リスタート記念日
今日は、少し真面目に病気のお話です。記録、と表現した方が正しいかな。
昨日ね、やっと私を理解してくれて安心してお任せできる先生に出会えたのです。だから、なんだか昨日「ここが私のスタート地点だ!」と思えたのです。この半年以上の休職、闘病はなんだったんだと思ってしまうけど。会社の皆さまにも多大なるご迷惑をおかけしておりますが・・・申し訳ございません、必ず元気に回復して戻りますのでもう少し甘えさせてください。
私の通院歴は以下のとおりです。
2016年12月 胃腸炎や微熱など体調不良が続き、初めての心療内科。診断名:心身症と過労。仕事を休みたくなく、運転も必須なため薬は漢方。が、効き目がまったくわからず、結局3月頃通院をやめました。
2017年9月 明らかに前回よりも症状が重く、めまいで倒れることも。出社しては吐き、冷や汗が止まらず、周りの言っている言葉も理解できず、フリーズ状態。電車でボロ泣き。ちなみに今回と前回で違っていたのは、症状の重さだけではありません。「何が、誰が原因か」今回は自分でもわかっていました。よって、診断名:適応障害。そして2ヶ月の休職宣告。安定剤投与開始。
2ヶ月休職するも、調子は悪くなる一方。
2017年12月 「鬱になってきてるかもねぇ」と主治医。でも曖昧。抗うつ剤が追加され、不眠に悩まされていたため睡眠導入剤も強いものになり、副作用に苦しみました。食欲がないというか、気持ち悪くて何も食べれませんでした。毎日ルイボスティーだけが頼り。この頃みるみる痩せて、約11kg体重が落ちました。1月末まで休職延長宣告。診断書には「適応障害」。
2018年1月 結局ちっとも良くなりません。どんどん増えて行く抗うつ剤。鎮静剤も追加。睡眠導入剤もMAX量。3月末まで休職延長。
2018年4月 復職に向けて抗うつ剤強化。半ばから復職。職場のみんなは相変わらず優しくて嬉しかったし、久しぶりに毎日化粧をしたり仕事服を選んだり、朝出勤前にカフェでドリンクをテイクアウトするのも楽しかったのに。それなのに。
身体がついてきません。それがとても辛くて、やっと戻れたと思ったのに、また振り出しに戻された気がして。さらには最初の休職時より大きなリスクまで背負ったような気がして。みんなが「あいつは弱い」「あいつ結局だめじゃん」「辞めてしまえばいいのに」と思っているんじゃないか。自分を追い詰めて追い詰めて、負のループ。立ち上がることさえ困難になりました。
2018年5月 いつもどおり通院のため病院に行くと、診察室のドアに「再診の方は5分以内で」済ますよう貼り紙がされていて、こちらの病院に不信感を覚えました。初めて母親にも同席してもらって、現状を伝えるも結局話もまともにできないまま薬を増やされて、7月末まで再休職の診断書を発行してもらいました。診断書含め、診察料約9500円。高いなぁ、とずっと思っていましたが他の精神科に行ったことがないのでわかりませんでした、友達に聞いてこれはやはり高いと最近知りました。事前にそのあたりは少し調べていたので、「もう少し自宅から近い病院に転院したい」と適当な理由をつけて紹介状を書いてもらいました。
そして、昨日、ネットで調べて評判のよかった精神科に転院してきました。
今まで通っていた病院はそこそこ大きく、カウンセラーさんも医師も数名ずつおり、血液検査などをしてくれる看護師さんもいて、広いし、綺麗なところでした。
昨日から行き始めたところは、小さな個人病院で、待合室もどこかのお家のリビングのようなかんじ。真ん中にガラステーブル。それを囲うように長ソファと、椅子が数客。受付の方々は皆さんテキパキしつつも対応は穏やかで安心できました。先制もひとり。
名前を呼ばれて、診察室に入るとおじさん先生が優しい笑顔で出迎えてくれました。先生はゆっくり、且つ簡潔に私に現場までの経緯や家族との関係など質問しては手書きでカルテにばーーーっとメモを取っていました。でも私の目を見て話を聞いてくれるので、ほっとできました。時には心の奥底に封印していたような幼少期や学生時代の痛みも突かれて、涙がこぼれつつも、優しく話を聞いてくれました。
ひととおり話をしたあとは、診断として「うつ病」、そしてアダルトチルドレン、自律神経失調症、自信欠如、対人関係能力欠如も補足として伝えられました。その後細かに内容を説明してくれて、私の性格をぽんぽん当てて話してくるので「メンタリストDaiGoかよ・・・すごい・・・」と心の中で何度もツッコミ入れながら、「ようやく私をわかってくれるひとに出会えた」と心がほっとほぐれていくのも感じました。この先生になら安心してお任せして回復できそう、と思えました。
いまの飲んでいる薬がやや異常だったようで、今後はその薬を少しずつ正常に直していきつつ、ゆっくり焦らず治していきましょうとのことでした。
昨日から、改めてスタートした私の鬱との生活。
闘病、という言葉は使いたくない。鬱を悪者にもしたくない。もうなってしまったから仕方ないし、誰かのせいにもしたくないし、自分のこともこれ以上責めたくない。
私の大学時代の友達に、うつ病の子がいました。その子は大学入学よりもっと前からうつ病だったようで、去年会ったとき笑顔で「うつ病10th Anniversary!!もう大親友だよ*^^*」と言っていて。素敵だな、と思ったんです。
うつも自分の一部として認め、受け入れ、一緒に歩いていく。うつ病は目に見えないから完治した実感も境目がどこかわからないし、再発も多い病気だから、そこで一喜一憂するのなら、もう全部丸ごと受け入れちゃえばいいんだなと。
体調が悪い日は「あ、今日はそんな日なんだねぇ〜休もう♩」
体調が良い日が続けば「最近いいかんじじゃん!やりたいことやろ♡」
そんなかんじでいいのかなって。
難しく考えると、無理しちゃいそうだもん私。笑
「誰かのために何かしてあげたって、それは誰かの得にしかならないんだよ。誰かのためを思って行動することはいいことだよ、信頼関係を築いたりする上でもね。だけど自分を犠牲にしてまですることじゃない。まずは、自分のために、もっと何かしてあげて。今のあなたは、特に。」
昨日母にこう言われました。たしかになぁ。
自分の素直な感情を丁寧に汲み取って、自分のために何かしてあげたり、自分自身を大切にしてあげたいと思いました。
はい。そんな私のリスタート記念日。2018年6月1日。
今日はなんだかいい気分。
好きな音楽を聴いてなんなら歌ったりしちゃってる。
ネイルも塗り直した。それくらい、気分がいい。
こんな日がずっと続けばいいんだけどね。
なかなか人生甘くない!けど甘いものばかりじゃお口の中が大変。
しょっぱいものも、からいものも、酸っぱいものも、大事大事。
それからたっぷりの水分。今日も、もちろんルイボスティー。
それでは、皆さん今日は天気もいいので
水分補給を忘れずに潤いのある日々を♩
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