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Cloudflare(クラウドフレア)とは?

CloudflareでSEをしていますmakotoです。クラウドフレアにSEとしてジョインしてから約1年が経過しようとしてます。社内で良く言うのはこの会社での3ヶ月は約1年に相当するという言い方が良く使われ、スタートアップの様に常日頃、様々なかたとコミュニケーションを行ったり、慌ただしくキャッチアップの毎日です。Noteで海外企業のカルチャーやクラウドフレアに関して投稿出来ればと思います。 

先日、yuriさんの投稿でクラウドフレアの紹介がありましたが、私も入社してから驚いた点はいくつかありました。例えば、クラウドフレアがクラウドセキュリティのソリューションを展開してるのは知ってましたが、会社名がクラウドのファイアウォールをもとに名付けたのは知りませんでした。。

A friend of Matthew’s suggested that they were creating a “firewall in the cloud,” so it should be known as Cloudflare. 

今回はみなさんが普段、動画の視聴やショッピングされる時にかかせない インターネットのお話を出来ればと思います。

1. ドメイン


1995年にインターネットがパソコンの普及やインターネット接続が開始になってから、日本のインターネットの歴史も大きく変わりました。ウェブサイトの数も急激に増えました。ドメイン名に使われる「com」や「gov」や「edu」や「jp」などといったトップレベルドメイン(TLD) があります。 今では、地域独特の「.tokyo」「.osaka」「.nagoya」などもご利用可能となり、2018年に東京のドメイン「.tokyo」は登録管理件数10万件が突破され、地域名TLDでは「.london」を上回り世界第1位となっています。2019年12月にドメイン名の登録情報の管理など行う米企業のVerisignが発表した記事では登録済みのドメインは3億5980万といわれています。前年より登録済みのドメインは1740万増えており、全体の5.1%上がっています。下記のグラフから、「com」や「net」が定番で人気高いですが、ニュージランド領土の「tk」や中国の「cn」などの国別TLDもランクインしています。

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現在、クラウドフレアでは2,700万のドメインに対してDDoS攻撃対策やCDNなど様々の提供を行っています。リバースプロキシのマーケットでは81%のシェアがあり、登録済みのドメイン全体の12.9%がクラウドフレアを利用されていると言われています。みなさんが知らずにアクセスされてるウェブサイトやFortune1000のサイトのバックエンドでクラウドフレアが利用されたりしています。そのようなグローバルスケールを支える技術やインフラを社内で開発・運用を行っています。

今年4月にJ-Streamさんが公開している国内CDNシェアのレポートでは日本語サイトのCDNシェアでトップを獲得しており、DDoS対策とあわせてCDNとしても国内では知名度が上がってきています。

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2. DNS(ドメインネームシステム)

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2018年4月からCloudflare(クラウドフレア)ではAndroid・iPhoneやPC向けに無料のパブリックDNSサービス「1.1.1.1」を提供開始を行いました。DNSは各ユーザーの端末からインターネット上のウェブサイトにアクセスされる際、ウェブサイト等のIPアドレス(数字のみ)とドメイン(いわゆるURL)のを電話帳の様に紐付け、ネットワーク上で提供する仕組みです。DNSはいわばインターネットに欠かせない機能の1つで、最近では接続スピードの高い・安全性のあるパブリックDNSも増えてきました。

「1.1.1.1」の特徴はアクセス時にユーザーののIPアドレスを記録せず、セキュアなサービスで、サーバーへの応答速度も世界最速のDNSリゾルバーといわれています。毎日約200 億のDNSリクエストが行われています。2019年9月には高速VPN機能「Warp」をDNSサービス「1.1.1.1.」に追加したことを発表しました。Cloudflareでは「VPN(Virtual Private Network)の意味がわからない人のためのVPN」と表現しています。

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iPhone版はこちら

Androidはこちら

1.1.1.1 for Families

今年4月には新サービス「1.1.1.1 for Families」の追加を発表しました。「1.1.1.1 for Families」は、これをさらに一般向けに発展させたもの。DNSのレベルでアダルトコンテンツやマルウェアをブロックすることで、安全にインターネットを使えるようにすることが目的です。「1.1.1.1 for Families」は、マルウェアだけをブロックするDNSと、マルウェアとアダルトコンテンツの両方をブロックするDNSの2つが提供されています。IPv4とIPv6の両方に対応。

Malware Blocking Only
Primary DNS: 1.1.1.2
Secondary DNS: 1.0.0.2

Malware and Adult Content
Primary DNS: 1.1.1.3
Secondary DNS: 1.0.0.3

3. 採用情報


クラウドフレアでは今年7月にオフィス開設に伴い、日本マーケット向けに採用を行っています。新型コロナウィルス感染症拡大に伴い、多くの企業や人々の生活に影響を与えました。しかし、クラウドフレアは今年夏採用予定のインターンの枠を倍増したり、他のポジションも引き続き採用を行っています。東京オフィスのポジションもエンジニア、営業、サポートチーム、マーケティング等幅広く採用予定ですので、下記リンク先から詳細のご確認お願いします。経験者の採用が主体の求人ですが、その前に聞いてみたい事があればDMください。

追記:

Cloudflareの様々な資料やツール情報をQiitaにまとめて公開しましたので、そちらもあわせてご確認お願いします。

長文になりましたが、最後まで読み切っていただきありがとうございます。


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