【パン屋開業への道#1】 飛騨に夫婦でベーカリーを開業したい!
僕の近年の夢は、飛騨高山で奥さんとパン屋を開業すること。
奥さんが手作りのパンを売って、僕はデザイン業の傍、コーヒーをお客さんに出す。笑顔が絶えない、人情あふれるあたたかいお店にできたらと妄想しています。
開業するにはまだまだ時間がかかりますが、夢を実現するまでの軌跡を、これから定期的に記していこうと思います。
今回の記事では、僕ら夫婦についてや、ベーカリー開業の抱いた経緯、これからの展望や現状を記していきます。
僕ら夫婦について
2020年現在、僕は31歳、奥さんは27歳。5年ほどの交際を経て、2019年に結婚しました。
奥さんは交際当時からお祝い事があるたび、パンの腕を振るってくれました。手前味噌ですが、美味しいですよ(笑)。現在はパン教室に通ったり、検定をとったりと、順調にスキルアップに奮闘中です。
ちなみに僕はパンづくりの腕はからっきしです(笑)。僕のすべてのパンの知識は「焼きたて! ジャぱん」のみで形成されています(少しは勉強しなくちゃな……)。
夫婦で何かを一緒にやりたい!
交際当時から奥さんと「何かを一緒にやりたい!」と話していたが、その「何か」が見つからず数年。ある日、奥さんがふと「パン屋さんで働くことに憧れてた」とつぶやいた。そうか!僕が奥さんの夢に寄り添えばいいんだ。
「なら一緒にパン屋さんやろうぜ!」少しだけ未来が見えた気がした。
デザイナーはどんな夢だろうと支えになれる仕事
パン屋開業の夢について、踏み入った話をしようとしても、「まだ自分の本気度がわからない」、「そもそもどういった道のりで夢へ向かっていいのかわからない」と、課題は山積み。だけど考えていたって前には進めない。今はただひたすら目の前のことをやるしかない。
ありがたいことに僕の職業はデザイナー。奥さんの夢がパン屋だろうが、セレクトショップだろうが、共に足並みをそろえて歩いていける。
「俺の仕事はどんな夢だろうと支えになれるから、もしパン屋を諦めたとしても、他の夢を見つけてがんばろう!」
僕は僕で、自分ができることを通して奥さんの力になりたいと強く感じた。
今はただ作り続けるだけ。たまの失敗もバネに
奥さんの休みの日は、いつもひたすらパンを作ってる。以前、一緒に作ったこともあるんですが、パンづくりってすげ〜大変。材料の分量、温度調整、発酵に焼成……。完成までに時間がかかるし、工程すべてにおいて手を抜けない。
もちろん失敗も何度も見てきました。失敗するたび深く肩を落とす奥さんの姿を見るたび「本当に本気でやってるんだな」と改めて感じさせられます。
コーヒーの勉強をはじめました
そんな本気な奥さんの背中を見るたびに、「もっと俺にできることはないだろうか」と考えるようになった。デザイナーとしてはもちろんだが、自分も何かに挑戦してみたいと感じ、最近コーヒーの勉強を始めました。
個人的にコーヒーは大好きだし、パンとの相性もバッチリ。またコロナ禍でのおうち時間を有効活用できる。
ひとまず機材を一通り購入。
感じたこととしては、毎朝自ら淹れて飲む敷居の低さとは対照的な、底なし沼のような奥の深さ。豆の種類・炒り方・挽き方はもちろん水、淹れ方、分量、フィルター etc... 一体どこまでこだわればいいんだ!? さらにはカフェラテや、エスプレッソ、アメリカンなどの亜種も存在……。
あ、これ底が無いやつだわ。けどそこが面白い!
最近ではラテアートを絶賛練習中ですが一向に成長しません(笑)。
確実に、1歩ずつ進んでいこう
まだ課題は山積みですが、最近ある一歩を踏みだしました。
それは、知り合いのパン屋さんから業務用のパン窯を譲っていただけるようになったこと。正直窯の大きさにはたまげましたが、SNSでパン屋になる夢を語ったところ、ものすごい量のいいねとコメントをいただけた。
支えてくれる人や応援してくれてる人が背中を押してくれる。少しずつでもいいから、着実に前へ。計画を立てながら歩いていきます。
続く……
デザイナー / クリエイティブディレクター
竹本 純
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