、エッセイ「小人閑居」を書いてた当時のノートPCを取り出してこれを書いている。
あああああ、一人の時間に使う慣れた技能って、なんて自分に優しいんだ! ゲームのコントローラーとPCのキーボードの躍動感は、似たところがあるんだ。
「1秒日記」はスマホの音声入力でデータ蓄積に特化しているので、キーボードは半月ぶりだ。
「これほど貴重な記録はないから、後日必ず誰かが電子書籍に編集する。それまで添削・校正しない!」と決めてあるので、読んでくださるあなたも読みにくいでしょう(笑)
お客様に出すプレゼン資料に「ん?」てとこが残ってると、もうそれだけでリズムは崩れてしまう。
だから、僕自身も誤字脱字と全角半角不統一が目についちゃうとこまで仕事で訓練されている。
なので、あの入力しっぱなしの低品質は、自分にとって拷問だったりする。
読んでくださるあなたに、非常に失礼なことをしているのはわかっている。ほんとにごめんなさい。
そして、地獄の釜の底にいきなりズデって落ちちゃったような不本意な4年間の始まりの今、「スキ」を押して励まして一緒に走っててくださるあなたに、本当に感謝しています。
僕ひとりではもたない。力を貸して。
(ちなみにどう貴重かって、
10万人に5人程度の発症率の珍しい病気で、
命に関わる病気への取り組みで、
本人の入院闘病記録じゃなくって、
家族看護の記録で、
介入と記録を担当してるのがコンサルタントで、
ゴール設定と心身セルフケアについて若干のノウハウを共有できて、
しかもゴール設定はパパさんの5年生存がメインじゃなくって、家族メンバーの子供さんたち2人の5年後に向けて、
という”課題の外へ放擲したゴール” ← これが「ゴールがうまく機能するコツ」の1つだったりするので。
従って、闘病するはめになった人、看病するはめになった人、仕事や人生でいきなり想定外が起きた人、何か刺激を受けて成長したい人、働くお母さんや働くお父さん、業務あふれやメンバーの疲弊をなんとかしなきゃな人、これからリーダー的な役割を果たす人…たちに、何か響くマインドセットや使える情報を含んでいるはずなので。)
でもね。
やれやれだ。
僕だってドバイ出張行きたかったよ。
いったん仕事リセットだから。なにもなくなった。
片足を義足に変えなきゃならなくなったベビリンに、「今の記録をとっておけよ。君じゃなきゃ励ませない人がいっぱいいる」って真顔で言ったのは、松の内だったよ。くっそ、4日後の自分にブーメランで帰ってきたぜ。スパーンと。
コーヒー飲みたいなあ…。
と、ため息つくのも、嗜好が大人になってて。
タバコはキッパリやめちゃったから。
子供さんたちと
「なあ、僕コーヒー断ちしたら、ちょっといいかなあ」なんて話して、
カルディのコーヒーはもらうけど、基本的にいままでかぱかぱ飲みまくってたコーヒーを断っている。パパさんの初回退院日までがまん。
その日には、サザコーヒーの「徳川将軍珈琲」(ほんとの字は徳の心の上に横一文字)飲むんだ。
あれは、ほんとに、いいんだ。
「最大値の2割」ぐらいで構わないから、ご機嫌でいたい。いろいろあって、いろいろ重なって、とてもご機嫌でいられない時の「逃げ場」であってほしい。そういう書き物を書けたら幸せです。ありがとう!