秋の東北 アウトバック車中泊旅(前編)
2019年の秋に東北地方を車中泊しながら回ったときの記事です。
敦賀港からフェリーで秋田港まで行って、龍飛岬、十和田湖、八幡平、鳥海山、美人林、飛騨古川と5泊6日の車中泊旅に行きました。
今回はその前半をお伝えします。
1.目的とルート
千葉に住んでいた頃は、車中泊旅で行った北限は裏磐梯の五色沼でした。
その裏磐梯より更に北の十和田湖や八幡平の紅葉がとてもきれいと聞いていたので、紅葉に合わせて2019年10月21日~27日の5泊6日(初日はフェリー)の車中泊旅を計画しました。
結構な長旅なので、この記事は2部構成とし、前編では秋田港から秋田県大仙市の道の駅までの様子を書いてます。
その前半のルートはおおよそ以下のとおりです。
2.一日目と二日目
新日本海フェリー
敦賀港から秋田港への船旅は約20時間で、朝の5時過ぎに到着します。
因みに港では船のwifiが使えますが、沖合いではテレビもネットは使えません。
翌朝、下船のために甲板で待機していると、船体が大きく開いて眩しい光りが差し込んできます。
これから旅が始まる、という感動的な瞬間です。
十二湖
秋田港を出て海岸線を北上していき、JR五能線の「十二湖駅」の少し手前で右折、その道を上って行くと景勝地「十二湖」に到着します。
最初に見えるのが「八景の池」で、このあたりはまだ標高が低く紅葉も始まったばかりという感じです。
下の写真は「大池」で見たちょっと愛嬌のある「もみじ」です。
このあたりでは紅葉真っ盛りです。
だんだん人が増えてきたので、有名な「青池」には行かず、そのまま龍飛岬に向かいました。
龍飛岬
十二湖から国道101号線にもどり、海岸線を北上しながら途中で十三湖経由で龍飛崎に向かう「龍泊ライン」に入ります。
この龍泊ラインは海岸の崖を削って道を通しているため、道が上下左右にうねっていてパワーの無い車にはちょっとつらい道です。
景色を眺めるたに車を止め、振り返ったときの様子が上の写真です。
さらに進んで龍飛崎近くまで来ると、紅葉した「ブナ」と緑の針葉樹が混在したパッチワークような所ががありました。
この後、龍飛岬に到着しましたが、特に見るものも無いので、途中で湯の沢温泉で日帰り入浴し、道の駅「たいらだて」に向かいました。
この温泉も道の駅も素朴で、この夜は特に静かでした。
3.三日目
十和田湖
この道の駅「たいらだて」と十和田湖は100kmほど離れています。
この日の活動時間を確保するため、朝の4時に出発し7時前には十和田湖プリンスホテル横の「ふるさとセンター駐車場」に到着しました。
朝食の後、周りを散策すると、ここ十和田湖は紅葉真っ盛りでした。
ただ小雨が降っていたので写真撮影にはちょっと不利です。
左の黄色い木が「カツラ(桂)」、中央の赤いのが「ナナカマド」、右のオレンジ色のが「ホウノキ(朴木)」です。
オレンジ色のホウノキを見たのは始めてです。
この十和田湖周辺の道路は黄色の木が続いていて、黄色いトンネルのようでした。
一方、有名な発荷峠は霧に包まれ、十和田湖を俯瞰できませんでした。
八幡平
下の写真は八幡平に向かう途中に休憩がてらに撮ったもので、この頃にはすっかり晴れてきました。
この辺には黄色い木が多いです。
だんだん紅葉に感動しなくなって、この辺ではあまり写真を撮らずじまいでした。
八幡平アスピーテラインを上がっていくと、道路際から紅葉とともに「ふけの湯」の露天風呂が見られ、まさに日本ならではの風景でした。
角館の武家屋敷
ふけの湯から折り返し、このあと田沢湖を経由で武家屋敷で有名な角館に向かいます。
どの屋敷も林の中という感じで、その落ち着いた雰囲気と家の構えに精神的豊かさを感じました。
明日は、鳥海山と加茂水族館(くらげ水族館)に向かう予定なので、少しでも距離を稼ごうと大仙市の道の駅かみおか「茶屋っこ一里塚」に向かいました。
お疲れ様です。
ここまで読んで頂いて有難うございました。
後編(鳥海山、クラゲ水族館、美人林、飛騨古川)は下の記事からご覧いただけます。
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